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マルドゥック・ヴェロシティ
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【この小説が収録されている参考書籍】
マルドゥック・ヴェロシティの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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『マルドゥック・スクランブル』を読んでいたら、ボイルドとウフコックが袂を分つエピソードについて触れられていた。 かつての盟友が殺し合わなければならなかったのはなぜか。 その理由を知りたかった。その結果が変らなくても。 だから、『マルドゥック・ヴェロシティ』を読むことにした。 ボイルドは圧倒的な速度で臨界点を突破し、自身の虚無に呑み込まれる。 これは、ボイルドが死の瞬間に見た、生という一時の夢の話だ。 非情だけれど、希望を見出すことは難しい。 ボイルドが絶望する様を、そしていつしかその絶望にさえ麻痺していくのを、ぼくは見た。 ここにいるのは虚無たちだ。 人外の肉体と精神を持つ、虚無たちの物語だ。 まともな奴なんて誰もいない。 全員が全員狂っている。救いを求め、虚無に呑み込まれる。 ぼくは虚無たちが何を思ったのか興味を持った。 でも、それは叶わない。 これはボイルドの物語だから。 この本を手に取る人は、『マルドゥック・スクランブル』も是非読んでほしい。 もし希望を見出したいのなら。 | ||||
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前作とかなり文体が変わっています。 韻を踏んだり、ぶつ切りのセンテンスやスラッシュなどの多用などジェイムズ エルロイの影響がかなり見られるように思います。 慣れていないと一寸取っつきにくいですがはまるとぐいぐいとのめり込めると思います。エルロイファンの方は買いでしょう。 | ||||
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暗黒と失墜の完結篇、の紹介通りかなりの絶望感の詰まった内容。前半は「闇の軍属カトル・カール」との激闘が絵が描かれている。その決着がつき、徐々に事件の全貌が明らかになるにつれ、絶望が加速していく。馳星周にも似た逼塞感、ジョジョの奇妙な冒険のような、09/カトル・カールメンバーの戦い。読後感はどう感じるかは人それぞれだと思うが、小説としては読み甲斐もあったし面白かった。 | ||||
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混沌の街:マルドゥック・シティ。闇の住人となった”万能兵器”フウコックと”徘徊者”ボイルド。 次第に明らかになる彼らの敵。せまりくる異形の狂兵士”カルトカール” ウフッコクとボイルドの運命は、そして彼らを取り巻く仲間”スクランブル09(オーナイン)”は生き残れるのか・・・。 えぇっと、第2巻は、ちょっとスローペースかなぁ?というわけで星4つ。 ”スクランブル09(オーナイン)”に負けず劣らず”イッちゃってる”人たちの集まりである、敵の異能集団”カルトカール”の印象が強すぎちゃって・・・(笑)。しかし、面白いのは間違いないです。完結篇の3巻に期待します。 PS 個人的には、”盲目の覗き魔”ワイズ&”不可視の猟犬”オセロットのコンビが好き! | ||||
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ええと、本文と同じ書体でタイトル書いてみました。 マルドゥック・スクランブルの正当な続編ですが、文体がガラリと変わっています。別の雑誌連載小説と同じ文体なので冲方氏なりの軌跡はあるのだろうと思いますが、一見してとっつきにくいという印象は否めないと思います。手抜きに見えるのが最大の欠点です。 このとっつきにくい文章、読み進んでいけば気にならないし、特殊な文法で韻を踏むなどのなかなか心躍る仕掛けもあるのですが、やはり初めて見たときは読む気が削がれると思います。 正直、この文体は『欠点』としか思えません。 私はマルドゥック・スクランブルが素晴らしすぎたから、その勢いのままに読み進んで、滑走路から飛び立つようにいつのまにか没頭してしまったのですが。 ストーリーはかなりハードですが、SFの要素と異能者バトルもの(山田風太郎みたいな感じ)がミックスされていて文句無しです。 この作品を読む前に、前作であるマルドゥック・スクランブルは読んでおいた方がいいと思います。 そして、マルドゥック・スクランブルの総毛立つほどの感動に襲われた方は、誰がなんと言おうと『次回作が読みたい』という欲求が抑え切れないでしょうし、あまりおもしろくないと感じた方も(いるとは思えませんが!)それぞれの感性で決めればいいでしょう。 よって、私からはただ一言だけ最後に言わせて頂きます。 ……二巻の発売日が待ち遠しい! 早く読ませてくれぇッ!!! | ||||
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前作「マルドゥック・スクランブル」から3年、彼らの過去が明らかになる。 廃棄される存在“錆びた銃”から、眠ることをしらない人間兵器へと生まれ変わった“徘徊者”ボイルド。 「い、痛い・・・いの?」 ボイルドの流す涙をみて“万能兵器&金色のねずみ”ウフコックはつぶやいた。 恐るべき能力をもった“異形”のなかま達と共に彼らは、この街で生き残ることができるのか・・・。 いやー、こうした上質の“SF”(オォ死語か?)が連続で読めるのはうれしい限りです。 今回の焦点は、どうしてボイルドが“フォースの暗黒面”に落ちていったのか(笑)ですが、パート2 &3でどう展開していくのか、大変楽しみです。 PS:アニメ(!)に日和った内容にはなってほしくないなぁ。 | ||||
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