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烏丸ルヴォワール



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【この小説が収録されている参考書籍】
烏丸ルヴォワール (講談社BOX)
烏丸ルヴォワール (講談社文庫)

烏丸ルヴォワールの評価: 4.17/5点 レビュー 6件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ルヴォワール第2弾

ルヴォワール第2弾。今回は、私的裁判の準備段階がメーンのようです。
前回より少しわかりにくかったかな・・・という印象。叙述も出てきますが、少しワンパターンかな、という気もしました。
そして何より、会話文。登場人物全員がオタクっぽくいしゃべり方なのが、未だに慣れません。
烏丸ルヴォワール (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:烏丸ルヴォワール (講談社文庫)より
4062776804
No.1:
(3pt)

天才ではない側の人たちの物語

シリーズの2作目で,講談社BOXレーベルから11年10月に刊行された作品の文庫化です.

前巻から約一ヶ月後,登場人物や京都が舞台というおおよその設定はそのままですが,
軸となる人物を変えての本作は,『私的裁判』という目玉の部分はいささか抑え気味で,
何人かの天才を見せつつ,そうではない側の人たちに重きが置かれた一冊という印象です.

中でも,少女の中に己の思いや過去,いくつもの感情を重ね,もがく凡人たちの姿は,
そこから絞り出す一つ一つの言葉,立ち振る舞いと,どれもカッコよくはありませんが,
終盤に紐解かれる幾重もの時間や人の流れに相まって,強く心を打つものとなっています.

また,前巻で驚かされた波状のごときどんでん返しや,『仕掛け』もしっかり健在で,
始まりからやられたと思いきや,最後に明かされるそれには思わずページをめくり返し,
少なめながら,私的裁判の場面では,目まぐるしく入れ替わる展開で楽しませてくれます.

反面,とある青年の過去についての言及,見せ方については,少しの進展はあったものの,
やや気を持たせ過ぎにも見え,驚かされた『仕掛け』もいささか狙いすぎに感じることも….

とはいえ,事の始まりから終わりまで,起承転結がスムーズに流れる話運びは気持ちよく,
場面場面で見事に『持って行く』周りの人物たちも魅力的で,次の巻も楽しみなところです.
烏丸ルヴォワール (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:烏丸ルヴォワール (講談社文庫)より
4062776804

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