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真友



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【この小説が収録されている参考書籍】
真友
真友 (講談社文庫)

真友の評価: 3.50/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

引っ張った割に拍子抜けな真相

『発端』の章は事件を境に激変する親友同士を思春期〜青年期で追ったもので、
『転結』の章は事件の究明がメインと2章立てだが、冒頭の事件の真相だけを
知りたければ、『転結』から読んでも正直差し支えない構成。前半を注意深く
読んでも、大友が怪しそうな素振りを見せるものの、犯人達の動向は不明だし、
何より後半で出てくる関係者達が登場しないので推察のしようがないからだ。

『転結』で一気に解決へと迫るが、そのトントン拍子に進む様に、コンビの辣腕
ぶりに唸るというより、むしろ13年前の捜査が抜かり過ぎだと感じてしまう。
また向田が隠れていた訳も、和尚の協力の理由も、真犯人達が取り込まれた原因も、
よくある“闇社会”絡みで安易に片付けているので、説得力がなくすっきりしない。

一方、『発端』はメロドラマのような展開をダイジェスト的に描いているのだが、
エピソードの詰め込み過ぎに感じた。一々が丹念に描かれていないので、麻衣の
激変ぶりも、一瞬女に現を抜かして目標を見失いかける隆史にも違和感を覚えた。
真友Amazon書評・レビュー:真友より
4062173387

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