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ハバナの男たち
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ハバナの男たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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シリーズものですので、この前の作品も読んでおくとより一層楽しめます。 キューバの歴史や地勢がわかっているともっと楽しめるでしょう。背景を調べながら読んでみました。 | ||||
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キューバの歴史を勉強する気持ちで楽しみました。歴史的な背景がわかっているともっと楽しめたかもしれません。 | ||||
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ボブ・リー・スワガー・シリーズはリアルタイムで執筆されたのに対して、父親のアール・リー・スワガーの作品群は対戦後のアメリカの歴史を、アールを狂言回しに振り返っている感があります。革命前のキューバは、映画ゴッドファーザー PARTII <デジタル・リストア版> [Blu-ray]にも出てきました。ロサンゼルスで出遅れたファミリーが資金源としてキューバに暗躍する姿が活き活きと描写されています。 それに対して、アール自身は、前作までに比べて精彩がないように思えました。戦士としての能力を買われ、半ば騙されてキューバに派遣されたアールは国際謀略の渦に飲み込まれてしまいます。戦争での英雄も個人としては無力で小さな存在であることが少し悲しかったです。 | ||||
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アール・スワガー、1953年のキューバのハバナに現れる。 スティーヴン・ハンターの“アール・スワガー・サーガ”3部作の第3作。 本書で、‘タフガイ’アール・スワガーとその息子で名うての‘スナイパー’ボブ・リー・スワガーと連なる、7作におよぶ壮大な一大“サーガ”はいったん終末を迎えた。 本書でアールは、地元アーカンソー州選出の下院議員エサリッジのボディガードとしてキューバ視察に同行することになる。だが、それは表向きに過ぎず、実はカストロを抹殺する“ビッグノイズ作戦”のために駆り出されたのだ。 その頃キューバは、アメリカの傀儡政権であるバティスタ大統領の独裁下にあり、イタリア系マフィアなどのギャング組織が進出して、違法行為に手を染めたりしていた。 本書の物語の中心は、アール・スワガーというより、カストロである。今でこそ、高齢のため健康状態が懸念されるカストロだが、当時はまだ26才、ようやく当局に目をつけられ始めたところだ。彼を軸に、ソ連の秘密工作員、アメリカ大使館、ギャングのボス、アメリカから来た殺し屋、キューバ軍情報部などが入り乱れて謀略戦や活劇の限りを尽くす。 アールも、いやおうなくその中に巻き込まれてしまうのである。 本書は史実と創作が錯綜し、アールをはじめ、架空の人物と実在の有名人たちが物語のなかで絡み合いつつ、多才なエピソードとともに展開してゆく、シリーズとしては異色の、国際謀略小説である。 しかし読者としては、ストーリーの中心をあくまでアールに据えて、このシリーズですっかり定着した、彼のガン・ファイトをはじめとするアクション活劇をもっと堪能したかった。 | ||||
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アール・スワガー、1953年のキューバのハバナに現れる。 スティーヴン・ハンターの“アール・スワガー・サーガ”3部作の第3作。 本書で、‘タフガイ’アール・スワガーとその息子で名うての‘スナイパー’ボブ・リー・スワガーと連なる、7作におよぶ壮大な一大“サーガ”はいったん終末を迎えた。 本書でアールは、地元アーカンソー州選出の下院議員エサリッジのボディガードとしてキューバ視察に同行することになる。だが、それは表向きに過ぎず、実はカストロを抹殺する“ビッグノイズ作戦”のために駆り出されたのだ。 その頃キューバは、アメリカの傀儡政権であるバティスタ大統領の独裁下にあり、イタリア系マフィアなどのギャング組織が進出して、違法行為に手を染めたりしていた。 本書の物語の中心は、アール・スワガーというより、カストロである。今でこそ、高齢のため健康状態が懸念されるカストロだが、当時はまだ26才、ようやく当局に目をつけられ始めたところだ。彼を軸に、ソ連の秘密工作員、アメリカ大使館、ギャングのボス、アメリカから来た殺し屋、キューバ軍情報部などが入り乱れて謀略戦や活劇の限りを尽くす。 アールも、いやおうなくその中に巻き込まれてしまうのである。 本書は史実と創作が錯綜し、アールをはじめ、架空の人物と実在の有名人たちが物語のなかで絡み合いつつ、多才なエピソードとともに展開してゆく、シリーズとしては異色の、国際謀略小説である。 しかし読者としては、ストーリーの中心をあくまでアールに据えて、このシリーズですっかり定着した、彼のガン・ファイトをはじめとするアクション活劇をもっと堪能したかった。 | ||||
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「極大射程」からはじまったスワガーシリーズ。親父のアール・スワガーを主人公とする作品となってから「悪徳の都」「最も危険な場所」に続き本書が3作目。今度はキューバ革命前夜のハバナでのスワガーの活躍の話であるが、作品を重ねるにつれ、このシリーズの魅力が薄れつつあるように思えてならない。 私自身の冒険小説オール・タイム・ベストの一つと考えている「極大射程」とそれにつづく息子の方のボブ・リー・スワガーを描いた4部作は、超人的な主人公の活躍も素晴らしいが、ベトナム戦争・父親の死のトラウマ、そして家族愛など、筋立てに深みがあった。親父のシリーズも面白いことは面白いが、息子のシリーズに比べ、勧善懲悪のカタルシスも、心理・背景描写の深みも、以前と比べ今ひとつに思える。主人公が何故、キューバでこのようなことを行うのかという切実さもない。 もちろん、他の凡百の冒険小説に比べると読む価値は十分にあると思うが、あのハンターの作品にしては読後感が薄いというのが正直な感想。 | ||||
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これまでのスワガーシリーズとは違って、アクションよりも陰謀が錯綜するプロットに重点が置かれていて、歴史小説の赴きさえある。船戸与一の『砂のクロニクル』や『蝦夷地別件』を思い出した。だが船戸のリアルな作風とは対照的に、主人公は相変わらずハリウッド映画のような甘っちょろい正義感に任せて行動し、しかもそれでなんとかなってしまう。ストレートなエンターテイメントなら単純な正義と悪の図式が許されたし、主人公の超人ぶりも素直に受け入れられたのだが、このように虚実織り交ぜた謀略の物語では逆に興ざめさせる。とってつけたようなハッピーエンドもバカバカしい。 | ||||
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帯コピーに「英雄」という言葉が出てきます。本の中でも例えば「勲章リストは数え切れない云々」という類の表現が何回も出てきます。文章で英雄であると説明することよりは、その行動を描写することによって彼が英雄であることを読者が感じ取る、そういう小説としての味わいを大事にしたいと思います。しかし、スティーブンハンターのアールスワガー、ボブリスワガーの両シリーズを読み継いでいるとどうも紋切り型のヒロイズムが鼻についてくる。アールは絶対間違いを犯さないということが見え見えなんですね。自分が救った娼婦の身が危ないということで又ハバナの街に戻る最終パートなんかああ又かという感じになります。ストーリとしては青白いカストロがでてきたり、神出鬼没のロシア人が出てきたりで、筋を追っていく分には面白いことは面白いんですが。 | ||||
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