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同期



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【この小説が収録されている参考書籍】
同期
同期 (講談社ノベルス コC- 25)
同期 (講談社文庫)

同期の評価: 4.13/5点 レビュー 70件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 41~51 3/3ページ
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No.11:
(4pt)

今野漁りに走ります!!!

1ページ開いたが最後、はまること請け合い。サスペンス好き、ことに「警察もん好き」にはたまらない。 かといって、シリアスでもなくヘビーでもない。
目を覆う血腥(ちなまぐさ)さや鼻を衝く硝煙臭も押しつけがましくもリアルでもなく、むしろスタイリスティックかつ洗練された都会的センスさえ感じさせる。
恐ろしく速いフレージング&テンポで息つく間もないぐらい読み進められる。読み終わったことが残念でたまらなくなるから、前もって次の同著者作品を買い揃えておくのが得策だろう。

比較的早い時点から、ある種カラクリや結末が透けて見えたりするあたり、上手く読者に優越感を与えておいて、それでもって襟ったまをしっかり掴まえてぐいぐい引っ張っていくなどリーダーズ・リーディングは相当なものだ。

読後は極めて爽やか。心地よい「納得」を得る。サスペンス作者の読者サービスの真骨頂なのかもしれない。

そーねー「同期」ってやっぱり、スペシャルよね〜。

ちなみに私、読み始めるや否や「amazon検索」に走り、数十冊注文をかけた。もちろん次に手にとるのは我が「渋谷」が舞台の「渋谷署強行犯係 」シリーズ。

当分「今野漁り」が続くな〜。


同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
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No.10:
(5pt)

暫く今野敏から目が離せない

宇田川亮太32歳巡査部長、本庁捜査一課勤務。蘇我和彦、公安総務課勤務。宇田川と蘇我は同期で隠蔽捜査シリーズの竜崎哲也と伊丹俊太郎のような関係で、ひとつの事件を部署は違うが協力しあって解決していくのだなと思っていたら、開始早々から良い意味で裏切られる。

二つの殺人事件から捜査一課と組対四課の主導権争いの中で、植松や土岐などベテラン警部補の個性のある脇役を絡ませ、ストーリーはめまぐるしく進んでいく。土岐が掴んだネタを内緒で別の刑事に渡したことを詫びた時、土岐はさらりとこう云った。

「俺たちはね、ブンヤじゃないんだ。誰がどんなネタをいつ仕入れたなんて、問題じゃない。大切なのはホシを上げることだ。そうじゃないか?」。

このベテラン警部補はまたこんな事も云うのだ。「警察ってのは何だ? 何をするところだ? 出世競争の土俵か? 組織同士の政治的な争いの場なのか? 俺にとっての警察はそうじゃない。俺は捜査員だ。犯罪を捜査するのが俺の仕事だ。その為に俺は全力を尽くす。それの何がいけない?」

宇田川はこのような先輩たちに揉まれながら、一歩一歩刑事の何たるかを掴んでいく。同期ならではの多少臭い展開もあるが、ストーリーの拡がりも巧く収斂し、何よりも刑事たち各々の書き込みが過不足なく描かれ、暫く今野敏から目が離せない。
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No.9:
(5pt)

面白い!!

キャリアシリーズも面白かったが、これは最高でした。
佐々木さんの道警シリーズをスマートにした感じかな。
まさに一気読みでした。お勧めです。
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No.8:
(4pt)

警察の世界を堪能

今野敏の小説は、隠蔽捜査シリーズのみを読んできた。数々の賞を受賞し最も定評のあるシリーズだったからだ。

今回の作品に触手を伸ばしたのは、公安をモチーフにしたところだ。過激派やオウムの尾行などでしばしば話題になる、謎の組織はやはり魅力的なネタだと言える。特にこの小説では、警察組織、公安警察、大物右翼、安保マフィアと興味の尽きないモチーフのオンパレードだ。非常に分かりやすい警察組織のガイドブックでもあるかもしれない。

ことに先輩刑事<土岐>の、地道で、実直な捜査スタイルを素直に受け止め、成長していく主人公が好ましい。捜査という地道な積み重ねの「仕事」と、捜査員のキャリアを重ねた独自の「方法論」は、職人とも呼べる風格すら感じる。「警察捜査」に「偶然」というものはないという重い言葉も納得できる。事件には必ず原因があり、証拠があり、辻褄があるのだ。それを素直に、じっくりと解きおこせば、自ずと見えてくるものがある。そんなパズルのような謎解きもこの小説の面白さの一つだ。

警察小説には、東野圭吾の「ガリレオ」のように、ことさら科学で押していく作品もあるが、この小説は、あくまでも捜査の原点を中心に人間を扱った良書だと思う。


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No.7:
(5pt)

よみやすく、中身が濃く、読後感が良い

この著者の作品すべてに言えることだが

とっつきやすく読みやすいのに中身が濃く
リアリティにあふれているのに読後感が良い

マンガ的といえるような展開でも
設定の中でのリアリティがしっかりしているので
しらけさせない

今野 敏は
物語の中での人物の行動や感じ方が
「その状況ならそうだろう」
という「リアリティ」を的確に表現できる
文芸にとって最も大事な才能を持つ希有な作家だ!
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No.6:
(5pt)

くそ度胸

優等生でいればいい、そう思っていた主人公の変わる様が非常に楽しめた。


パートナーにしろ、上司にしろ、先入観や既成の印象を取り除いてみれば全く違う一面を持っており、人情にも溢れた作品だと感じました。


今野さんの作品が大好きで、殆ど読んでいますが、また新しい感動を頂きました。


前半はもどかしかったですが、後半の流れがたまらなく好きです。

様々な葛藤の中、組織と戦いながらも失望感を与えない、素敵な物語でした。
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No.5:
(5pt)

個人と組織と男

今回も今野敏の世界でした。
組織に抗う男たちの物語。
主人公はもとよりベテラン先輩、課長、部長たちの男気。
イエスマンのサラリーマンには理想すぎと思われる内容
だけど、ほとんど男はこう生きるべきと思う。
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No.4:
(5pt)

『隠蔽捜査』とはまた違った魅力の作品です。

『隠蔽捜査』シリーズで着実にファンを増やしている今野敏の最新作です。

 ノンキャリアで採用になり、交番勤務を経て、捜査一課と公安部にそれぞれ配属された主人公とその同期を軸に話が進んでいきます。

 当初、まだ俗物なところがある主人公が、同期の危機や、先輩達との出会いを通じて成長する過程が描かれています。読んでグッとくるシーンも多いです。
 
 『隠蔽捜査』の主人公、竜崎がある意味、完成したキャラクターで、その周囲もキャリア(警視以上)が中心なのに対し、『同期』は成長途上の主人公が、ベテラン刑事や上司にもまれながら価値観・人間観を形成していく話です。

 警察組織や関係も詳細に語られており、(佐々木譲、今野敏、横山秀夫さん等の)警察小説がお好きな方は、かなり楽しめる作品だと思います。
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No.3:
(5pt)

本の帯にある「集大成」の面白さはわかります

今野敏氏の作品は「隠蔽捜査」で警察小説にこんな切り口があったのかと驚き、その後の「果断」「疑心」がいずれも面白かったので最初「同期」というタイトルを見て、4作目かと思っていました。もちろん単独の作品なのですが、面白さのツボは同じで、休日1日で読んでしまいました。
共通した魅力は、現場と上層部の関係が実にシンプルに描かれている点です。嫌な奴らが嫌なまま終わらない、はみ出した奴がいい仕事をするというようなプロ意識の部分が(幾分そんな上手くいくかという所もありますが)後半の山場に向かって一気にベクトルが合ってくる為、
最後まで本が置けなくなります。
この作品も章と章の間は話が飛びません。実にテンポよく、難解に見える公安と刑事の駆け引きが描かれ、癖はあるけれど気持のいい脇役が話を盛り上げていきます。
期待を裏切らない作品です。
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No.2:
(5pt)

ノリノリです、今野敏!

ケイブンシャ版の安積警部補シリーズから愛読してきた読者なら__隠蔽(捜査)シリーズを経て、
本書へといたる今野敏の成熟ぶりに、感慨もひとしおではないでしょうか。
ともあれ今野敏、ただいま、ノリにノっています!
本書には、安積モノでお馴染みの、地道な捜査活動を通して描かれる刑事たちの人間模様、隠蔽シリーズでの警察組織内の軋轢、同シリーズ2作目から顕著になった推理ものらしきプロットの妙も欲張りに盛り込んで、なおかつ、これが本書での白眉ともいえる、組織で働く男たちの気概と誇りがリンと描かれた男騒ぎのする一冊です。
読み易く簡潔で無駄のない文体、構成展開に迷いのない明確な筆致にも唸ります。事実、一気呵成読了いたしました。
本書で、もしも初めて今野敏と遭遇される方がいらっしゃるなら、ブレイク以前の傑作本『触発』も大プッシュです!
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No.1:
(5pt)

疾走するストーリー、成長する刑事

男子三日会わざれば刮目して見ゆべし、という古言がある。
事件が刑事を育てる。仕事を通じて若者が成長する。

本作の主人公・宇田川刑事は、鬼の捜査一課長をして言わせしめる。
「こいつ、こんなに骨のあるやつだったか?」
本作の中で評者が一番好きな場面である。

同期の友人が懲戒免職になるが理由が分からない。上司には逆らわないことが一番、と役人根性を決め込んでいた若者が、不可解な事件を追っていくうちに公安の蠢動を察知する。
彼を突き動かすものは「捜査する」という刑事の本能だ。

「動く」彼に組織内から強い圧力がかかる。
その彼を助けるのは「刑事魂」を共有する同じ刑事たち。
中でも所轄で飄々と「刑事」を貫くベテラン刑事・土岐の人物造形が素晴らしい。

組織と戦い、組織に幻滅し、そして組織を深く理解する。
終幕のエピソードは、組織と葛藤し組織をとことん疑ったた人間こそが組織にとって真に有用であるという逆説を暗示しているように思える。

今野敏による警察小説の傑作が、またひとつ増えたと思う。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
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