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真夏の方程式



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【この小説が収録されている参考書籍】
真夏の方程式
真夏の方程式 (文春文庫)

真夏の方程式の評価: 3.87/5点 レビュー 226件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全226件 161~180 9/12ページ
No.66:
(2pt)

面白いのだが・・・

確かに面白いのですが、容疑者xの時と同様で、加害者の理由ばかりクローズアップされ、今回は特に被害者がかわいそうです・・・。ガリレオ先生は加害者に甘すぎませんか?
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No.65:
(4pt)

らしくないけど、好きな作品です。

正直、湯川先生らしくないけど良かったです。

この物語は、ガリレオシリーズでなくてもよいのではと思いながら読み進んでいったのですが、途中からこれはまぎれもなくガリレオだと思いました。

恭平と湯川の関係はこれからも続いてゆくのだろうなと思わせるラスト。
らしくないけど好きです。
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No.64:
(3pt)

映画になりそう

キラキラと輝く夏の海。過去の事件。人間愛。なんともはやすぐにでも映画に出来そうです。読後、私の頭の中で予告編が浮かんでいます。
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No.63:
(5pt)

素直に好き

道徳的に素晴らしいわけでも、ミステリーとしてずば抜けているわけでもありませんが、それでもラスト湯川先生の愛情に胸がぎゅっとなる作品でした。
確かに容疑者Xの逆ですね。私はこの作品の方が好きです。
でも嫌いという人もいるだろうというのは分かります。
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No.62:
(5pt)

一瞬の花火の輝き

救いようの無い過ちの連鎖が生み出した今回の事件に、得心のいかない思いで読み終えた。過去に起きた事件の真相に気付いた者、それを生涯胸に収めて死に逝く者、自身が犯した罪を背負い、身代わりとなってくれた人物のために生涯を捧げようと決意した者…

皆誰かの幸せを願っていただけなのに、一つまた一つと人生を掛け違えてしまう事態に、運命の非情さを感じました。愛する者を守るために罪を犯してしまう心理は分かりますが、それでも、最も罪の無い者に、最も罪深い行為をさせた犯人が、私は心の底から許せない。例え自分が刑に服して罪を償ったつもりでいても、何も解らずに犯罪に加担してしまった人物の、その後の未来は一体どうなると思うのだろう。自身が行った事の重大さに既に気付いてしまった今、彼が歩む道を思うと胸が潰れるような遣る瀬なさが重く残った。

唯一、湯川が最後に語った科白だけが、一筋の光となってその人物の今後の人生を支えてくれる救いになる気がした。離れていても一人ではない、という湯川の優しさが胸に染み入ってしまう。まさに【聖人の救済】だ。

夏の花火になぞらえて事件の真相を暗喩した見事さに感嘆し、真夏の夜に一瞬にして散る花火の美しさと儚さに酔いしれてしまう秀作です。記憶に残る花火の匂いの如く、鮮やかな夏の残像のように。
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No.61:
(3pt)

不完全燃焼

うーん、いま一つ、といったところである。
舞台設定、登場人物、謎解き、どれも秀逸でもなく、駄作でもない。

これでいいのか?

仮にも人が死んでいるのに、この結末で、残された人に対してこれでいいのだろうか。
夏休みの宿題としては重すぎる課題かもしれないが、どうもすっきりしない。

草薙刑事、内海刑事も登場するが、いつもの、そして私が大好きな「女の勘」も発動しない。

もう少し何とかならなかったのだろうか。

不完全燃焼である。
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No.60:
(4pt)

読後は悲しい

夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごす恭平。
仕事で訪れた湯川もその宿に滞在。
だがもう一人の宿泊客が変死体で見つかった。
「人間が成長する最大のエネルギー源は好奇心」
湯川先生が少年恭平に言った言葉ですが、
湯川先生も少年恭平もお互いに相手に好奇心があったからこそ
成長出来たのでしょう。
恭平の両親よりも他人の湯川先生の方が
恭平に与える影響が大きいのと、
実の娘の身代わりになって罪を償う親との対比も面白かった。
それぞれ重荷は背負うであろうが、
気持ちが明るいのと、
背景が夏で寂れたとは言え観光の街と言う事もあり爽やかでした。
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No.59:
(4pt)

らしくない

湯川先生らしくもなく子供に優しい作品でした。
大人の事情にに翻弄される少年に同情したのでしょうか?

それにしても警察が捜査を開始した頃、湯川先生はすでに事件解明に近い位置にいるとはさすがと言った所です。

湯川先生の作品をもっと読みたいと思わせてくれる作品でした。
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No.58:
(2pt)

海はうつくしいものなのでしょうけれど

私が少年だったら、一生おじさんを恨むし、
一生自分のやったことに苛まれて、
もと刑事のオバケに悩まされ続けることだろう。
過去に悲しい事があって、かばわなければならない、
どうしようも無い事だってあるだろう。
どうしても守りたい秘密もあるだろう。
でも、それを隠すためにまた、同じ悲劇を繰り返し、
それにかかわった人々があまりにもさわやかにその後の人生を
歩もうとしている。
それはないでしょ、ユカワセンセ
物足りません。夏の方程式だけじゃすまされないと思いました。
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No.57:
(3pt)

25周年記念3冊の中では、一番好きだが……。

映画「麒麟の翼」が近々公開で、観に行く前に小説を読まなくちゃ!
ということで、久々にもらった連休中に、作家生活25周年記念作品3冊を、

麒麟の翼
マスカレードホテル
真夏の方程式

の順番で読みました。
3冊とも、読みだしたら続きが気になって、ページをめくる手が止まらないのはさすがです。
昔から、触りだけでも……と読みだしたら、気が付いたら朝方だった、なんてのはザラです。

前2つは、途中まではおもしろいんだけど、ラスト50ページあたりからのガッカリ感が半端なくて、
肩すかしを喰らい続けてましたが、「真夏の方程式」は、3冊の中では一番面白く読めました。
これを最後に残しておいて正解でした。
……まぁ、話の着地点が、ガリレオというより加賀シリーズ寄りかな? とか、
殺人の動機が容疑者Xと似てる、というかほとんど一緒じゃない? とか、
今までの湯川だったら、いくら真相があれでも、あの選択はないんじゃないか、と思いましたが。

少しネタバレになってしまいますが、
自分でもまったく予期しないところで犯罪に加担させられていたとある人物に、
湯川がズバッと暴くのではなく、一見、まったく関係ないことをして、
その人物に自分で気付かせる、というところは、さすが「先生」ですね!
読んでいて、こういうシーンが楽しかったです。
でも……湯川先生って、確か子ども嫌いだったよね?

最後に。どーーーーしても気になったこと。
内海薫が、最初に登場してから最後までずーーーーーっと、
「内海薫」と表記されていたこと。
普通、一番最初に登場した時はフルネームで、次からは内海とか、薫とかになるんじゃないかと……。
内海薫……なんか、「ガリレオの苦悩」&「聖女の救済」の時の方が、頭脳明晰な女性に見えました。
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No.56:
(4pt)

刹那さと爽快感が共存する稀有な世界

小説や映画の類は、読んだり観たりした直後はまだその世界に浸っているので評価がどうしても
高くなりがちである。なので読後しばらくしてからこのレビューを書きます。
結論を言えば、ガリレオシリーズの真骨頂ともいえる筆者の理系的センスと人間ドラマを織り込んだ
素晴らしい作品です。多作ながらこれだけ質の高い作品を出し続ける筆者には感服するしかないが、過去の
傑作(容疑者Xの献身など)と比べると良作どまりかなと思います。
何度も言いますが素晴らしい作品で、感動します。でも筆者的に「このレベルならいつでも、いくらでも
書けるよ」的なちょっと二番煎じ的な部分が目立ったのも事実。それだけ期待値の高い筆者だからこそ☆4で
す。並みの新人が書いたものなら星は10個あっても足りないでしょう。
上手く書けませんが私の感想です。

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No.55:
(4pt)

これも映画化してほしいなぁ(もちろん福山雅治で)

ガリレオシリーズは,福山雅治を頭に浮かべながら読むようにしている.すると,10倍楽しめてものすごいお得感.しかしこの読み方には欠点がある.じゃあ,恭平君は?って登場人物を誰かに当てはめたくなるから.

子を守る為の何年にもわたる親の思いと自己犠牲.それに答えていく子もまた悲しみと苦しみの中.それが分かる湯川先生の科学者としての冷静さを保ちながらも恭平少年に向ける視点の暖かさが,今までにない湯川先生の魅力を引き出している.読んだあとから続編が気になる一冊である.
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No.54:
(5pt)

この湯川先生が一番かな!

今回の湯川先生、なんか人間臭いっていうか、すごくいいです。
容疑者Xの先生もいいんですが、それとは又違ったような・・・
というか、先生も一家団欒のようなことできる人なんですね 笑 先生の意外な一面が見れたそんな作品でもあると思います。

いや、しかし、面白かった。
3部作読みましたが、一番かな。読み出したら止まらなくて一気読みです、今回も。この作品で映画化してほしいです。ぜひ。
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No.53:
(3pt)

良い意味でも悪い意味でも期待は裏切りません

東野圭吾氏の作風で私が好きなのは「登場人物の掘り下げ方」です。嫌なヤツは嫌な部分を徹底的に突出させ、良いヤツはその心の動きを丁寧に描くことで、その人間像を完成させる、と。ガリレオシリーズに関しても、トリック部分以上にその「人間の動き」をひとつのテーマとして描いていると思います。

本作でも、環境保護の活動家、寂れた旅館の一家、多くの警察官に加えて偏屈な学者、そして無垢な少年と、一癖も二癖もある登場人物の心の動きを丁寧にトレースされており、トリックよりもそういった心理劇に近い作品となっています。トリックに関しては、正直度肝を抜かれるような話ではありません。「何故、人を殺めるに至ったのか」「何故、人を殺めなければならなかったのか」という部分がくしゃくしゃになっている所を、丁寧にピンセットで一枚一枚剥がしていく…そんなイメージの作品です。

ただ、私はどうしても、メインとなる殺人に対する犯人の動機が釈然としません。一応その動機に対する説明の行もあるのですが、「そんな事で人を殺すかね?」と疑問に思ったのは確かです。
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No.52:
(3pt)

変なおっさんと少年の夏

東野圭吾という作家さんがいて本当によかったと思う。
なにせ安心して読める。
中四日で投げても確実に六回を三失点以内に抑えてくれる頼れるエース、のよう。

で、今作。出足は快調だったけど、ちょっとこの結末は無理があるのでは、という感じ。これを納得させるには倍のボリュームの描写やら伏線やらが必要な気がしました。
『菊次郎の夏』ではないけれど、変なおっさんと少年の一夏の物語っぽいきらきらした出足が、出汁的にしか使われなかったのが残念。湯川シリーズとはいえ、そこまでどんでん返しを仕組まずしみじみ読ませるだけでもよかったのでは、、、。

それでもきっちり試合は作ってくれます。さすがはエース東野。次も頼んます。
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No.51:
(3pt)

一気には読めました。

前振りは興味深く、読み易い文体ですから、一気には読めました。
ダブルキャスト(男性警察官と女性ホテルフロント係)?の主人公の心象風景もよく書かれていました。
犯行動機が弱いと言ってる方が多いですが、私は女性なので、そうは思いませんでした。
動機の引き金になったのが、あの時の女性フロント係の対応による身体へのダメージに違いないから。

でも、全体を通してみれば「それはないでしょう?」的なツッコミどころ満載です。
ダブルキャストが恋愛関係に陥らなかったのは不幸中の幸いですが。

湯川、加賀に続くニューヒーローは新田君ではちょっと役不足かな?
泥臭い能勢さんにしてほしいなと思いました。

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No.50:
(4pt)

ミステリや物理学の要素は少ないのだが、その分人間関係がしっかりと描かれていた

今回は1つの事件を様々な視点から解明していく話で、ミステリや物理学の要素は少ないのだが、その分人間関係がしっかりと描かれていて最後まで楽しめた。

普段はあまり子供と接する様子が想像できない物理学者湯川が、旅館に遊びに来た小学5年生の男の子と接するときにも、相変わらず学者らしい論理的なスタイルを貫くのだが、やはり子供相手では勝手が違うのか、所々に人間らしい所作があり楽しめた。

最後はちょっと意外な展開になるのだが、湯川が恭平くんに残した言葉と、成長した恭平くんの姿が印象的だった。

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No.49:
(3pt)

容疑者xの間逆をいった訳ですが・・・

「それで いいんですか?」
終盤の刑事が飲み込んだ言葉が私のもっとも共感するところとなりました。
「容疑者x」はラストの容疑者の慟哭が胸をえぐり
これはもう真実は明らかにしなくても良かったのでは?
と読後に思ったものですが、やはりそれは違いますね。
犯した罪はその事によって裁かれてこそ償う事が出来る、
そして真の救いはその後にしか訪れないのではないかと・・

ネタバレがあるので未読の方は以下読まないで下さい

愛する家族を守るため、何の罪もない第三者を犯罪に巻き込んだ主犯。
かつて自身の罪を肉親に庇ってもらい、
罪を免れ「のうのうと」暮らしている人物が
別件で取調べを受けた時には
「親だけに罪を擦り付けるなんて・・・そんなこと絶対にしません」と怒りをもって訴える
本当にこんな人達が自分が犯した罪を自分自身で裁く事が出来るのだろうかと
すくなくとも「容疑者x」での献身はこんな形ではなかったと思います。
なにより何の落ち度もないのに殺されてしまった被害者とその遺族が気の毒でなりません。
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No.48:
(5pt)

これは読むべきですな

海底鉱物資源の調査に雇われて、東京から離れた場所にある海辺の町に来た湯川博士。たまたま電車で遭遇した少年の宿泊先が旅館だったため、湯川もそこに投宿することに。が、その夜、その旅館の宿泊客の一人が海岸の崖の下から死体で見つかる・・・。

こんなストーリーです。読みどころは少年と湯川とのやりとりです。夏休みの宿題を手伝う両親を「成長を妨げてるだけ」とばっさり切ったりするなど子供の甘えを大人の角度から遠慮なしに批判する湯川がなんとも人間臭い。
肝心の事件の謎解きはまぁまぁ科学してる内容ですが、湯川じゃないと解けないというレベルでもない。どちらかというと東京で、事件の背後にある人間関係を探る草薙と内海の方がいい仕事してるかもw

犯人の動機はやや拍子抜けしてしまったがガリレオシリーズの中では出色の出来じゃないかと思いました。なんといっても湯川の人間性が際立った一冊です。
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No.47:
(4pt)

まあ、面白かったですが

恭平の視点と言葉で表現されたり、湯川と恭平のやり取りが多く出てくるので、全体的に、児童文学のような感じだった。(内容はシビアですが。)
殺人に至る経緯や人物関係、人物の設定は見事。不自然なところは全くない。ただ、殺人の動機、というと、いまひとつ分からない。殺人者が何を知っていて、何を思って、そういう行動に出たかは最後まで想像の粋を出ない。なぜ、そこまで?という疑問が残る部分はあるだろう。

内海薫は柴崎コウ化が一段と進んでいて、TVのイメージが離れない。
映像化される前の湯川と、クサナギのキャラが全く変わってきたようで、残念な気がする。
このシリーズは別物になってしまった。と共にこの作品もTV化、映画化を意識したエンタメ?
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