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暗闇にひと突き
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暗闇にひと突きの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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捕まった連続殺人犯が唯一やっていないと主張する殺人を主人公が捜査する様依頼され・・・というお話。 最後まで読んで、殺人の動機がやや弱い様に思えました。こんな理由で人を殺す事がありうるだろうか?という感じで納得できませんでした。その為、次作の傑作「八百万の死にざま」への繋ぎ作の様に思えました。解説で評論家の池上さんは犯罪の動機と主人公のスカダーの内面が呼応していて、充実した内容と書いてらっしゃいますが、私も考え様によってはそうかもとも思いますが・・・。酒を飲んだ後、記憶がなくなるという重要な場面もありますが。 この文庫が出た当時最新作だった「慈悲深い死」がファンの間で賛否両論だったそうで、酒がシリーズを担保していたのに主人公のマット・スカダーが酒を飲めなくなると、凡百の私立探偵小説と同じになると危惧されたそうで、私もそう思いましたが、その後復調して最高傑作とも言われた「墓場への切符」などで評価がまた上がったので、酒を飲めなくなってもシリーズを続けたのは正解だったかも。 本書に関して言えば、やはりシリーズの繋ぎ作だと思うのでここから読まない方がいいかも。出来ればシリーズ順で読んだ方がいい作品。繰り返しますがここから読まない様に。好きなシリーズなので褒められず残念。 | ||||
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ローレンスブロックのスカダーものやケラーシリーズは大好きです。それらのkindleもお願いします。 | ||||
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スカダーの孤独の深度がどんどん増していくさまが哀愁をさそうシリーズ4作目。魂が彷徨うさまは痛々しいほど。終盤でのジャンとの会話は悲しくやりきれない。「人は住まいを変える。人生もまた変わる」というスカダーのセリフが強く印象に残る。 | ||||
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主人公は酔いどれ探偵スカダー。 元々は警官だった男ですが 「ある事件」がゆえに警官を辞めています。 そして、家族の元も去りました。 まあ、とにかく、飲みます。 ちゃんと仕事もしますが、比例して飲みます。 時折失敗して、ひどい形相にもなります。 事件は9年前の連続殺人事件のうち 1例のみ別件とされた事件の再調査を スカダーがするものです。 このスカダーはただのしがない酔いどれに見えますが そうではありません。 ほんの少しの糸口をものにする 勘の鋭い男といえます。 現実にある盲点をひょんなことからつかんだことから この事件の真犯人に行き着くことになるのですから。 この作品には多少のロマンスもあります。 ですがジャンルはハードボイルドですので… 真相部分は決して興奮するものではありません。 やはり、静かに幕を引いていきます。 恋の行方も… ワクワクの作品とは対を成す、 静の極みの作品でした。 | ||||
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スjカダーものは、どれを読んでも面白い。スカダーの個性が初めから決まっているからだと思います。ただ全巻読むには、新刊ではなく、古書まで探さねばならないのが残念。パッドで電子書籍を読むかと、決心一歩前までゆきました。 | ||||
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ミステリーとして押さえるところは押さえている感はあるが、物語の進展、結末に至るまで少々退屈に感じた。主人公のキャラクターは共感できる部分を感じた。時間があれば、続編も読みたいといったところか。 | ||||
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スカダーシリーズ4作目にして、一気に厚みをくわえた。 次作「八百万の死にざま」に向かって、頂点を目指すかのような内容にはスリルを覚える。キャラの描出、そのやりとりのうまさ、状況の的確な演出、どれもいい。 プロットには関係ないが、死んだ愛犬の「バンディ」のエピソードを 使って、スカダーを描写するところなんか名人芸。 (別れた奥さんのアニタとの会話が尻すぼみになるところ、結婚生活が破綻したこと、依頼人にたてつくところ。少なくとも3方面に活用) | ||||
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数年前、このミスか文春のベスト10に入っていたので、日本では馴染みの深い酒飲みスカダーおじさんが活躍する1冊。スカダーは強盗事件を解決したとき、誤ってプエルトリコの6歳の女の子を射殺したことにより、警察からも家庭からも引退し、現在無許可の探偵をして口粉をしのいでいる。今回はアイスピックにより両眼を突く連続殺人鬼が逮捕された。しかしその犠牲者7人中、6人しか殺していないと言う。残り1人の犠牲者の父ロンドン氏が個人的にスカダーに調査を依頼するが・・・。 あっけない幕引き。ミステリーファンには物足りないが、酒に頼り、酒を厭い、酒を楽しむスカダーの揺れる酒心と一緒に酒のみの言い訳をしてほしい。スカダーの弱者に対する暖かいまなざしがいい。仕事に忙しい毎日、家族が出掛けてひとりぼっちで残された日曜日、ゆっくりと寝転んで、もし心のままに日常から逃げ出した男の気持ちが楽しめる1冊。 | ||||
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