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老人と犬
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老人と犬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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本好きな人から、地下室の箱は他作品に比べて残虐性が低いからとオススメされました。これから読むのが楽しみです。 | ||||
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ホラーとかファンタジーとかではありません。 現実に起こりうるシンプルな物語です。 銃が少ない日本でもたまにありますよね。 路上生活者に石を投げたり火を付けたりの未成年犯罪。 主人公に強く感情移入できるかどうかで、評価が分かれるのかな? | ||||
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この本を買う前に「老人と海」を、読んでいて…老人繋がりで、「老人と犬」を買ってしまいました。始めは、とても面白かったが、後半は期待していたほどではなかった。 | ||||
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派手なバイオレンス小説や映画を観てきた単純な思考回路の私は、内容紹介を読んで、老人が自ら又は暗殺者に依頼して復讐劇を遂げる内容だと期待した。たとえ相手が未成年でも、凶悪犯罪を起こすような畜生には、更生を配慮する余地は一切ないからである(持論)。 ……ところが私が予想していた方向には物語は進まない。老人(といっても67歳ほど)は通常の善人であり、当初はちゃんと謝ってもらう以上のことは強く望んでいなかった。司法の限界や、裕福で力のある人物に忖度が作用するところも極めて現実的。 「…何だ」と期待外れに感じていたのも束の間、内容はどんどん深まっていく、引き込まれていく(読み止めることができず寝不足)。老人の正義感とけた外れの根気強さ、…そして怒涛のクライマックス。 心の深淵に響くとても印象に残る作品だ。 私にとって初めてのケッチャムだったが、遅ればせながら他の作品も読んでみようと思う。 ケッチャムが3年前に他界していることが惜しまれる。 | ||||
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大雑把なあらすじとしては、ショットガンで頭を吹っ飛ばされた愛犬の復讐に、 飼い主の老人が立ち上がるという話ですが、展開に次ぐ展開であきさせません。 ストーリーだけ追って読むと、それほどの作品に思えないんですが この作家はとにかく文体が魅力的で、読みやすい上にかっこよく、 ずっと読んでいても退屈しません。ひきつけられてしまいます。 暴力や性、残酷さ、自問自答などがぐるぐるめぐり、パルプ・ノワール系の感覚で読めるので ノワール好きにもおすすめです。 エルモア・レナードの「オンブレ」がさらりと会話に出てきたりするのも良いです。 エンタメ的要素もあり、非常におもしろかったです。 | ||||
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その冒頭で出くわす愛犬の死は彼が人生の過程で経験した理不尽な出来事に対する怒りをも呼び起こす。淡々と真実を欲して耐えて行動する姿は以外でもありながら過去に体験した自身の息子の裏切りの真実を求め続けてきたやり場のない怒りの深さを現しているようだ。それにしても銃というのは厄介な存在というべきで、なぜなら素手ではなんら力を持たない人間という生き物に、まるで王者にでもなったかのような錯覚をもたらすのだから…自分の身を守るためと云うがその分不相応な力は弱者の盾にすぎないのではないだろうか? | ||||
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いぬづきにはつらいですな 犬のあたまショットガンでうたれちゃっちゃ あまり面白くないです 動物愛護小説 | ||||
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どう評価したらいいのか……。 レビューするのが難しい作品です。 娯楽小説としては分類しにくいし、文学作品とも言い切れない。 あらすじにある通り、少年たちに犬を殺された老人が復讐する話です。 ストーリーだけ語っても、この作品の魅力は上手く伝えられないと思います。 なぜなら、文章力が素晴らしいからです。 老人の友人も、少年たちの家族も、情景も含めて全てが目前に迫ってくるようなリアルさがあります。 なので、物語の登場人物も、実在する人物のような錯覚を覚えてしまいます。 老人の取った行動は、狂気だったのか、それとも正義だったのか。 あなたにはどう見えるでしょうか。 初めて読みましたが、不思議な魅力のある作家だと思います。 | ||||
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キングの怖ろしい描写や汚らしい表現?が出てくる『スタンド・バイ・ミー』や『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』などはその主要登場人物や構成をアレンジして、違う目線からとらえるとホラーがとんでもない感動巨編になることがありますが、このケッチャムの作品も「眼には眼を」的大人の復讐の作法に固執せず、主人公の老人とその父、主人公の二人の息子、加害者の少年とその父、加害者の弟と父、加害者の仲間の少年の父子関係などに着目し、見方を変えれば、実に奥深い作品だと思うのです。人間は誰しも自分の息子をもったとき、その関係をどう維持していくか思い悩みます。どんなに自分では愛情深く育てても全く応えてくれないとき、息子からすれば兄弟の間に親からかけられる愛情の差を感じてしまうとき、どこで育て方をお間違ったのか、親は息子にいったい何を期待してきたのか、父と息子の関係にはただただ虚しさだけが残るのか、と思わずにはいられない。反省と改善、関係修復、絶え間ない努力と失望。ここでは女性の姿はあくまでやさしく、おぼろげで物語を勧める脇役に過ぎないように描かれている。親父と息子、同性ならではの絆と確執。考えさせられました。本当の悪人とは誰なのか。犯罪や暴力は何が原因で生まれるのか。理想的な解決のしかたははたしてあるのか。希望は何からわいてくるのか。本作品はぐっと読者をひきつけ、わずか一時間足らずで読了してしまうほどの世界を展開しています。ケッチャムのもう一つの魅力ですね。本作品を別の視点から描きなおし、映画などにするとかなりおもしろい骨太の作品ができあがるのではないでしょうか。いい作品にめぐりあえました。 | ||||
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誤解を恐れずに言っちゃえば、 ケッチャムのファンは、なんとなく後ろめたい。 かの有名な「オフシーズン」を読んで、 慄然愕然呆然でダラダラ冷や汗とヨダレを流しながら 立ち尽くし、そのあげく 「隣の家の少女」で決定的にケッチャムのファンになった私はなおさらだ。 でも、ひそかに抗弁してたんですよ。 ケッチャムは、それだけじゃない! あるんだよ!100人の小説家のうち1人しかもってない、 特別な、なにかを持っているんだよ! 最初にそれを確信したのは、「河を渡って」(「閉店時間」収録)を読んだとき。 そして、「老人と犬」ですよ。 ホラー!言っただろ! ケッチャムは、わかってんだよ。 人の気持ちを揺さぶるってことの本質を! おい、犬のカタキ討ちのために、孤独なおじいちゃんが 命をかけるんだぜ! それだけでも泣けるじゃないの。 今のうちに読んどいてよ。 間違いなく映画化するから。 主役はもちろんクリントイーストウッド。 吹き替えは山田 康雄で(それはムリか)。 | ||||
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最近犬を飼い始めた事もあって、かなり心情的には老人にのめりこんで読みました。 理不尽に愛犬を奪われた怒りはわかるけど、この老人の、何もかもが不利な状況の中、「悪い事は悪い」と突きつけるその力は、どこから来るのか? それでまた、出て来る「敵」が、本当に絵に描いたような「人間のクズ」で、どうしてこんな奴らがまともに道の真ん中を歩いているのかわからんくらいの憤りを感じつつ、物語は進んで行きます。そのストーリー運びは無駄がなく、謎解きなどに関係なく、淡々と進んで行きます。 やがて明かされる老人がそうまでして「正しい事」を求める理由。 さらに展開してゆく事の顛末。 「正しい事」を頑固に、病的と言っていいほど頑なに追い続ける老人と、それをことごとく踏みにじる者に訪れる「結末」。 ジャック・ケッチャムというと、暴力・残酷な描写を期待する向きがありますが、この作家の「売り」はそれだけではない。 書き手のして確かな計算と、ストーリーテラーとしての才能を強く感じた次第です。 従来のジャック・ケッチャムのイメージでバイオレンスを期待する方はがっかりするかも知れないけれど、この作家がバイオレンスだけが売りではない、書き手としての才能のある人だと強く感じさせる佳作だと思います。 | ||||
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最近犬を飼い始めた事もあって、かなり心情的には老人にのめりこんで読みました。 理不尽に愛犬を奪われた怒りはわかるけど、この老人の、何もかもが不利な状況の中、「悪い事は悪い」と突きつけるその力は、どこから来るのか? それでまた、出て来る「敵」が、本当に絵に描いたような「人間のクズ」で、どうしてこんな奴らがまともに道の真ん中を歩いているのかわからんくらいの憤りを感じつつ、物語は進んで行きます。そのストーリー運びは無駄がなく、謎解きなどに関係なく、淡々と進んで行きます。 やがて明かされる老人がそうまでして「正しい事」を求める理由。 さらに展開してゆく事の顛末。 「正しい事」を頑固に、病的と言っていいほど頑なに追い続ける老人と、それをことごとく踏みにじる者に訪れる「結末」。 ジャック・ケッチャムというと、暴力・残酷な描写を期待する向きがありますが、この作家の「売り」はそれだけではない。 書き手のして確かな計算と、ストーリーテラーとしての才能を強く感じた次第です。 従来のジャック・ケッチャムのイメージでバイオレンスを期待する方はがっかりするかも知れないけれど、この作家がバイオレンスだけが売りではない、書き手としての才能のある人だと強く感じさせる佳作だと思います。 | ||||
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『老人と犬』、自分にはとても素晴らしいと思える内容でした。 自分は『隣の家の少女』しかケッチャム作品は読んでなかったニワカだからか、 昔からケッチャムのファンである方々のように、 「今までと違う」というようなことは感じませんでした。 私はこの作品を読んで、感動と爽快感が残りました。 わけもなく殺された愛犬レッドのために全てを賭ける老人ラドロウ。 法律云々ではなく、人としてラドロウの肩を持つ、人間味に溢れるラドロウの知人たち。 犯罪者の裁判での判決についてのニュースなどを見聞して、 「こいつにはこんな刑じゃ足らない」など行き場のない腹立たしさを感じたことのある方、 そういった方はぜひ一度手にとってみてください。 | ||||
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『老人と犬』、自分にはとても素晴らしいと思える内容でした。 自分は『隣の家の少女』しかケッチャム作品は読んでなかったニワカだからか、 昔からケッチャムのファンである方々のように、 「今までと違う」というようなことは感じませんでした。 私はこの作品を読んで、感動と爽快感が残りました。 わけもなく殺された愛犬レッドのために全てを賭ける老人ラドロウ。 法律云々ではなく、人としてラドロウの肩を持つ、人間味に溢れるラドロウの知人たち。 犯罪者の裁判での判決についてのニュースなどを見聞して、 「こいつにはこんな刑じゃ足らない」など行き場のない腹立たしさを感じたことのある方、 そういった方はぜひ一度手にとってみてください。 | ||||
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愛犬を目の前で無残に殺された老人が、その犯人である少年たちを追い詰めようとするが… ネタばれになるのでこれでやめておきますが、この老人が残酷な復讐をするわけではなく、全然ホラーではありません。むごたらしい復讐劇を期待するとがっかりします。 | ||||
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愛犬を目の前で無残に殺された老人が、その犯人である少年たちを追い詰めようとするが… ネタばれになるのでこれでやめておきますが、この老人が残酷な復讐をするわけではなく、全然ホラーではありません。むごたらしい復讐劇を期待するとがっかりします。 | ||||
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ジャック・ケッチャムの小説には救いがない、というのが定番だ。確かに読後にはやりきれない辛さだけが残るという側面がある(無論、それがケッチャムの小説の良さなのだが)。 しかし、この小説に個人的には、冷静に静かな闘志を心に堅く決め、老犬の復讐を行った老人の硬派な生きざまが、感情表現を限りなく抑制した筆致で、ハードボイルドスタイルで描かれたある種の好感さえ抱ける小説だった。 〜理不尽な行為は許せない。それは苦しめられた人間から戦いを挑まれるのを当然のこととして、ケッチャムは老人を静かに勇気を内に秘め、強い意志をもって貫徹する魅力ある人物を見事に描ききったと思う。〜大部分の現実ではこんな生き方はできない。人は色々なしがらみの中で物事をあきらめ、忘れてゆこうとする。 しかし、自分にとって代えがたいものが理不尽な奪われ方をしたら・・・・。 ケッチャムファンの方には異論があると思うが、僕はこの作品が映画化されるのを見てみたい。 主役はもう少し年齢を経たロバート・デ・ニーロでぜひ見てみたい。 そんな色々な思いを含め、僕はこの小説がかなり好きなのだ。 | ||||
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ジャック・ケッチャムの小説には救いがない、というのが定番だ。確かに読後にはやりきれない辛さだけが残るという側面がある(無論、それがケッチャムの小説の良さなのだが)。 しかし、この小説に個人的には、冷静に静かな闘志を心に堅く決め、老犬の復讐を行った老人の硬派な生きざまが、感情表現を限りなく抑制した筆致で、ハードボイルドスタイルで描かれたある種の好感さえ抱ける小説だった。 〜理不尽な行為は許せない。それは苦しめられた人間から戦いを挑まれるのを当然のこととして、ケッチャムは老人を静かに勇気を内に秘め、強い意志をもって貫徹する魅力ある人物を見事に描ききったと思う。〜大部分の現実ではこんな生き方はできない。人は色々なしがらみの中で物事をあきらめ、忘れてゆこうとする。 しかし、自分にとって代えがたいものが理不尽な奪われ方をしたら・・・・。 ケッチャムファンの方には異論があると思うが、僕はこの作品が映画化されるのを見てみたい。 主役はもう少し年齢を経たロバート・デ・ニーロでぜひ見てみたい。 そんな色々な思いを含め、僕はこの小説がかなり好きなのだ。 | ||||
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目の前で自分の愛犬が殺されてしまう。 普通に生活してる限りではこんなことは起こる筈もない。 それがこの作品では急に理不尽にもこのような衝撃的な予期せぬ事態が起こってしまう。 老人にとって、犬は家族同然であり、最愛の妻との最後の思い出でもあった。 その思い出が急に失われしまう。この喪失感は堪らないだろう... そして、老人は過去にも家族にかかわる心の傷を負っているである。 毎回ながら理不尽な立場に追い込まれる主人公。 それでもその状況に負けずと勇敢にも立ち向かう姿は読んでて応援したくなる。 そして、ラストにはちょっとした救いが待っている。 もしかしたら、初めてケッチャム作品で淡い感動を覚えたかもしれない。 最後にケッチャムの作品はフィクションだが、 実際に遭った事件をネタにしてることが多い、今作のような事件がもしかしたら、実際にあったのかもしれない。 | ||||
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目の前で自分の愛犬が殺されてしまう。 普通に生活してる限りではこんなことは起こる筈もない。 それがこの作品では急に理不尽にもこのような衝撃的な予期せぬ事態が起こってしまう。 老人にとって、犬は家族同然であり、最愛の妻との最後の思い出でもあった。 その思い出が急に失われしまう。この喪失感は堪らないだろう... そして、老人は過去にも家族にかかわる心の傷を負っているである。 毎回ながら理不尽な立場に追い込まれる主人公。 それでもその状況に負けずと勇敢にも立ち向かう姿は読んでて応援したくなる。 そして、ラストにはちょっとした救いが待っている。 もしかしたら、初めてケッチャム作品で淡い感動を覚えたかもしれない。 最後にケッチャムの作品はフィクションだが、 実際に遭った事件をネタにしてることが多い、今作のような事件がもしかしたら、実際にあったのかもしれない。 | ||||
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