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同期
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同期の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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主人公の宇田川が大多数の警官と同じ様に組織の一員として懸命に真実を究明しようとする姿とそれを取り巻く同僚、上司の一癖も二癖もある群像劇は王道と言えるが、余り新鮮味が無かった。 本庁、公安や右翼本丸、次から次と主人公に与えられるシチュエーションはちょっとどころか大分出来過ぎで、作者が宇田川を動かしたいんだろうなと思うが、こんなにホイホイ口が軽い公安の上層部は虚構の世界でも想像出来ない。 ボンはこれからどんどん刑事らしくなっていくんだろうが、シリーズとしては読み応えはあると思う。 | ||||
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ベテラン作家の手堅い作品。面白いが隠蔽捜査シリーズに比べると、やや平板。若手刑事の成長よりも、事件そのものを掘り下げる展開にして欲しかったです。 | ||||
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今野敏さんの本です。結構厚めの文庫本ですが、さらっと読めました。 主人公の宇田川は捜査一課の刑事。職人気質の先輩植松にきびしくしごかれながら刑事生活をおくる。 そんななか、がさ入れの手伝いにいったさいに、逃亡した犯人に発砲されてしまう。 しかし、身を挺した蘇我に救われる。この蘇我は、宇田川と同期で、公安に所属している。 ところが、その蘇我が数日後、懲戒免職となり消息不明となる。 宇田川は蘇我の行方を捜すものの、公安組織ゼロなどに邪魔される。 はたして、蘇我の行方は…? 植松の同期の土岐という職人気質の所轄の刑事がでてきたりして、 全般的に「同期」同士の複雑な感情や、警察組織の特有の関係性などが、なかなかおもしろいです。 ちゃんと取材したのだろうな、と感じさせるほど、警察の捜査の機微が描かれていて、 とてもおもしろいし、リアリティがあります。 | ||||
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警察官である主人公とその同期の友人の話。警察官にとっての「同期」は一般企業の会社員にとっての同期入社とは意味がやや異なる。そうした警察特有の同期としての連帯感をキーワードにしたものが本書だが、主人公を突き動かす原動力をいちいち「同期だから」の一言で片づけるのは少々丸投げし過ぎか。今野敏らしいエンターテイメント警察小説と言えば確かにそうだが。 さて、物語の冒頭、主人公の危機に際し「偶然」にもその場に居合わせた同期が身を挺して助けるという場面。「秀和レジデンシャルホテル」という建物のそばでその暴力団がらみの事件が起きる。あれ、ひょっとしてこの秀和レジデンシャルホテルってあの建物のことでは?と心当たりに気付く。まさしくその通り。実際、ひと昔前は暴力団の事務所があったりして騒がしかったエリアである。本書でもそのような位置づけのエリアとして描かれている。また、物語の重要な拠点となる店がこの近くにあるという設定である。なかなか面白い。 ところですでに触れたとおり、今野敏によるエンターテイメント警察小説である。緻密さや重厚さよりも、気楽に読み進められる「軽さ」が全体的に漂っている。物語の後半は、遂に真相が明らかになり、真犯人を追い込むように進んでいく物語のスピード感も一気に高まるが、そこはやはり今野敏なので、重厚さや緻密さとは一味違った彼独特のエンターテイメントとなっている。なので、本格派の警察小説を求める読者には不満が残るかもしれない。ちなみに私は小説にも本格を求めるほうである。 | ||||
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今野さんの作品を初めて読みました。 十分面白かったです。 ただ、私にとって警察小説=横山秀夫なのですが、今野さんの文章は警察内部のドロドロした空気が伝わってこなくて、軽い印象です。警察モノとしては少し物足らない気がしました。 | ||||
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権力に逆らわず、漫然と業務をこなし、無事に定年を迎えたい。 そう思ってやってきたけど、やっぱり自分を偽り、仲間(同期)の窮地を見て見ぬふりはできんがな。 お役所仕事は不向きだがね。 正しいことを正しいと言い、正しいことやりたければ、時にスタンドプレーもやぶさかではなく、上司も上手く利用することを覚えなければ。 情報の代価は情報。 チャンスを活かすには、“時”を味方につけ、今やれることに全力を投資べし。 やれば何かしら結果がで、新たな方策の道筋が現れる。 勘働きも、案外捨てたもんじゃないし、社内政治も中々に必要。 調子にのるは、悪くはないが、やり過ぎは注意。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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本書は2009年に初出の作品だが、どうもこの辺りから今野氏はTVを意識して作品を書いているのでは?と感じる作品が多い。 本書も最初は新しい切り口で非常に興味深く読み進んだが、帳場がたって相棒となった所轄の刑事とペアを組み、同行する辺りからだんだんと興ざめしていった。 主人公が古株とペアを組む。その古株はまるでやる気の無いような行動を取るが、実はしっかりと捜査をしている(情報を集めている)。 う〜ん、何度目だ?このパターン。 さらに本庁に来てまだ1年弱の新米刑事が、滅多に会う事の出来ない右翼の大物といとも簡単に会ってしまう。更には公安のキャリアと堂々と渡り合う。 TVドラマ的には面白い設定だろうが、地に足の着いた内容の多い今野氏の作品としては頂けない。 | ||||
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それなりにおもしろかったです。あっという間に読めます。一度読んだら充分です。 | ||||
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少し不思議な感じがする。 そりゃありえんだろってな話が頻出するのだが、かといって藤田まことや平泉成が演じそうなステレオタイプの刑事ドラマってな感じもしない。 題名の同期も、「どうせクサイ同期の友情だろ」って思っていたら、結構危なっかしい事件に同期が巻き込まれていってわくわくしたけど、最後の締めはやっぱり「クサイ同期の友情」だったりする。 TVっぽい刑事ドラマとリアリティを追求する刑事小説を足して2で割ったような曖昧さに不思議な感じを覚えるのだけれども、この曖昧さが「新境地」って感じがするでもなく「中途半端」って感じがするでもないのも不思議だ。 | ||||
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ちょっと期待し過ぎたせいでしょうか少し残念です。刑事が、事件とともに成長していく過程は良くわかるのですが、展開がいかにも都合良く回転し嘘臭く感じます。ボンがボンで無くなるにはもっと場数をf踏まなければいけないのではないでしょうか。凍土の密約 | ||||
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アイデアは良かったと思いますが、新米刑事が右翼の大物に会ったり、キャリアの大物とサシで勝負したり・・・ありえない展開にクールダウン。 ラストはスケールが縮こまって万事休す。尻すぼみの内容に疑問符?です。 | ||||
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