■スポンサードリンク


海を失った男



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
海を失った男 (晶文社ミステリ)
海を失った男 (河出文庫)

海を失った男の評価: 4.00/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

8つの短編それぞれに記された洞察が心を擽る

わからないから知りたいと思い、まるで関心を引きたいかのように知ったかぶりしてみる。奇妙な振るまいが魅力的で、平凡が特別になる。嗚呼まるで恋心のようではないか?鼓動は音楽、身を捧ぐ、成熟の証、投影された自我、人徳のすすめ、善悪は表裏一体、自制心あるいは還らぬ人へ払う敬意、走馬灯、8つの短編それぞれに記された洞察が心を擽り、翻訳に移し変えて尚そのスタイルに魅了される。
海を失った男 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:海を失った男 (河出文庫)より
4309463029
No.3:
(3pt)

二人の花嫁

本書の収録作品は下記の通り。

 ・「音楽」 ("The Music”) 1953年
 ・「ビアンカの手」 ("Bianca's Hands") 1947年
 ・「成熟」 ("Maturity") 1948年
 ・「シジジイじゃない」 ("It Wasn't Syzygy") 1948年
 ・「三の法則」 ("Rule of Three") 1951年
 ・「そして私のおそれはつのる」 ("...And My Fear Is Great...") 1953年
 ・「墓読み」 ("The Graveyard Reader") 1958年
 ・「海を失った男」 ("The Man Who Lost the Sea") 1959年

全編に渡り、何とも言えない「惜しさ」が満ちて来る作品集に映る。
出だしや作中に「おぉ!」と呻くような気をひく箇所も有るのだが、
話全体では「冗長」で「不可思議」、「おい」と突っ込みたくなった。
この不完全燃焼感?がイイのかな。アレンジが効くと化ける気も。
収録作品では「ビアンカの手」がお薦めだ。魔力って有るのよね。
海を失った男 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:海を失った男 (河出文庫)より
4309463029
No.2:
(3pt)

……

難しい。ぶっちゃけた話よくわからない。
 ただ、それでもこの作者の奇抜さはよく伝わってきます。ビアンカの手、墓読みはめちゃくちゃ面白かった。あとは、シジジイじゃないとかよかったかな。結構、こういうのは読みなれてないと、本当に楽しめないのかな? 修練だ。
海を失った男 (晶文社ミステリ)Amazon書評・レビュー:海を失った男 (晶文社ミステリ)より
4794927371
No.1:
(3pt)

難易度が高い

スタージョンの短編集としてはかなり難易度が高い。本書の前に『人間以上』や『不思議のひと触れ』を通過していないと、戸惑い、理解できないかも知れない。 本書にはスタージョンの最盛期である1940-50年代の作品8篇が収められている。いずれも叙情性豊かで読後はなんとも言えぬ、もやもやとした気分に包まれる。人間的な温かみとやるせなさ、もどかしさ。一方でメッセージ性の強い「成熟」「三の法則」「そして私のおそれはつのる」も、ものすごい存在感を放っている。そのメッセージは、『人間以上』にも通じる、チームを組むことによって個人としての人間を超えるという思想である。ここに共感できないと、スタージョンの世界を受け入れることが出来ない。私には出来なかった。
海を失った男 (晶文社ミステリ)Amazon書評・レビュー:海を失った男 (晶文社ミステリ)より
4794927371

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!