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悪魔の涙



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪魔の涙 (文春文庫)

悪魔の涙の評価: 3.93/5点 レビュー 27件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

ちょっと期待外れ

ディーヴァー十八番のどんでんがえしが仕組まれていますが、やや唐突で必然性が感じられませんでした。
翻訳が悪いのか、原作が悪いのか、リズムが悪く、人物描写も薄っぺらい感じで感情移入できません。
他の作品にもあてはまりますが、土屋晃氏の訳は読みづらく、どうも好きになれません。
ディーヴァー作品を沢山読んで来ましたが、この作品は正直、期待外れでした。
悪魔の涙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の涙 (文春文庫)より
4167218712
No.5:
(3pt)

大変だよ、ディーヴァーさんは!!

「どんでん」ありきのディーヴァー
今回も「どんでん」してますね
に、してもこの作風を続けるのは並大抵の努力じゃないだろう
どんでん内容も、あ…またあの組織のなかに犯人がいるんだね、的な感じになるわけで

深い味や、情景描写の美しさはなくひたすらドラマチックに展開していく作風プラス多少のコジツケとノンリアリティでも構わないならお薦め
スリルはあるし、退屈はしない

ただしマトメ読みは辞めた方がいい

わりと犯人がわかってくるようになっちゃうから
悪魔の涙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の涙 (文春文庫)より
4167218712
No.4:
(3pt)

新鮮さはあるがラストはあっけない

文書鑑定の専門家が主人公の作品であり、脅迫状から犯人に迫って行く過程は緊迫感があり、読む者を引き込ませる

ただ、ラストはちょっとあっけないというか、もうひと捻りあってもよかったのではないか?
悪魔の涙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の涙 (文春文庫)より
4167218712
No.3:
(3pt)

私的には、トーンダウンしてしまった…

文書検査士パーカー・キンケイドの活躍を描いた本作品は、1999年発表、2000年邦訳。

舞台はワシントン。
大晦日の午前9時に地下鉄駅のエスカレーターに乗った乗客が、次々と凶弾に倒れた。
やがて、市長あてに脅迫状が届き、その内容は、2000万ドルを払わないと、午後4時、午後8時、午前0時に再び乱射事件が起こるというものであった。
FBIは元捜査官のパーカー・キンケイドに捜査を依頼するが…。

この作品の特徴は、たった一つの手がかりである「脅迫状」から犯人像を分析していく、という推理法の面白さと、犯行予告時刻までに事件を解決しないと新たな殺人が起きるという、タイムリミット・サスペンスとしての展開にあると思います。

ただ、この知力を尽くした捜査陣と、狡猾な犯人という構図、本作品の前に読んだ「コフィン・ダンサー」とよく似ていて、捜査側の推理のシーンと、犯人側からのシーンが並行して描かれるという物語展開も酷似し、どちらの知力が勝っているのか、という興味で面白く読むことはできましたが、「コフィン・ダンサー」ほどのめり込まなかった、というのが正直なところです。

また、物語の終盤に訪れる、著者の売りであると思われる「どんでん返しの連続」という展開も、著者の作品を「ボーン・コレクター」→「静寂の叫び」→「コフィン・ダンサー」→本作品と読んでくると、「意外性の作り方」のパターンが何となく読めてしまい、本作品では、特別意外な展開には感じられませんでした。

さらに、唯一の証拠である「脅迫状」からの犯人像割り出しについても、物語の前半は、筆跡鑑定の要素がぎっしり詰まっていましたが、後半にはその要素が薄まっていき、題名にもなっている「悪魔の涙」の使われ方も、「それだけ?」という肩すかし感がありました。

ストーリー展開の面白さは抜群だと思うのですが、ほかの諸作品を今後読むかどうか、大いに迷うところです…。

悪魔の涙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の涙 (文春文庫)より
4167218712
No.2:
(3pt)

スピード感はさすが! ただし、ラストは“突飛”

「ボーン・コレクター」以降、大いに人気を博しているジェフリー・ディーヴァーが
リンカーン・ライムシリーズ第2作の「コフィン・ダンサー」後に書き下ろした作品。

ライムシリーズにおける真骨頂は、読者を飽きさせない物語の展開のスピード感とラストのどんでん返しの
ふたつにつきます。

私もジェフリー・ディーヴァーが好きで「ボーン・コレクター」をひとつのベクトルとして
以前と以降に分けて読んでいますが、この「悪魔の涙」のラストは突飛と思います。
衝撃のラストにこだわりすぎとの感じがします。

読者やファンは「ボーン・コレクター」をベ−スに「もっと楽しませて!」と
ジェフリー・ディーヴァーに期待を寄せますが、彼も大変でしょう。
本作は風呂敷を広げすぎたものと解釈しています。
私のように、不満な方は「スリーピング・ドール」や「クリスマス・プレゼント」がオススメです。
悪魔の涙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の涙 (文春文庫)より
4167218712
No.1:
(3pt)

翻訳小説なのに仰け反る英語の文書

「ボーン・コレクター」のジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムもの意外の小説。とは言うもののこのパーカー・キンケイドもライム同様、鑑識みたいな証拠をあれこれ分析して事件捜査をしていましたが、ただこの翻訳ものとしてアメリカの文章鑑定士なる方が事件を捜査するのを原語の英語ならともかく和文で読むのは些かきつかったです。翻訳和文で読むはずがこの事件捜査でどうしても出てこざるを得ない英語が出てきたのにはある意味やむをえないとして翻訳和文で安心して読もうとした私には仰け反りました。それに犯人の文書の矛盾をついて捜査する上で遥か昔に忘れかけていた英文法の類が出てきたときには頭が爆発しました。翻訳和文で海外ミステリーを楽しもうとした私にはいきなり飛び出る英語の文書に英文法の類にただただ呆然とするばかりで肝心のまるで「羊たちの沈黙」にでてきそうな奇怪な犯人ティガーとキンケイド、FBI捜査官が繰り広げるミステリーにどっぷりと楽しむことは出来ませんでした。「ボーン・コレクター」でも出てくる難解な化学機器を用いた証拠捜査の類も「ボーン~」ライムものはライムの人物もそうですが事件ミステリーが和訳されても分かりやすく溶け込めやすですから楽しめ読むことは出来ましたが、「悪魔の涙」は事件ミステリーに欠かせない証拠要素が原語英語で和訳しにくいだろう英語の脅迫文書でしたので事件捜査で証拠調べであれこれ調べられていても英語アレルギーに陥った私には今一溶け込めずミステリーにも入り込むことが出来ず余り楽しめませんでした。ジェフリー・デーヴァーの翻訳小説が次々にだされるのはうれしいのですが、この文書捜査の類は原文の方が楽しめるのかもれません。かといって改めて原文でチャレンジする度胸はありません。
悪魔の涙 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の涙 (文春文庫)より
4167218712

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