思い出は心を豊かにもすれば、苦しめもする―小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴…、そうした小さな手がかりから、依頼人の思い出に寄り添うようにして、人や物を捜し出していく“思い出探偵”。

老舗呉服屋の邸宅で発見された首吊り死体。

舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。

思い出は人を幸せにも不幸にもする――京都府警元刑事が始めた「思い出探偵社」をめぐる、切なくて懐かしいハートフルミステリ第二弾。

猛暑が続く京都市内で、女性の絞殺体が発見された。被害者は染織作家・由良美津子、39歳。

講演中の救命医が爆破死傷事件に巻き込まれた。現場に駆けつけた救急救命士に向かい、彼が言う。

失踪した母、殺害された父。そこから悲しみの連鎖は始まった。

予備校生殺人の事件を追う、鬼刑事・目黒一馬。

法で裁けぬ悪人抹殺を目的に警視庁が極秘に設立した“暗殺部”。

レインボーテレビ地下倉庫での爆発に巻き込まれ、東京臨海中央署地域課の巡査部長・日向太一はこの世を去った…はずだった。

バブル経済絶頂期、大学生の大江波流と鷹西仁は、政治家と小説家になる夢を語り合う親友同士。

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。

デビュー作の絵本がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられた過去を持つ。

水面下で武装化を図る市民団体〈パグ〉を内偵中の公安0課作業班員・藪野と友岡は東雲の武器密造工場に侵入。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

猛暑の八月、東京で謎の死体遺棄事件が露見した。連続強盗事件で逮捕された相澤直樹が、「桧原村に死体を埋めた」と突然告白。

作家デビュー10年を記念して、いま話題の乱歩賞作家がこれまで発表してきた10の短編を一冊にまとめた、著者初の短編小説集。

故郷の島根を離れ、映画監督を夢見る青年、門川誠一。今は大阪でアパート管理のバイトで生活をしていた。

東京臨海中央署の日向太一は、地域課の巡査部長ながら、その驚異的な身体能力が認められ、ある特命を下される。

初冬の温泉郷で発生したフグ毒殺人は、公安vs巨悪「頂上対決」の幕開けだった―。

「燃える氷」メタンハイドレートの研究施設で起きた密室殺人事件。

豪奢な一軒家で、執拗に切りつけられた惨殺体が見つかった。

警視庁人事一課、通称ヒトイチの若手監察係長・榎本博史は、警視庁内部の不正に昼夜目を光らせていた。

大分・湯布院温泉で見つかった他殺体。被害者は九州ヤクザの大物・相良陽一だった。

首都圏を中心に密造銃を使用した連続殺人事件が発生した。

完全黙秘の容疑者。その背景には何が? 後山の指令で、長く完全黙秘を続ける男を取り調べることになった大友。

キャリア女性刑事が挑む、感涙ミステリ! 京都市内のビルで女性の不審死体が見つかる。

特殊班に配属されたばかりの同期の女刑事が、立てこもり事件で人質の身代わりとなって拉致された。

風見菜緒は文芸編集者でシングルマザー。ある朝、長くスランプに陥っていた作家の久米武人から電話で起こされた。

服役中の男の告白――墨田区の不動産業者の強盗殺人事件は、意外なところから容疑者が浮かび上がった。

朝の通勤ラッシュ時に、満員の乗客を乗せた電車が脱線した。

池袋の繁華街。雑居ビルの空き室で、全身二十カ所近くを骨折した暴力団組長の死体が見つかった。

丸の内のオフィス街で爆破事件が発生。現場の物流企業で事情聴取を行った一之瀬は、企業脅迫事件と直感する。

視察のため来日したニューヨーク市警のブラウンには裏の目的があった。東京で失踪した旧友を個人的に捜すのだ。

吉祥寺のコンビニでアルバイトをして暮らす“おれ”(バツイチ・息子あり)は、家事を終えると夜な夜なバーに繰り出す。

レインボーテレビに監禁された嶺藤を救出するため駆けつけた日向の前に立ちはだかる最凶の敵・クリムゾン。

「SD」特殊部門として組織された即応班は、公安部局の中では「体制の犬たち」と揶揄されていた―。

刑務所にぶちこんでやりたい―。人気プロ野球選手が膝の手術を担当した名医を刑事告発。

京都の地元情報誌の記者・国吉冬美は、尊敬するルポライターの杉作舜一が京都に来ていることを知る。

孤独に暮らす老婆と出会った、大学生の総司。

都内の運河沿いで、帰宅途中のOLが強盗に襲われ、殺害される事件が連続して起きた。

料理研究家・水谷有明が依頼を受けたのは和食レストランのメニュー開発。

京都の小さな町で、遺書らしきメモとともに34 歳の女性・小倉由那の遺体が発見された。

全焼した自宅から精神科医の焼死体が発見された。自殺か他殺か。

利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

京都府警の元刑事、実相浩二郎による「思い出探偵社」では、わずかな手がかりから依頼人の思い出の人や物を見つけ出す。

石工会社の社長が、採石場で岩の下敷きになり亡くなった。調査を頼まれたケンジは、現場に残されていた黒い粉に気づく。

人は誰しも、人生という「階(きざはし)」を歩いている。上っているのか、それとも下っているのか。

リベンジポルノの相談が大学院生の綾子から村野ら支援課に持ち込まれた。

同時発生した警察を狙う異様な事件。晴山警部補は、警視庁内で同僚の拳銃自殺を目の当たりにした。

宮澤賢治は、親友の女学校教師・藤原嘉藤治から不思議な話を聞く。教え子の父親が、電信柱が歩くのを見たというのだ。

鏡ばかりの部屋で発見されたエリート医師の遺体。自殺とされたその死を、検事・志藤は他殺と疑う。

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。

五年前、渋谷で殺人を犯し、国際手配されていた船田透が突如帰国するとの情報が、追跡捜査係の西川大和の許に入った。

探偵・川庄が活躍する「吉祥寺探偵物語」シリーズ第2弾。