甘い罠



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初公開日(参考)2013年01月
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長編小説

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甘い罠 (講談社文庫)

2016年09月15日 甘い罠 (講談社文庫)

料理研究家・水谷有明が依頼を受けたのは和食レストランのメニュー開発。糖質制限食をメインにしようと提案する有明だったが、社長と意見が合わない……。糖質制限食がいかにいいか社長にも必死でプレゼンするが、和食界の重鎮である有明の師匠との料理対決をして勝つこと、を条件にされてしまった。果たして有明は師匠に勝てるのか。糖質オフは身体にいいのか、悪いのか!? 女子に効く! 新ジャンルミステリー。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

甘い罠の総合評価:7.60/10点レビュー 10件。Cランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

甘い罠の感想

 まず、ミステリーではないです。

 作者が糖質制限のことを書きたかっただけの小説です。

 経営や外食産業に詳しい方、糖尿病の方、栄養士の方、農業をされている方などは、ありえない設定や微妙な間違いなどが気になってしまうと思います。

 巻末の糖質制限について書かれている文章が一番おもしろくためになると思います。

モカジャバ
2R17WFJN
No.1:
(10pt)

甘い罠の感想

「甘い罠」というタイトルからどっぷりミステリ小説を思い浮かべるが、これはいわば日本人の「食」のあり方を考えた食の文化論小説ともいえる。
女性を中心にブームとなっている糖質制限ダイエットをテーマに、大変勉強になる小説です。間違ったダイエット法に警鐘を鳴らすだけでなく、日本人の「食」の文化史を掘下げた奥の深さもうかがえる。どこか「美味しんぼ」に「料理の鉄人」の要素を加えたようなストーリーでもあります。
タイトルの「甘い罠」の意味が分かったとき、真の「食」のあり方が見えてくるかも知れません。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8:
(4pt)

糖質制限の物語として成立している。

糖質制限の本に関しては、かなり読み込んだ。そして、実際体験した。なるほど、余分な体重がおち、体が軽くなった。さまざまな糖質制限の商品開発にも取り組んだ。そして、説明した。でも、何か、言い表せないものが残っていた。雲南省にいたときは、ご飯が美味しくないので、食べないと言う選択肢はあった。しかし、日本に来て思ったのは、ご飯って美味しいと言うことだ。よくぞ、こんな美味しいモノがあるのだと感心した。コメには日本人の知恵と経験の伝統が集約されている。
 主人公は、料理研究家の水谷有明。25歳の時に和食に関する本を出版して、人気を集めている。日本食レストランのメニュー開発を、大型スーパーマーケットを運営するオゾングループより依頼される。水谷有明の父親は、冷凍食品を販売するキョウレイ食品の企画開発をしている。「手軽に鉄人シリーズ」の和食を担当している。
 有明は、オゾングループの契約農家を見て周り、それを材料とした和食のメニューを作るのだ。オゾングループは、地産地消を掲げ、原則80キロメートル以上の物流を避けて、その地域にある農業と共存したいと考えていた。地域にはいろんな料理があり、それを掘り起こすことを考えていた。
 オゾングループの和食レストランを企画するのが、八牧英二。山形県の西根の農家の出身。西根ほうれん草が有名だ。なにわ伝統野菜の服部白瓜と言う特産品を使ったあんかけ焼きそばがヒットして、英二は抜擢された。八牧英二は農家の思いを大切にしたいと思って企画する。国産の野菜が美味しいと思って欲しいと思っている。
 水谷有明の父親が、どうも重度の糖尿病である様子なので、料理療法をする池辺クリニックを紹介したら、医者嫌いだった父親が、医師の意見を受け入れてその食事療法を実践して、糖尿病を脱し、体重も減り健康になった。その食事療法は、糖質制限だった。米などの炭水化物を控える食事法だ。
 和食の根幹は、お米をいかに美味しくいただくかにあるが、それを真っ向から否定される。
人類が生まれて400万年、農耕が始まったのが1万年前。炭水化物を得られるようになったのは、人類史から見れば、ほんのわずかな間だ。炭水化物が手に入らない時代は、肉や果実、キノコなどを食べていた。糖質こそが、生活習慣病を作り出したと父親が言うので、糖質制限の本を片っ端から読み、ケトンが重要であることを有明は知るのである。
 そのようなことを、オゾングループの社長である城田に説明する。城田が、水谷有明を採用した人だった。城田は、その炭水化物を人間が得ることによって、哲学や宗教や文化が生まれた。糖質で人類が滅びるならば、それを違った道を見つけるのも必要だという。著者は、佛教大学のセンセイでもあるので、仏教の視点から食を考えた考察があるのがおもしろい。
 日本食が、世界遺産に加えられたと言うことは、それを支えた農業や漁業があるからできたのだとも痛感する。日本のコメ文化は、さまざまな形態で発酵し発展した。城田は、水谷有明と師匠の呉竹定一と昼ごはんメニューで対決させる。  呉竹は、塩麹味の玄米栗ご飯、白味噌をつかったほうれん草のおひたし、粥のあんかけ鱧入り蕪饅頭、米油かけ冷奴、麹味噌の味噌汁を出す。コメをフルに使う。水谷有明は、コメを使わない料理を出す。結果として有明は負けてしまうが、城田はいい経験だと言って引き続き有明に和食レストランメニューづくりを担当させる。ふーむ。城田の経営感がおもしろい。
 糖質制限について、くどくなくサラリと提起するのが、気持ちいい。新鮮で美味しいものを食べることで、本当の味を知ると言うのは重要なことだ。糖質制限をした和食というテーマもいいな。
#鏑木蓮 #糖質制限 #和食
甘い罠 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:甘い罠 (講談社文庫)より
4062934906
No.7:
(5pt)

勉強になりました

面白くて一気読みした。
岩手県の西根が出てきたのが、まず好意的に働いた。地元が出てくる話は風景が浮かんでくるから読みやすい。
有明、城田、八牧、どのキャラもいい味出してた。八牧は農家だったから糖質制限には否定的になるのかと思ったら、恋心のほうが勝ったか。ぜひとも有明の実物を見たい。

糖質制限の話については、農業との折衷が面白く興味深かった。
糖質制限のメリットばかり聞かされていると、つい炭水化物は悪という考えに凝り固まってしまうけど、農家のことを考えると単に排除すればいいという話ではないんだな。
あと消費者からすればエンゲル係数も気になる。
こういうこと含めて糖質と付き合っていく方法を考えなきゃいけないんだと気づかされた。

話が尻切れトンボだから続きがあったら読みたいなぁ。
甘い罠 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:甘い罠 (講談社文庫)より
4062934906
No.6:
(3pt)

うーん。何とも奇妙な、スッキリしない小説なんだろう。

うーん。何とも奇妙な、スッキリしない小説なんだろう。全く結論も、結末も感じ取れないままに読み終えてしまった。これまで数多くの鏑木蓮の作品を読み続けてきたが、これほど酷い出来の作品は読んだことがない。

料理研究家の水谷有明が、和食レストランチェーンのメニュー監修を依頼され、糖質制限食で勝負しようとするが…

作中に岩手県の西根のほうれん草、宮澤賢治が登場するのは、鏑木蓮が宮澤賢治信奉者ゆえか…

『甘い罠 ー小説 糖質制限食』を改題、加筆・修正、文庫化。
甘い罠 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:甘い罠 (講談社文庫)より
4062934906
No.5:
(5pt)

甘い罠ーー小説 糖質制限食

勉強になりました。とても良い本です。
糖質制限食を毎日食べるのは、難しい。
甘い罠  ――小説 糖質制限食Amazon書評・レビュー:甘い罠 ――小説 糖質制限食より
4492061894
No.4:
(1pt)

意味が分かりません。

少なくとも主役の料理研究家の女性が和食レストランの監修として契約した時点では糖質制限の「と」の字も知らなかったわけです。
つい最近やり始めた程度の知識しかないのに「レストランのメニューは糖質制限食で行きたい」って言い出しますか?
さらに超一流の料理人との料理対決なんてあり得ないでしょう。

「糖質制限者は暴走する」という悪いイメージが広まってしまいそうです。
甘い罠  ――小説 糖質制限食Amazon書評・レビュー:甘い罠 ――小説 糖質制限食より
4492061894



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