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偉大なる、しゅららぼん
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偉大なる、しゅららぼんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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鴨川ホルモーでは、最初から一気に話に引き込まれたのだが、今作にはそれほどの吸引力を感じなかった。 少し話も間延びしていた気がする。 | ||||
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作者ならではの映像的な描写が、ますますダイナミック。出てくる人物のチャーミングさだけで読み進められるので何も考えたくない時に特におすすめ。 | ||||
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まあまあ面白かった。 でもギャグにしたいのか、シリアスにしたいのかがブレブレで、いまいち入り込めなかった。 ギャグとシリアスいいとこどりしたかったんだろうけど融合には失敗している。 最後のオチはダメとはいわないが、犠牲になる人物が、いまひとつ存在感のない人という、よくある失敗パターン。犠牲になる手順も投げやり感満載。 さらにラスボスも練りが甘すぎる。意外性はあったがあまりにもとってつけすぎ。事前に張った伏線がそれなりにあったけど、登場した時には、そんなもん全部忘れてたよ。困ったもんだ。 そして文体がブレイクすぎて、誰に力があって、誰にないのか、はっきりわかったのは中盤。誰がどのセリフをしゃべってるのか何度も混乱した。 切り口はものすごいつかみだったが、内容は普通。これってほんとに映画化するほどの内容なのかすこし疑問。 最後まで読んだ後、タイトルを訳すと、飲み会で思いついたのか? というふざけぶり。 これが万城目の魅力なのかねえ。 | ||||
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一点気になった箇所があるのですが思い違いでしょうか? 文庫p.214「僕は(中略)淡十郎との座布団の間を少し離した」 ※この後、淡十郎との距離感や座布団についての記述なし 文庫p.216「僕は黙って座布団を淡十郎にふたたび近づけた」 通常「ふたたび」は「同じ動作を繰り返すこと」に使われるかと思います。 ですのでこの場合、「ふたたび」は不要で単に「近づけた」と書くべきではと気になりました。 伏線の多い万城目さんの小説にとっては看過できない箇所だと思い、レビューに書いてみました。 | ||||
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主人公達が高校生ですし、ミステリちっくな部分は予想がつきやすかったので、中高生向きの作品な感じがします。 続きが気になるワクワク感はありましたが、最後まで読んでもしっくりこない事がいくつかあったのが残念でした。 | ||||
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よくもこんなこと考えつくなというのが読後の感想。 全体的に琵琶湖の情景がよく書かれており、のどかな中にも緊迫感が混在。 最後のクライマックスは思いもつかなかったですね。 万城目学! 恐るべし!! | ||||
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「プリンセストヨトミ」が映画化されて話題の万城目学の新作。琵琶湖畔を舞台に特殊な力をもつ2つの家の対立と接近を描く青春友情エンタメだが、ベタな展開はご愛嬌としても、持ち味の大胆な歴史解釈がいまいち膨らまず残念な印象。「鹿男あをによし」や「プリンセストヨトミ」で見せた、史実に裏打ちされた大胆な仮説、妄想がなく、物足りなさは感じた。ただ、3枚目ボケキャラを主役に据えるユーモラスな展開は好感もてるし、憎めないキャラ設定は流石。 | ||||
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『鴨川ホルモー』路線の他の作品と比較すると、作品の完成度が高い、とは言えないと思います。 『ホルモー』路線は、『プリンセス・トヨトミ』で完全燃焼してしまったような印象を受けました。また、『ホルモー』路線の他の作品とはちがって、琵琶湖というか滋賀県の雰囲気があまり良く出ている!とは言えないです! 万城目先生の法学部スタイルの文章は嫌いではないので、ボクの印象が間違いであったことを念じながら、先生の次回作に期待をいたします。 | ||||
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超能力を使いこなす、二つの対立する名家に属する高校生のストーリー。 序盤は、万城目お得意のファンタジーの中にちりばめられたシュールなボケにニヤリ。 しかしこの物語は、楽しく面白いだけでは終わってくれない。 中盤以降に明らかにされる、淡十郎に関する事実。なぜか驚愕でした。 そして、過去にある人物が興味本位で起こした行動。 これにより奪われた尊い記憶。 その記憶を奪われた人物が起こした復讐。 馬鹿馬鹿しい万城目ギャグファンタジーを楽しもうとしていた僕には後半少々辛かったです。「万城目真面目かっ」と。 しかし、悲哀に満ちたこの部分をアクセント(後半のストーリーの中心なんですが)と捉え、馬鹿馬鹿しくも楽しいエンタメを素直に受け入れられる方にはお勧めです。 最後には優しい仕掛けもあり、心地よい余韻と共にページをめくり終えました。 | ||||
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GW最後の1日を利用して読みました。 どうも盛り上がりに欠ける序盤、いやいやホルモーだって中盤から盛り返して…。 結局、盛り上がらずに読了。あれあれ? だいたい日出と棗の力のぶつかり合いなんてほとんど無い。 しかもなんか力自体地味でよくわからない。もっと読者が「なるほど、これはすごい力だ!!」と思うような話があれば。。。 琵琶湖から力を得た者は名前にさんずいの漢字を一文字入れるという設定も、なんかぱっとしないし。 パタ子さんや不念堂の修行など面白くなりそうなキャラや話があったのに、なんか…ねぇ。 表紙は良かったです。帯だって「大大大傑作!!!」とかそそられるものがありましたし。 きっとジャケ買いする人が多いと思います。ということで☆は3個。内容的には期待が大きかった分、2個くらいだなぁ。 ホルモー以来万城目さんの本なら予備調査せずに即買っちゃうなぁと思っていたのですが、今後はちょっと微妙です。 かのこちゃんは面白かったのにな。残念です。 | ||||
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『小説すばる』において,10年05月-11年04月まで連載されていた作品になります. ファンにはおなじみの,ありそでなさそでありそな(?)近畿地方が描かれており, 京都,奈良,大阪に続いての舞台となるのは滋賀.鍵を握るのはもちろん琵琶湖です. 物語は,プロローグから気になることをチラつかせながらもすぐにすべては見せず. これに著者お得意の不思議な世界観が加わることで,先へ先へという期待を煽ります. また,一人称視点での進行やコミカルなやり取りもあって,読みやすい印象を受けます. 反面,いがみ合う名家や琵琶湖が…など,ありがちな流れに感じられる部分もあり, 『不思議な力』を使う人たちの物語ため,都合がよすぎるような展開があるのも事実. 特に最後の問題を解決した『力』については,結末までを含めて好みが分かれそうです. ラストもそれまで漂っていた雰囲気から一転,明るさの残るものではありましたが, あまりに予想通りとなるため,予定調和なのかもしれませんが物足りなさが残ります. 他にも,思わせぶりに描かれた大物たちはもう少し物語に絡んでほしかったですし, どうも物語の『軸』が見えづらく,かといってエンタメにしては少しばかり冗長で…. 青春小説的なニオイは楽しめますが,あまり舞台を生かし切れていないように感じます. なおあとがきはなく,書籍化にあたっての改稿などにも触れられていませんでした. | ||||
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