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(短編集)
いま、殺りにゆきます
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いま、殺りにゆきますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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本作品も相変わらず厭で過激な話しが盛りだくさんです。個人的には『 峠で壊れて、墓石、だんだん少なくなっていく 』がかなり怖かったですね。狂人&異常者たちの共通点が、僕なりに分かりました。平山夢明の作品はある意味、普通人の人生を“ 助けてくれる ”警告音を発している内容だと思います。平山夢明の作品は人生勉強になります。本作品を読み終わった時点で、平山作品を全て読破しました。何回でも読み返したくなる“ 魔の魅力 ”が平山作品にはあると思います。平山作品を未読の人は、是非とも挑戦してみて下さい・・勇気があれば。以上です‥お粗末でした。 | ||||
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実録系短編集で、平山夢明によって、救いやモラルや正気のない奴らの本当にあったかもしれないストーリーが書かれてます。最低な展開と最高に迫力のある文章力で、あの平山節に惹かれる人ならきっと楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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本書の元本は2006年7月に英知出版より出版されたが2007年4月、同社の倒産により絶版。 2007年9月に情報センター出版局から「2」の刊行と共に文庫復刊されたものを読んだ。 (情報センター出版局版は、なぜかamazonに商品ページがないみたいだが・・・) 復刊にあたっての短いあとがきがついている。 今は言わずもがなのことだが、10年後のために記しておくと タイトルは2003年から2004年にかけて大流行した純愛作品「いま、会いにゆきます」のパロディである。 短いときには1ページ、最も長い「みっくちゅじゅうちゅ」でも15ページという超短編が38作もこれでもかと連打される。 これほど短いと飽きる前に読み切ってしまうような勢いであるが、おおむねどれも同じような話である。 ほとんどすべての話がインタビュー風の回想であり、いきなり理由もなく襲われ、たいていの場合「犯人は、まだ捕まっていない。」で終わる。 文体的には簡潔明瞭であるが、淡々としたおぞましさがよく表現されている。 しかしながらどうしても本書を推すことにためらいが生まれるのは、どの話を見ても「精神障害者怖い」という感情がありありだからである。 即物的な死の恐怖、そしてそれを理由もなくもたらす人間がすぐ隣にいるというメッセージ。 本書を読む前と後では、たとえば電車で意味不明な言葉を呟く人(時々いる)と乗り合わせた時に抱く感情は 異なるものになりうる可能性が高いと思う。 もちろん、本書の作者が差別主義者であると言いたいのではない。 作者は純粋に現代社会の恐怖を描写したのだと思う。実際にそれは成功している。 しかし一方で、本書の発するメッセージは社会的排除に加担する、ということもまたかなり明らかであると思う。 ホラーというジャンルそのものに根本的な倫理的問題がある、ということが言いうるかどうか私にはよくわからない。 本書の一編を300倍くらい長くしたら第4回角川ホラー大賞を受賞した貴志祐介「黒い家」(1997)になるであろうし、 映画や漫画にも多くの前例がある。 ラブクラフトの恐怖の背景に人種差別があったことも有名だ。 しかし、ここまで直截な形で精神障害者への恐怖を表現した小説には、私ははじめてお目にかかった。 短いぶん、余計際立って見えるということもあるのだろう。 本ページの感想にも、「自分の身は自分で守らなければと思った」というような コメントが散見される。そのこと自体には、原則的には全く異論は挟まない。しかし・・・ 私は今漫画「デビルマン」の終盤、人間社会を破滅させたTV放送を思い起こしている。 悪魔は人間に化けるのがうまいのです・・・ あなたやあなたの家族を守るために・・・ あなた自身の手で殺すのだ・・・ | ||||
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平山氏の著作を含め実話怪談を好んで読みます。実話恐怖譚は初めてでしたが、ああ、本当に怖いのは幽霊より人間といわれる通り、こういうのもいいなあと思いました。ギリギリ本当にありそうなレベルで。ただ、狂人にアパートの部屋に侵入されて怖い目にあい、その後引っ越しするタイプの話がやけに多かったですね。 | ||||
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これだけの濃密な恐怖実話を収集した著者の腕前はお見事だが、はっきり言って「駄文」。文章の所々に矛盾や話のわかりづらいところかあって、読書に集中できない。著者にはインタビューにだけ専念してもらい、文章は他の人に書いてもらいたい。 | ||||
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げに恐ろしきは生きる人間…そんな都会の片隅に潜む狂気が現出した事例を取り揃えた一冊。以下、秀逸なものを点描。 「峠で壊れて」…事故で体が動かせない筈の彼が何故、先回りしていたのだろうか。彼は失踪した儘だという。 「いらないもの」…乳首をペンチで引きちぎられるとは……その描写もまた……。 「M」…偏執狂でありつつも美学の貫徹にストイックな一面を感じさせる犯人。生身の女性を300針刺繍して廃人にした狂気は別だが。 「蟲」…ゴキブリ袋をかぶせられる……口に絶えず侵入してくる……。 「一階角部屋野天駐車場隣接」…巧妙かつ無造作で、残虐な罠を仕掛けた犯人。手首に巻かれたピアノ線の先は、車のバンパーに結び付けられ…。 「だんだん少なくなっていく」…ペットのパグが、室内犬であるのに何故か不可思議な事故で足を一本ずつ喪失していく。そしてある日、犯人から『あと一本』と電話が掛かってくる…。 今回最凶だったのは、「みっくちゅじゅうちゅ」である。人生につまづいた彼は、段々と鬱屈し、彼女に別れを迫られたのを契機に、遂に発狂する。彼は彼女にナイフを突き付けて、会社に洗脳されている彼女を解き放つと言い張って、ミキサーの中に素手を押し込んでいく……それを飲まされるシーンの描写が更に、凄惨を極める。 本書中には、「セメントいきます」「狂犬」「いま、殺りにゆきます」の様に、安全な筈の自宅で無防備な就寝中に、侵入してきた狂人に突然襲われ重傷を負わされる事例がある。同時にあてにならない警察の実態も描かれている。セキュリティには経済的な限界があるとは言え、最悪な事態を想定して、狂人から身を守る必要性を感じるべき警告の書と受けとめなければならない。此の狂い果てた人の世は、狂人と常人の境目を無くし、普通の隣人が狂人に成り変わる可能性を常に秘めているのだから。 | ||||
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10年ほど前からでもこういったことがあったのかと思うと背筋が凍る思いをするものです。 とはいえ,案外1000年くらい前に遡っても似たような案件があるのやもしれませんね。 こんな変わった人もいるのだと知っておくと、平和ボケには多少は効くのでは? | ||||
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一人暮らししている時に読みました。 読み始めてからかなりの間、帰宅してまず全ての電気をつけ、トイレやお風呂、クローゼットまで全ての扉を開けて確認しないと落ち着けませんでした。 男性はともかく、女性はかなり覚悟して読まないとその後の生活にすごく疲れます。 | ||||
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いつも乙一さんの作品を読んでますが、たまには変わった怖さをと思い、購入。 買わなきゃよかった… 実話集ってほんとか!? どの話もぞっとして、活字から主人公(体験者)の痛みや恐ろしさがひしひしと伝わってくるようです。 乙一さんの話は読み終わった後、切なさやほっとした感じ、怖さなど残りますが、この作品はそこはかとなく恐ろしく、不快でした。 大変怖い思いをし、本の役割を果たしていると思ったので★5です。 | ||||
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当方ホラー好きで著者の作品は幾つか読ませてもらいましたが、本作は本当にグロかったり不快なだけでなにも面白くありませんでした 不快な気分になりたくて堪らない方なら気にいるんじゃないでしょうか? | ||||
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収録は全36篇。1篇の長さは、短いもので1ページ、長いもので約10ページ。 帯には『実話恐怖短編集』とあるが、現実にあったとは思えない話がやたらと出てくる。 とにかくエグいのだ。平山作品らしく、淡々とした筆致がかえって薄気味悪くも。 中には吐き気をおぼえる作品さえあった。なのにページを捲る手が止まらず、 結局イッキ読みしてしまった(ボリューム的には1、2時間で読了可/ただしグロ耐性を要する) 氏の実話集は十冊以上あるので、今後も『怖いもの見たさ』で買ってしまうんだろうな。 | ||||
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常軌を逸した、非日常的体験を描いた短編が36話。 たいそう不気味で恐ろしい話しばかりだけど、 意外に日常的なリアルさも感じさせる。 これは、とおもうものをひとつ選ぶとすれば『一生瓶』。 家の門柱の上に、見ず知らずの老人が、透明な液体の入った一升瓶を毎日置いていく、という話し。 不気味でした。 | ||||
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『他人事』が面白かったので衝動買いで、『つきあってはいけない』と この『いま、殺りにゆきます』他5冊をまとめて買ったけれど、 だんだん飽きてきてしまった。一気に読むものじゃないのかも。 内容は実話短編集ということだけれど、本当にそうなのかなぁ?って 疑いたくなるような話もあり、心底怖がらしてはくれない感じ。 残ってる3冊も本棚にあるけど、いつ読もうかなぁ。 | ||||
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東京に住む友人たちは、声をそろえて 「ないない」と言っていましたが、 私のような地方に住む人間には、 「東京怖い!!」と震え上がることができました。 窓や玄関の鍵って、大切なんですね。 | ||||
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静かに、狂った描写が続く。 活字なのだから本を閉じるか目を閉じるかすればすむのに、できない。 外は晴れて暖かい昼下がりなのに、顔は青ざめ、脂汗がじっとり。 痛い刺激が欲しい人、平凡な日常から抜けたい人にはおすすめ。 自分の周りの人には読ませませんが。 | ||||
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日常には想像もつかない恐怖があるということを教えてくれる本である。 狂気が外見は普通の人にも潜んでいる。読後は自己防衛について再考させられた。 現代日本はアメリカのように銃による自己防衛が要求される社会になったかもしれない。 | ||||
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何かと評価の高い平山氏の作品、思わず手にとりました。 内容は「狂った人間は怖い!」の一言に尽きます。 私は今まで「幽霊」系の怖い本(「新耳袋」等)を愛読していたのですが そんな私も十分楽しむことができました。 追記・先日アマゾンで「いま、殺りにいきます2」を注文してしまいました。 (衝動買いです。後悔はしていません) 家に届くのが楽しみです…w 最後に、皆さん戸締りには気をつけましょう〜 ※いくら気をつけても、入ってくるときは入ってくるんですけどね、奴等は。 | ||||
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後味が悪いですね。 実話なのでいつ自分に降りかかるかもしれない という恐怖からでしょうか、気持ち悪さが残ります。 在り来たりな作り物のホラーに飽きた人には 良いかもしれないですね。 | ||||
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ちょっとタイトルが微妙な実話ホラー。 36話の短編集。 内容はというと、本当に実話か?!と思ってしまうぐらい怖い内容で、どうせなら実話じゃない方がいいと思う(笑) ホラーっていっても、お化けを見たとか、山奥で天狗に襲われたとか、川で河童と相撲をとらされたとかいう類のものではなく、もっと日常的な、都市的な恐怖。 作中で被害に合っている多くが一人暮らしの女性で、もし自分がそういう状況であれば怖さは倍増どころか23倍ぐらいになってたと思う。 女性の読者の戸締りだの防犯だのの意識を高めるのには非常に有効な本だと言えそうなので(笑)、女性にこそ読んで欲しいと言いたいところだけども、全部読むのはかなりキツいと思うので、基本的には女性にオススメできない。 「あたしは犯罪被害には無関係〜〜♪♪」と能天気な人が考えを改めたい時に読めば良いと思う(笑) 望月峯太郎の漫画『座敷女』のような怖さが好きな人なら面白いはず。 ただ怖さはあれの比じゃないけど・・・ | ||||
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ずっと一人暮らしをしたいと思っていましたが、心底家族と暮らしてて良かったと思いました。 一人暮らしは当分いいです。 それくらい怖かった。 もう次のページを捲るのが怖くて怖くて・・でも次が気になる・・・・の繰り返し。 結局怖いもの見たさで読んでしまうんですけど。 本を読んでてこれほど背後や部屋の中が気になる小説はありませんでした。ゾっとします。 タイトルがちょっと面白かったので買ったのですが、中身は気軽に手を出して読めるような代物ではありません。 実はまだ途中までしか読めてないのです。 怖くてなかなか先に進めない・・・ | ||||
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