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リプレイ
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リプレイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 41~60 3/5ページ
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自分は主人公のジェフが逆戻りした年齢に近い19歳で読んだが衝撃を受けた 今まで何度かタイムスリップに関するSF作品を読んだことがあるがこのような爽やかな読後感を得られるものは久し振りだった ただ自分はまだ若く未熟なので30代、40代になるにつれてこの作品や主人公に対する見方も変わっていき、今後も手放せないであろう作品だと感じた | ||||
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メトロガイドの小俣雅子さんのおしゃべりがとまらない!この本について掲載されていたので購入してみました。 今まであまり読んだことがないような内容だったのですが、文庫本にしては読みやすく吸い込まれます。 おススメの本は人それぞれ好みがあり私自身購入したことがなかったのですが、今回は自分探しも兼ねてです。 年代的には知らない時代の内容もあるので「ハテナ?」と思いながらも、主人公が死んではやり直しまた死んでは生き直し辿り着いた結末はどうだったのか参考にしたかったのです。 | ||||
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人生とは何なのだろうか。 人と人の出会いは一瞬早くても遅くてもいけない。 知ってしまったからには、もう合わなくなってしまう ということがあるのだ。知れば知るほど孤独になる。 そして本当のことを言うと人から嫌われると言うのは真理だ。 主人公は過去に戻って大金持ちになる。 以前の妻には出会ったそばから振られてしまう。 酒池肉林も味わう。孤独な仙人生活もする。 自分の人生が完全に終わりだと思った瞬間 夢から覚めたように、現実に戻り 別れようとしていた妻に素直にごめんと言うことができて 仲直りする。 東洋で言うところの「人生は夢のようだ」の海外版ともいえる。 が、内容がしっかりしていてのめり込んでしまった自分がいる。 | ||||
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真面目に生きてきた普通の人間が何度も過去を経験した先には、未知数な未来への期待と今を生きることへの大切さが結論づけられている。 その中には家族、恋愛、友情を含む日常の瞬間が自分自身の選択に依るものだということも改めて考えさせてくれる。 しかしこれは行動の因果関係や、転生の原因を知ることを目的としていない(一部追求しようとした描写はあるが) それよりもまず今をどのように生きたいか、自らが選べる無限の可能性について書かれた本だ。 自分が死んだ先の未来へは進まない。だから結果を知ることはできない。そこがこの本の価値を凝縮させているのだと思う。 まだ見ぬ未来に不安や畏れを抱く人に、また深い絶望を知っておられる方にもお勧めできる作品だと思う。 良書です。 | ||||
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43歳の時点から過去へ転生を繰り返す男を描いたSF作品。過去を取り戻したいという誰もが持つ願望を逆手にとったかのように、閉塞感に満ちた悲劇が描かれていく。読み進めながら暗澹たる気持ちになるだろう。先が見えないからこそ人生は素晴らしいのだと謳いあげられているようだ。 | ||||
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10代じゃまだちょっと読むのは早すぎて少しつまらないかもしれない 20代で僕はこの小説を読みました、ちょうど主人公のリプレイの開始地点の頃と重なります 30代はまだ先のことでわかりませんが、30代になって読むとまた違った面で読めるのかも知れません それは40代 50代でも同じこと 年を取るたびに共感することなどが増え どんどん面白い小説になるのかもしれない この小説はすぐ読み返すような本では無く、時が経ってから読みなおすことで面白みの深まる小説だと思いました 作品自体はすごく読みやすく、さらさらと読めて、読み返すのにも苦にならない丁度いい話の長さ 読み終えたあとの気分もよく そしてスッキリするだけじゃなく考えさせられます 感想文を読み終えるたびに書くと面白いかも知れませんね もっと沢山の人にも読んで欲しいと思い レビューを書いて見ました おすすめです! | ||||
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現代の若者には恐らく受け入れられないと思う。 40代以上なら相性の良い本。 ラジオパープルで推薦したので買った。 設定よりも話の展開が面白かった。 | ||||
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一回読んでいた本ですが また読み返してみたくなって購入しました。 | ||||
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主人公達の行動に共感できるできないは別にして とても味があり、何年か後に再読に耐える作品だと 評価します。 「リプレイ」の設定が60年代〜88年なので、 その時代のアメリカの若者文化に詳しい方には、 とても懐かしいアイテムがたくさん登場します、 (残念ながら私はあまり詳しくないので、半分も わからなかったですが・・・) 主人公達はリプレイのたびに、目的はかわっても まずお金を確保してから行動準備するあたりは 大人らしい生活感覚で、「愛さえあれば・・・」的な 浮ついた絵空事ファンタジーには堕していない。 細かなところだが、そうした生活感が作品の基底に あって、それが本作のとてもいいところに思える。 主人公はちょっとモテすぎ?だが、時折はいるエロ い描写も、自分がもしリプレイヤになれば、絶対に 想像するよな、と作者の小市民的な堅実さに共感。 一貫して必要以上に正義感ぶったり、偽善者ぶった りした造形をすることなく、普通の大人が リプレイをとおして逢着する範囲での野心や欲望、 素直な使命感/高揚感、諦念、その他等身大の喜怒 哀楽を掘り起こしているところがとてもいい。 基本的にはロマンスなのかな。 ロマンスってつまるところ、「現在」の意味づけを めぐる葛藤の物語なのでしょうし。 | ||||
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最初に読んだのは20数年前でした。その頃は30代前半、記憶を保ったままで18歳に戻って人生をやり直せるってのは誰もが思う夢で、でもそれが何度も繰り返すのは全体の話が薄くなっているように感じました。 それから10年後に読んだときには何度もリプレイする場面ごとの悲しみを感じました、子供の存在が絶対否定されるということは自分が親になってみないと・・・・別の時間列の並行世界があるのではとも思いますが。 今回50の半ばを過ぎて読み返して、自分の過去にも多くの分岐点があったなあと思いざわざわと心に風を感じました。 さて、次に読むときにどう感じるのか少し楽しみです。 ちなみに私は30代の時はパメラが40の時はリンダが、そして今はジュディが好きです(笑)。 何度も読むことのできるお話しです。 | ||||
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誰でもが思う 「現時点での知能や記憶をそのまま持って過去に帰りたい」 を書いた本。 だがしかしそれは1回でいいんじゃ・・・。 ネタバレになるのが嫌なので書きませんが、非常に現実的でした。 作者の想像力に感嘆しました。 | ||||
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過去に戻って何度もやり直すというストーリー構成のSFの設定は、主に二つの種類が存在する。 一つは、自分の肉体ごと過去に戻り、過去の自分と共存するタイプ(ハインラインの「時の門」が元祖?日本人にはドラえもんが馴染み深いだろう)と、 もう一つは、精神だけが過去に戻り、自分の肉体に意識が「上書き」されるタイプである。 本書は後者であり、ここ最近の日本のアニメの時間遡行物のヒット作はこのタイプの物が多い。 これは、前者は過去の自分との接触を避けながら、身を隠し裏方として過去改変を図るというストーリーばかりにならざるを得ないのに対し、後者の精神だけが過去に戻るタイプは、皆と同じ時間だけを共有しているふりをしつつ、未来の知識を利用して過去をやり直すという筋書きに出来るので、話の展開の幅が広がるからであろう。 また、自分だけが違う時間を生きる苦悩、人に理解されない辛さを描写することで、「自分は人に理解して貰えない」という悩みを持つ大衆の共感を得られ、興行的なヒットにつながる傾向があるのではないかと思う。 本作品はアメリカが舞台であり、60年代から80年代までのアメリカを中心とした政治・経済・サブカルチャーの描写が豊富だが、アメリカ人では無い私には退屈さを感じるものばかりだった。 また、主人公が過去のアメリカに日本製品が無いことに違和感を覚えたり、未来に流行るダンスを人に教えるといった描写は、本作品の発表より前に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(「前者タイプ」だが)のオマージュ的なものも感じた。 それらの冗長なアメリカ文化の描写と、ラストのオチが個人的な好みではないため、満点という感想はもてなかった。 それでも本作品は、精神だけが過去に行くループ物の元祖では無いにしても、ループを何度もやり直す苦悩を主題にしているという点で、画期的な作品であるのは確かだろう。 | ||||
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恒川光太郎の「秋の牢獄」でこの「リプレイ」を知り、読んでみた。 話としてはおもしろいのだけど、私はいくつかの点ではこのリプレイヤーたちに共感はできず、感動はしない。アメリカ人との感覚の違いかもしれないが…まずはなんで毎回賭けで儲けることから始め、億万長者になるのか (バックトゥザフューチャーでも考えることは同じ)。過去の人生で、一番大事なものはお金では買えなかったことからは学ばなかったのだろうか。最初の2回までは仕方ないとしても。あるいは、その金で来るべき不幸を避けるために使えるように貯めるとかの目的意識があるならともかく。学ぶにはリプレイの回数がまだ足りなかったのだろうか。 私がこの小説を読んで思い出したのは、ハインラインの「愛に時間を」である。あれは、この「リプレイ」のように自分の人生を途中でリセットされてしまうわけではないが、いつまでも死ねず、他人の人生の何倍も生き、別の相手との新たな結婚生活などを経験するのが似ていると思う。しかしそちらは、基本的に自分の人生を肯定的にとらえ、よりよい生を求めて生きている感じがある。 テーマが「リプレイ」に似た作品はいくつかあるようだが、私の知る中では萩尾望都の「金曜の夜の集会」がある。あれも、繰り返しを受け入れ(大人たちだけだが)、毎回の人生を普通に送り、今回は悪くない回だ、と普通に話し合うものだ。私の感覚からすれば、この小説のリプレイヤーたちも、「愛に時間を」や「金曜の〜」のように、毎回普通に平凡な幸せを求め、その時自分の回りにいる人たちを幸せにすることだけを考えて生きればいいのにと思う。世界が明日終わるとしても、私は今日オレンジの木を植える、というように。まあそう思わないとやってられないのかもしれないが。どうもこのリプレイヤーたちは人生の繰り返しから学ばないというか、人生を無駄にしてるなあと思う。せっかくやり直す機会が与えられたのだから、より幸せにならなければ。それだと話がつまらないのかな?? そうはいっても、この小説がストーリーとしてはおもしろく、読んで後悔しなかったのは間違いない。ただし自分も最後のエピローグは不要と思う。 | ||||
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現在の記憶や意識を持ったまま昔に戻って人生をやり直したらどんなことになるだろう。 お金儲けもできるし、恋愛だってもっとうまく事を運べたかも・・・という非現実世界を見事にシミュレートしてくれます。 そして読み進めていくうちにだんだん羨ましくなくなってきます。 メッセージ性がすごく強く、読後感もよく、間違いなく読んでよかったと思える作品です。 人生がまさに偶然の連鎖で形成されていることを再認識し、 その中でめぐり合えた親友や家族に感謝することでしょう。 そして残りの人生も大切に生きようと思える。そんな本です。 乾くるみ『リピート』を読んでこの作品を知ったため、ストーリの大枠は分かっていたのですが、 飽きることなく一気に読めました。制約の設定やストーリー展開は抜群だと思います。 アメリカの1960年〜70年代のネタに詳しければより楽しめた可能性はありますが、 古い作品なので仕方がないですね。その点を差し引いても十分に楽しめます。 最後の展開は自分の想像とは多少異なっていましたが、良い方向に裏切られました。 何方かがレビューで書かれていますが この作品を最も深く味わえるという点ではある意味、適齢期があるように思われます。 | ||||
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本書はSFファンタジーに分類されると思うが、このジャンルでこれほどのめり込んで一気に読んだ作品は久しぶりだ。 物語は40代半ばの主人公のジェフが突然心臓麻痺の発作に襲われ意識を失うところから始まる。発作で死んだと思ったジェフは、意識を取り戻した時に自分が大学生に戻っていることに気づく。未来に起きるイベントを記憶しているジェフは、競馬に大金を賭けて大勝ちするなどして、オリジナルとは全く違った人生を過ごす。 このように魅力的ながら少し使い古されたような事態が設定されているが、本書が独創的なのは第2の人生を全く違うように生きたジェフがやはり当初と同じ時刻に心臓麻痺に襲われ、気付くとまた大学生に戻ってしまうところだ。 結論から言うとジェフは何度も何度も大学生に戻り人生を生き直すことになる。このような無限ループに陥った人間はどのように生きるのか? 当初は単に面白い小説だと思っていたが、読み進めるにつれて人生とは一体何なんだと考えさせられてしまった。このような設定に色々な仕掛けが用意されていて、実に面白いし考えさられるし、そして最後の最後でまた意外な展開が用意されている、見事な作品である。 | ||||
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世の中にある全ての小説を、若い時に読んだほうが良い本と、ある程度歳を重ねてから読んだほうが良い本の2つに分けるとするならば、この小説は間違いなく後者だろう。特に、結婚して子どもが生まれて、40過ぎ─そう、まさに主人公のジェフぐらいの歳─になって読むと味わいが深くなることは間違いない。文字通り「アダルト」な描写も多いので、血気盛んな若者には刺激が強すぎるかもしれないが(笑) タイムトラベル、パラレルワールドというSF最大のテーマを、人類の世界と個人の人生が織り成す物語に構成する筆力。まるで奇跡のような小説。もし、あなたが夫婦の危機に面していたり、自分の人生に絶望していたとするなら、真っ先に読むべき本。人生変わるかも? もちろん、幸せいっぱいで読んでも面白い。さあ、目眩く世界へどうぞ! | ||||
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”人生をやり直せたら”と自分でも何度も思った。 高校時代の大失敗の告白をやり直せたら、大学時代との悲惨な別れを避けられたら、もしも、今の妻と一緒になっていなかったら… この作品の最初の150ページくらいまでは、”自分ならどうするか”を想像しながら単純に”空想の世界”を楽しみました。 その後、”思った通りに幸せになれない””良かれと思った事が悲惨な世界を作ってしまう”の辺りは、「退屈だなぁ」と思いながら読み進めました。 そして最後。 時間の概念を変えるような、自分の人生を本当の意味で振り返らせてくれるような、そんな、そんな、深さを感じました。 読んでよかったと思います。 ありがとうございました。 | ||||
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昔の作品だからでしょうか?海外の翻訳物の作品だからでしょうか? 主人公の行動には違和感を感じてなりませんでした。 特に中盤の主人公の行動は日本人の私には理解不能で、さらにその行動が結果的に悪い方向へ進んでしまうのは正直参りました。 また、過剰な性表現は何だったのでしょうか? 物語をぶつ切りにしてしまっている気がしてなりません。 ーーーー 良い点 タイムリープといえば「バックトゥーザフューチャー」を連想し、 未来や過去を変えてしまう爽快なSFを思い浮かべますが、この小説はそれとは全く異なっています。 何度も繰り返す時間。そして無くなって消え失せてしまう時間。 そのことで苦悩する主人公たち。 SFのなかにも、生きることの意味を考え、今を生きることの大切さを訴えかけている作品は他には読んだことがありません。 主人公の行動にはイライラさせられましたが、名作の所以というものは十分理解したつもりです。 著者のケン・グリムウッドはこの作品「リプレイ」の続編を執筆中に奇しくも心臓発作で亡くなったと聞き、驚きました。 これが読めなかったことは残念でありません。 | ||||
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飽きずに最後まで読むことが出来ました。 最後はどうゆうオチにするんだろう?と思いながら読みましたが、読後感も良く。 面白かったです。 | ||||
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テーマは誰しも考えたことでありながら、 その展開には目を見張るものがあり、 楽しめました。 なかなか重厚な物語でした。 死んでは過去に戻る、を繰り返すアメリカ人男性の数奇な人生。 恋人や妻、友達との関係への影響変化。 自分と同じように、人生をリプレイする女性の存在。 過去をやり直すたびに引き継がれる記憶。 そして何度もやり直す愛。 それらのテーマはなかなか興味深かったです。 SFというジャンルは苦手ですが、 この作品は、読者に哲学的問いを喚起するので、 読後感が感慨深いです。 JFAや米ソ冷戦、キューバ危機など、アメリカ史に明るい方は、 それだけでもフィクションとの絡みを楽しめるのでは。 個人見解ですが、 20年前に発行された本でありながら、 古さや時代通念の影響を感じさせない物語に、 本の完成度を感じました。 アメリカ史や世界動向にまったく興味がない人や、 翻訳物が得意でない人にはオススメしにくい点。 愛についての描き方や前半部分の情事に、 少しくどさを感じたという点などから、 ★の数は3つ。 ただ、本好きにはオススメできる作品ですね。 是非どうぞ。 | ||||
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