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塩の街
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塩の街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全169件 61~80 4/9ページ
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有川先生は2013年、とどまることを知らない勢いでメディアミックスが続いていますが、 その原点となる、自衛隊&純愛を体現した作品。 一旦閉幕してから短編がいくつか収録されていますが、 もっと長編として描かれていれば世界観が深まったのではないかと思います。 塩の存在はSFというほど論理には寄っていないですし、 ラブの部分もウブっぽくてはじけてはいないです。 でもアニメとしての映像は読んでて鮮明にイメージできました。 デビュー作なので完成度という点では100%ではないですが、 図書館戦争シリーズに発展する有川先生の構想の原点を 知る上では、欠かせない1冊です。 | ||||
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辛辣なタイトルをつけました。 この著者の小説は初めて読みました。 もともとSFは好きで、荒唐無稽な話でも割りとすんなり入り込めます。 なので、今回のこのストーリーも 一体どうなるんだろうと最初の方はワクワクして読み、半分くらいまで読み進みました。 が、そのうち 「ん?」という感じになってきます。 大体、なんでも出来て男らしくてカッコイイ秋葉と大人しいけど芯は強くて可愛い真奈の組み合わせ。 この組み合わせがもうすでに少女漫画。 そもそもこの二人がくっつくというのが、著者の趣味の世界というか・・・。 これだけたくさん人が死ぬのに、やたら恋愛要素が前面にきてて、美し過ぎて、リアリティ皆無。 読む価値がないとまでは言いませんが、レビューの高さに期待し過ぎは禁物です。 | ||||
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とても気に入った。 有川さんの作品は面白い。 小説好きはぜひごらんを | ||||
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「阪急電車 (幻冬舎文庫)」や「フリーター、家を買う。」の著者のデビュー作であること、自衛隊三部作の第一作であること(なぜか角川文庫では第3弾だが)などの予備知識を持って読み始めた。 宇宙から飛来落下した巨大な塩の結晶により、人が塩の結晶となり絶命(塩害という)し、その結晶化が結晶を見ることによって伝染していくという発想に驚いた。 また、このようなショッキングな内容にもかかわらず、恋愛ものという側面を持っているところも面白いところだ。 主人公の一人秋庭は、トップクラスのパイロットだが何らかの理由により自衛隊を離れているときにこの塩害が起こった。もう一人の主人公真奈は塩害で両親を失うが秋葉に助けられた。秋葉はパイロットとして活躍し人類を塩害から救うが、人類のためにやったのではなく、愛する人が塩の柱になるのを見たくないからというのが本当の理由だった。 自衛隊ものという割には自衛隊の話はあまり出てはこないのだが、自衛隊内部の事情に詳しい記述が多くみられた。 引き続き、残りの三部作「海の底 (角川文庫)」「空の中 (角川文庫)」を読破中。 | ||||
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正直、最後まで読めませんでした。 自衛隊が出てきてからグズグズですね。 もともとSFですから、つじつま合わないのはしゃ〜ないけど 読者を飽きさせないようにしないとですね。 残念。 | ||||
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世界を救うというお話で、世界なんてどうでもいい、というお話。 好きな人が先に逝くのが嫌だ。だから世界を救う。 好きな人が死ぬなんて嫌だ、だから世界なんか救われなくていい。 これほど純粋で、綺麗なラブストーリーを私は他に知りません。 この作品の綺麗さとは、自分の弱さ、幼さ、醜さに目を瞑った見せかけの美しさではありません。 その全てを受け入れ、強く、強く恋をしていこう。そんな美しさです。 ヒロインである真奈の、秋庭との年齢差、自分の幼さに悩み、それでも恋をしていく姿には胸を打たれました。 半分、真奈の分は恋。ちゃんと秋庭の分も恋だと教えてくれなくては。 ーあたしたちは、恋だろうか。 | ||||
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一気に読んでしまいました。久々のヒットですね~~なんでも読む私ですが、あたりでした。 | ||||
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なんかこういう世界滅亡の危機系の話読むと 7SEEDS読みたくなる病気にかかってる私… デビュー作なんですね! 有川さんの作品のテンプレなキャラたちが出てくるなぁというか、 これがテンプレになったのか、と。 意外にあっさり世界が救われて… でも面白かったです。 | ||||
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有川さんの作品はどれも好きですが、塩の街が一番心にグサッときました。 人が追い詰められたとき、何を見て何を感じて何を欲するのか。 醜くなっていく人間と世界、その中でも唯一変わらない人の想い。 読んだ後、しばらくこの世界に浸っていたいという気持ちでした。 | ||||
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舞台は謎の隕石が飛来し、人々が塩害に苦しむ現代日本です。序盤は主人公・秋庭とヒロイン・真奈と二人が出会う人物との交流を描き、入江の登場する中盤以降は物語の核心に迫り、事態の打開に向かいます。全体を通して、主人公とヒロインの恋愛が深く作品にかかわっています。 SFではありますが、メインは'@世界は救われるが、自分や自分の大切な人が失われる、'A世界は救われないが、滅ぶ時までは自分も大切な人も生きられるという2択を迫られた主人公とヒロインにおかれています。 多少物足りないものを感じたので、星4にします。 | ||||
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拾われた彼。 なぜ海を目指すのか,何を背負っているのだろう。 謎は最後に解明する。 塩の街で,塩の人になり,奇麗な海に帰りたい。 拾った側の姿勢は有川浩の姿勢なのだろう。 多くのこぼれ話を拾い集めて欲しいかも。 | ||||
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自衛隊三部作の陸自編であり、デビュー作。 他の方も書いておられるように、他の二作と比べて恋愛小説の色合いが強い。 基本的に、元パイロット乗りの秋庭と元高校生の真奈の視点で描かれる。 男女双方からの視点による「相手への想い」が、ときに熱く、ときに切なく描かれている。 恋愛的には読んでいて、心温まる内容であった。 しかしながら、内容の不備も感じる。 駐屯地司令のキャラクターは必要だったのか。 米軍を襲ったり、真奈を部屋に閉じ込めたりするに至っては、意味が分からなかった。 | ||||
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図書館戦争から入ったのでもっと生々しい戦闘シーンが多いのかな…と勝手な想像を持って読ませて頂きました。 時代設定が近未来(もしくは現在)で読んでいるうちに「本当にこんな世界になったらどうなるんだろう」と昨年の震災も重なり本当に危機感を抱く位でした。 でも、基本にあるのは「恋愛」なのですね。「こんな世界にならなかったら出会う事なんてなかった」と言う台詞が未曾有うの災害の中でも必死に生きていく事を選んだ2人を 描いているのだと感じました。 (自衛官と言うと「別世界の職業」と感じてしまいますが常識的には一般人と何も変わらないと…逆に使命感の強い方が多いかと…) いつどんな時でも誰かの事(家族でも恋人でも友人でも)を思っていられる人でありたい、有り続けたいと考えさせられた1冊です。 「恋する女性は強い」を前面に必死に生きている姿がとても印象的でした(個人的にはスクランブルがもう少し多い方が好みなのですが、この本に関しては丁度よかったです) 有川さんの本をこれからも読んで行きたいです。 | ||||
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どの作品も共通ではあると思いますがこの作品はその中でもトップクラスで読み方次第かと思います。 子供騙し、ありきたり、ライトノベルにありがちな万人受けの登場人物。こう捉える方も多いのではないかと思いました。 しかし本当にこの世界にはいったら、子供騙しなこともありきたりなことも自分はしてしまいます。死ぬ最後まで人を好きになるし色々な意味で綺麗でいたい。 この作品はものすごく空想世界なのに何故か入り込める作品。自分はそう受け取りました。 ただ純粋な感想として、愛する人に読んでもらいたいと思いました。すすめたいと思いました。 それだけでこの上なく素敵な作品だと思い★五つです。 | ||||
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地味な題名から想像できないくらい どきどきはらはらするものでした。 | ||||
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塩が世界を埋め尽くす塩害の時代、崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、なぜか 東日本大震災後の東北の荒廃した光景が目に浮かぶ作品でした。 「三匹のおっさん」「阪急電車」のあとに本書を購入しましたが、日常と非日常 という意味で「塩の街」はユニークな作品でした。秋庭と真奈の関係が保護者か ら恋愛感情になるのは違和感はあったものの人物描写はうまく楽しめました。 | ||||
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ストーリーも文章も設定も構成もキャラクターも、何から何まで薄っぺらであまりにも拙い。 友達に勧められてこの作者の「図書館戦争」シリーズや「空の中」も読んだのだが、男女を出すと無理矢理にでもくっつけないといられないようで、でもそのキャラクター造形も画一的で同じタイプばかり。 これはデビュー作だから仕方ないのかなーと思いながら読んだが、他の作品も日本語の間違いや変な癖が多く、あまり成長が見られないのが残念だ。 | ||||
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以前から気になっていた三部作をまとめ買いし、第一部である塩の街を読み終えました。 隕石の落下を起点に人間が内側から塩になってしまう塩害が発生してしばらく後から始まる物語。 パッと見はSFでどうサバイバルするかや、塩害にどう立ち向かうかという話かと思いきや、航空自衛隊の戦闘機パイロットと10歳も離れた女子高生との純愛の話がこの作品の根幹になっています。 本格的な恋愛小説は読まないのですが、くどくなく読みやすい構成と癖や個性のあるキャラクターばかりで一気に読めてしまいました。 人々が感染し死んでゆく中、愛する人とどう過ごすかを考えさせられました。 メインの二人以外にも様々なカップルの恋愛も挟んであり、若い人から大人まで、恋愛時の思考パターンに懐かしさを感じました。 自分が男だからなのかもしれませんが、後日談で現れる少年の甘酸っぱい恋心や、空自隊員の少しひねくれた大人の恋愛感情のどちらも共感できました。 余談ですが、自分が元自衛官なので、自衛隊関連の話も「この状況分かるわ!」って何度も共感してしまいました。 派手な戦闘シーンはありませんが、人間としての在り方を感じさせてくれる作品でした。 | ||||
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秋庭や真奈という魅力的な主人公だけでなく脇役もみんな光ってます☆伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」以来です、こんな感激(^_-)処女作は力作&当たりが多いのかも!? | ||||
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阪急電車の映画を見て、話のうまさに感動し、原作著者の他の作品も読んでみよう、ということで手に取った本作。 電撃文庫ということで、少年少女向けのラノベの賞を取っている作品。ハードカバー化を機に発刊当初より大人向けに改訂したそうです(当時、ラノベ向けに修正したものを、著者のもともとの意図に戻したとのこと)。 滅びゆく世界の中で、新しい出会いと恋が恋人たちと、ついでに世界の運命を救う。そういうお話。絶望や恐怖の中、エゴが前面に出て、人を傷つけるのが当たり前の中、「彼こそすべて。世界なんかいらない」といえる主人公の少女の強さが印象に残ります。 設定は、まぁ、いろいろ突っ込みどころ満載(なぜ、自衛隊も米軍もさっさと塩の結晶を攻撃しなかったのか?あえて米軍機を乗っ取る必要があったのか。反撃もしてこないターゲットを壊すのがそんなに大変なミッションなのか等々)ですが、そこは本題ではないのでよしとします。 若い時ならではの、love is allの精神にあふれた主人公。これだけだと甘甘な話になり高評価にはなりませんが、主人公(男)の友人、入江氏が、血も涙もない合理主義者として、いい味を出しているので、高評価です。彼がいるから、この作品は生きています。実際彼を扱った章が一番面白い。 少年少女はピュアな愛の物語として楽しめますし、大人は他の楽しみも見つけられます。さすがと思える作品でした。 | ||||
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