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塩の街



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【この小説が収録されている参考書籍】
塩の街―wish on my precious (電撃文庫)
塩の街
塩の街 (角川文庫)

塩の街の評価: 3.79/5点 レビュー 169件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.79pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全169件 101~120 6/9ページ
No.69:
(5pt)

ハマったキッカケでした。

有川浩と言えば「図書館戦争」。惜しくもその波に大きく乗り遅れた私が最初に手に取ったのがこの本。いくら人気があろうと知らない作家の本に1500円程も出す余裕がなかったので、本屋で悩みながらも購入。数年活字離れしていた私が3日で読み切りました。面白い。どんどん引き込まれてしまう。ありがちなメイン二人の関係に、もどかしかったり、キュンとさせられる。その後の数々の作品に比べればライトノベルで文章も稚拙かもしれないけど、私はこの作品が(シリーズ自体も)一番好きだ。一番求めていた甘酸っぱさをくすぐられた作品。有川浩だからこその作品。ぜひとも一読を。
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No.68:
(4pt)

これがデビュー作?

今や大人気作家である有川浩さんのデビュー作であり、
自衛隊三部作の一作目でもあります。
 
私が読んだ順番は「クジラの彼」→「海の底」→「空の中」、
そして本作と、刊行とは真逆なのですが、非常に楽しめました。
 
死に至る塩害によって都市機能が崩壊した日本において、
元自衛官の秋庭と女子高生・真奈は一緒に暮らしています。
物語の前半は、主人公の2人がある人に出会い、共に問題と
向き合うといった連作短編のイメージだったのですが、
秋庭の知り合いである入江と再会してからは、塩害の解決に向け、
ストーリー展開が一気に早まります。
 
本作の後に描かれた「空の中」「海の底」を先に読んでしまった
ため、単純比較すると文章やストーリー展開に”粗さ”が
垣間見えることもありましたが、これがデビュー作とのこと。
とんでもない才能だと思います。
 
また、有川さんの他の作品にも言えることですが、登場人物が
総じて魅力的であり、悪役を演じている人物も本当は良い人
という部分にも共感を覚えました。
 
そして、「塩の街」が終わっても「塩の街、その後」として
短編が4作品も収録されています。この”おかわり”も
有川作品の魅力の一つであり、とても読後感の良い作品でした。
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No.67:
(2pt)

角川文庫版の方がよいかも

有川浩のデビュー作ということで購入してみました。
敢えて改訂前の電撃文庫版を読みました。

正直言って、期待はずれです。
大きく三つの物語で構成されていまして、
最初の物語の恋愛描写が瑞々しくて一番楽しめましたが、
三つ目の物語は恋愛描写もいまいちで、
「塩」を巡るメインの攻防も設定を生かしきれずに
ぎこちないまま消化不良で終わっている感があります。
また、イラストが内容に合っている合ってない以前に
好みでないので☆-1です。

角川文庫版は大幅改訂を謳っているので、
ぎこちない部分がこなれているのではないか、と期待したいです。
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No.66:
(4pt)

塩に侵略されるなんて

一体どんな話なんだろうと思って読み始めて、壮大な設定に驚きました。SFと言うにはちょっと甘い感じもしましたが、構想は秀逸ですしラブストーリーなんだと思えば楽しめます。でも男性の登場人物がちょっと格好よすぎます。お姫様願望のある女の子向けのような感じ。もとは10代をターゲットにした小説と知り納得がいきました。
その後も含めてぐいぐい読めて楽しかったです、ハッピーエンドなのも良かった。
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No.65:
(5pt)

愛情に溢れた「ばかやろう」

有川作品で一番初めに手に取ったのがこの本でした。
(図書館戦争のほうが有名ですが、私は未読です)

作者が大人のためのライトノベルを書きたかったと述べているように
非常に読みやすい作品だと思いました。
塩害という人が塩になってしまう原因不明の災害に見舞われた世界で
出会い、別れてゆく人々の物語です。

主軸は自衛官と少女のシャイで甘い恋愛物語ですが
脇役たちの人生にもさまざまな物語が詰まっていて、むしろそちらに惹かれる人も多いかもしれません。
自衛隊とか基地とか出てきますが、
内容的にはちょっと女の子向け作品かな、とも思います。

本編の最後、「ばかやろう」のセリフにありったけの愛を感じました。
極限状態の中だからこそ描ける不器用な愛の描写は、
後の作品にも引き継がれる有川浩の得意技だと思います。


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No.64:
(2pt)

価値観の相違

「価値観の相違」って言葉。よく離婚の原因なんかで使われるけど、私にとってはこの本がまさにそれ
かも。もうどこがどうとかより根本からすべて悉く合わない。「阪急電車」が良かったので「他の作品も」と
手に取ったのですが、この作品は自分には全くダメでした。(以下ややネタばれ注意です)
 冒頭2章の読み応えからSF的な盛り上がりを期待したのに、いつのまにかうぶな少女の恋愛物語に
なってしまったのも興ざめでしたが、それは筋違いの勝手な期待をしてしまったこちらにも問題がある
わけで価値観の相違とまでは思わないのですが、問題は登場人物の心の動きとそれに伴う行動の
ひとつひとつが自分にはまったくしっくりこなかったこと。そもそも秋庭のような性格の男が、真奈の
ようないたいけな少女(といってもいいぐらいの幼さを感じる)に、保護者しての父性の座から降りてきて
恋愛感情を持つに至ること自体に大いに違和感を感じる。で、「世界が滅んでもいいからいかないで」
とかって迫られて感極まってしまうのですが、現実の男性は女性のこういう態度に萌えてしまうような
奴ばかりではない。「うえっ俺やっぱこいつ無理」となる奴も(私も含め)たくさんいると思う。秋庭のような
性格の男はまさにそういうタイプなのではないかと思うのです。
 他にも「その後」に出てくるルポライター志望の中学生。思春期まっさかりの男の子が、秋庭のような
怖い大人の前で、幼いとはいえ年上の異性にああいう傍若無人な振る舞いに及ぶのが理解できない。
少なくとも正気とは思えない。そして秋庭の父親も。元自衛官でパイロットで、死に近い仕事であることを
知っていて、自分が死んで妻及び家族を不幸にしてしまう可能性が普通よりだいぶ高いことを十分理解
して生きてきた人間が、妻の死に目に会えなかったことをあそこまで後悔するのはどうにもおかしいと思う。
とかとか。入江のことなんか考えだしたらきりがなくなるのでこの辺にしときます。
 ということでこの作品、全編まるごとまったく私には合いませんでした。たぶんこういう物語、人物を書く
作者さんともきっと合わないだろうと思います。こういう完全に×な状態を「価値観の相違」というのかなと
思った次第です。
 私には合わなかったけど文章はきれいだったので星は2つに。
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No.63:
(3pt)

拙い文章

有川さんの作品にしては物語の起伏も少なく、人物の心情表現に力を置いています。
しかしデビュー作であるためか全体的に文章が拙いです。心理描写も登場人物の気
持 ちを長々と書き綴るだけで非常に目障りでした。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲
)の ような簡潔の美学を見習えとは言いませんが途中でだれるかも知れません。

有川さんの設定はご都合主義が多く本書も多分に漏れません。しかし「人が塩に
な る」なんて設定早々思いつかないし、面白い題材だと思いました。それだけにリ
アリ ティーを下地に恋模様を描いてもらいたかったので残念です。

物語の筋は面白いので文体が自分に合うといい作品になると思います。
また「陸上自衛隊モノ」だと誤解して本書を購入しようとする人は止めたほうがいい
で す。全然活躍しませんから。後、空自の方が全体的に表に出てると感じました。

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No.62:
(4pt)

偏愛的作家!

デビュー作、これが???

塩漬けになり人が塩の像になるという世界設定、
最初に出てくるのが主人公ではないという展開、
その原因と事態を打開しようとする主人公達の流れ、
そうして「オトナのラノベ」という称号にふさわしい、甘い恋愛。

すげーなこれ。
この才能ってなんなの?
もう、有川浩さんってば!!

今まで無理にきばっていた自分の中のジョシの部分を、ぐいぐいせめてこられます。
はー、もう、脱帽。
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No.61:
(3pt)

SFと思って購入したら恋愛ものでした

実はSFと思って購入したので読んでみて「あーこれって恋愛小説なんだ」と気がつきました。
ストーリーとしてはまあまあ面白かったですが、本格的恋愛小説ってわけでもなく気楽に読めるタイプのものです。
空き時間にサラサラと読み進められるので気楽に読むには良い感じでした。
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No.60:
(5pt)

本編だけでなく、アナザーストーリーも面白い

順番が逆で、
「図書館戦争シリーズ」の後に読んでしまい

これが原型なんだぁ♪

感じなくてもいい
でもちょっとうれしい
感慨に浸りながら読ませてもらいました。


まず、塩害という設定が素晴らしい。
(どこから降ってきたか、誰が降らしたかは明らかにされませんが)

基本いい人なんだけれども
一癖ある人たちが勢ぞろいで
先の読めないストーリーだけでなく
登場人物たちが、この先どうなって行くのかにもハラハラさせられました。


「塩の街、その後」と「あとがき」も非常によかったです。
むしろ、本編よりも、こっちのほうが個人的にはよかったかな♪
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No.59:
(5pt)

やられた!

最近の有川氏の本は、ほとんど読んだ。
逆に、初期の頃のものは読んでなくて、
文庫ででているので、海、陸の順に読んだ。
海は海で、好きだ。
警察官、自衛官の男っぷりがよかった。
が、この塩はどうだ!
秋庭氏、男前すぎる。
しかも、さくさく読んでいったら、不意に泣かされた。
やられた、と思った。
いまさらべた甘系で泣けるとは思ってなかったが、久しぶりに心地よく泣かせてもらった。
次は、空を読む。
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No.58:
(5pt)

世界の終末……

「塩害」によって荒れ果てた街で、巻き起こる人間ドラマに感動。

特に気に入ったのは「海に向かう男」の話――。
海にたどり着いて、男が背負っていた大きなリュックの中身と、海に向かって歩いていた理由が判明した時、切なさと同時に、ほっこりともさせられて、説明ができない不思議な感情が湧いてきました。

世界の終末って暗いイメージがありますけど、温かく美しいものもあるかも…そんなことを感じさせられました。


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No.57:
(3pt)

番外編のセリフに違和感

崩壊寸前の東京で暮らす少女と謎の青年のラブストーリー。

バラードの『結晶世界』を読んだ後に偶然手に取って、
何となく物悲しい雰囲気と謎の奇病という共通点から、
勝手にアン・ハッピーエンドのつもりで読んでいたので
ハッピーエンドで終わってびっくりしました。

物語のクライマックスで、控えめで大人しいヒロインが
青年とのことについて言い放った一言が、
「大人しくても小説のヒロイン」という感じに
強気で自信を持っていたので好感を持ったのですが
何故かその後を書いている番外編では
「青年の気持ちが分からない」とオタオタしていたのが、
「あのセリフは何だったの!?」と却ってがっかりでした。

ですが、番外編自体は小説本編の総括といった感じで
(多分)作者の書きたかったテーマが提示されていて
分かり易かったので、あって良かったとは思います。

途中はそれなりに面白く読めたのですが、
読み終わって一番残るのが
「ヒロインのセリフに対しての違和感」だったのが
なんだか割り切れない読後感です。
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No.56:
(3pt)

甘い甘い恋愛の疑似体験がしたい方には最適かと。

氏のデビュー作。
「植物図鑑」がきっかけで,現在の最新刊「キケン」まで読みあさっているが,
そのルーツとも言うべき本作を読んでみることにした。
タイトルにもなっている「塩」が原因で,本作の世界は危機的な状況にあるが,
それを除けば,世界はほとんど主人公ふたりだけの空間である。
甘い甘い恋愛の疑似体験がしたい方には最適かと。

ただし,近年の作に比べると書き込みはかなり甘い。
また,男の方の主人公は比較的よく描写されているのに比べ,
ヒロインの書き込みが曖昧で,なぜ,男の方が惹かれたのかがわからない
(植物図鑑,フリーター等,氏のよくあるパターン)。
ふたりの年齢差があることもあり,○○コン?なんて思いはじめると,かなり白ける。

さらに,今は「その後」なる後日談が書かれているものの,
はじめて活字化されたときは,それがなかったことを考えると,
突然,ぷっつりと話が終わっている感じが拭えない(これも氏のよくあるパターン)。

「その後」は,本編の(良くも悪くも)勢いだけで突っ走った感のある文章に比べ,
成長した筆で,一歩引いて書かれており,それもまた不自然。

以上,普及点の作品かと思われる。
氏のファンは,読むべし。
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No.55:
(2pt)

ただの恋愛ものと考えれば良いかもしれない

あまりにも現実離れした設定に、いくらSFといえど感情移入できませんでした。
読者は置いてきぼり。緊迫感もなし。
すらすら読めるけれど、もう一回読みたい、もっと詳しく読んでみようという気は全く起こりません。
わざわざハードカバー化した意味が分かりません。ライトノベルのままで充分だと思います。
図書館戦争が良かっただけに、がっかり。まあ作者のデビュー作だし、文句はつけられないかな。
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No.54:
(1pt)

評価は内容ではなく、喚起のために

この電撃文庫から出ている「塩の街」に、続編を大幅に追加した「塩の街」が角川文庫から出ていますので、後者を購入することをお勧めします。

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No.53:
(5pt)

読後の感想(オヤジ視点)

この著者の本を読むのは初めてだったが、他の作品も見てみたいと思わせる一冊だった。
当初電撃文庫でライトノベルという形で出版されているが、私としてはオヤジ心もくすぐれる内容だと思う。
大人になり日常の現実と向き合ううちに、知らずと内に生活のアカとホコリが蓄積して、山を成している人も多いはずだ。
ある日そこにけつまずいたら、埋もれ忘れていた夢や憧れ、ひたむきさ等、青臭い頃の想いがコロリと出てきたような驚き。
自分にもそんな時代があったんだなという感慨に浸れる時間。これは貴重だ。
そしてあらためて今自分の隣にいる人が、自分にとってどれだけ大切な人であるのかを気付かせてくれる。
題材は人類誕生から普遍のテーマであるが、私好みの味付けになっている。
添え者の方々もきちんと歯ごたえがあり、更なる旨みを引き出している感じがこれまた良い。
作者は女性らしいが大人の男心をそれなりに理解はしているようだ(?)。
というより人として共感できる部分には、男女の違いなどないのかも知れない。
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No.52:
(4pt)

青臭い純粋さがいい・・。

文章が優しくて、なんか女性的な表現が多いと思ったら
作者は女性だったんですね。

作者自身があとがきで書かれているように、
青臭い匂いの残った作品ですが、これはこの状態が完成品だと思いました。

たぶん、女性やティーンエイジャーだったらはまると思います。
大人が読んでももちろん楽しめます。
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4043898037
No.51:
(2pt)

読む順番

レビューとは少し違うかもしれません。すみません。

「空の中」を初めに読んでおもしろさに感動し、次に「海の底」を読んで
さらにボルテージが上がり、で、最後にこれを読みました。で、がっかりしました。順番通りに読めばよかったと。
おもしろいことはおもしろいのですが、「空の中」、「海の底」とはちょっと違いますよね。
物足りなかった。期待しすぎてしまいました。
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No.50:
(5pt)

その後につられて、文庫も買っちゃった、ちぇ。

ホントは単行本も持っているんだな。でも、「その後」がほしくてこっちも買い。
「秋」庭さんいいですねえ。ツンデレな自衛官!!「海」の夏木さんとは一味違う、アウトローなツンデレパイロット!「その後」のデレ具合がまたいい!子供にでも本気!
やっぱり、「守ってやる」的なオトコのひと、いいなあ。そして、本当に「守れる」オトコのひと、まさにいいなあ。

塩の街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:塩の街 (角川文庫)より
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