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悪夢のクローゼット



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪夢のクローゼット (幻冬舎文庫)

悪夢のクローゼットの評価: 3.50/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

共感できる登場人物は出てこないが、ストーリーはまあまあ。

悪夢シリーズを面白さ順に並べると中くらいにくるのがこの作品。マンションの一室でことのすべてが完結する辺りは初代の「悪夢のエレベーター」を彷彿とさせますね。狭い空間でここまで話が広げられて、且つ飽きさせずに読者を引っ張っていく構成はすごい。文章も読みやすくテンポもいいので、サクッと一気読みできます。
中盤まではともかく、話が詰まってくる後半になると一気に「そうはならないだろう」という無理やりな展開が盛り込まれるのが残念。読者の裏をかこうとしすぎて逆に登場人物の思考がおかしいことになっているのはこの作者のよくあるパターン。でも今回はマシな方かな。
ストーリーよりむしろ、登場人物が揃いも揃って不快な人間ばかりなのが難。特にとあるキャラの不潔描写は群を抜いていて文章だけで吐き気を催すほどひどい。イラストなしで生理的に嫌悪感を与えるほど不潔なキャラを書けるのはある意味すごいですが、そのせいでこの登場人物がどんなにいいことをしても応援する気持ちがいまいち湧いてきません。人と親しくなりたくない=不潔になろう、という思考回路も謎だし、いっそ清潔にできない病気なんだと言われた方がまだ納得できます。
私はこの不潔描写が生理的に無理だったのでその分評価をマイナスしていますがストーリー重視で人物造形をさほど気にしない方ならばそれなりに楽しめると思います。総括して☆2.5。ツッコミどころは腐るほどありますので、なにも考えず読める人向けです。
悪夢のクローゼット (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:悪夢のクローゼット (幻冬舎文庫)より
4344417437

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