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レッド・ドラゴン
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【この小説が収録されている参考書籍】
レッド・ドラゴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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「ハンニバル」を読んだ後に「レッド・ドラゴン」を読みましたが、ストーリーは荒削りながらも、精神異常者による連続殺人を、犯人の出生・生い立ちにさかのぼって、緻密に描かれていて、結末にも大どんでん返しが仕掛けられていて、作家トマス・ハリスの天才が余すところなく出ている読み応えのある1冊になっていました。フィクションでありながら、人間の生い立ちの大切さや精神異常へ至る描写によって、精神異常を伴う犯罪者の人物像に鋭く迫っていて、幼少期の環境と人間の健全な精神の発達について、深く考えさせられました。傑作です。 | ||||
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いかに殺人狂の心理といっても、ミステリー小説である以上は可能な限り犯人の心理と行動は理屈で説明されなくてはならない。こんな作者の信念が生み出したのが、天才精神医学者であり殺人嗜好者であるレクター博士である。いかにもアメリカ的な合理主義の要請がこの小説のキャラ設定とストーリーには溢れている。(まあ、そもそも現代ミステリー小説の源流に位置するポーを産んだのからしてアメリカなわけで、殺人事件という異常事態を理性で紐解いていくというミステリーの思想は本来極めて合理主義的なものだ。) だが、狂気を例に挙げるまでもなく、実際の人間の心理はかなり不合理だったりする。僕はこの点で、現実と(殆どの)大衆ミステリー小説の間には溝があると思っている。ストーリーの内容的には緻密な構成と、映画化を念頭に置いて書かれたみたいなサスペンス・シーンの連続には感心させられたものの、やっぱり人物設定がよくでき過ぎているが故に、この世の中の狂気や暴力をカギカッコに入れて眺めつつ安心してるような限界はあると思う。もちろん、これは全てのミステリー小説に対する批判ではなくて、全然別の狂気の描き方をしているようなミステリー小説も存在するだろうと思うし、案外、「メフィスト」系をはじめとする日本の若い書き手の方がこういう限界から遥かに自由なのではないかと予感していたりもするので、相対評価で星を1つ削った。 なお、余りにも有名な小説なので、読む前から粗筋を知っている人も多いだろう。僕もそうだったが、それでも下巻のエピソードをネタバレ的に明かした本書上巻の解説はいただけなかった。 | ||||
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ブルックリン美術館にある「大いなる赤き竜(レッド・ドラゴン)と日をまとう女」の現物は"34'p×43'p"という非常に小さな水彩画である。この水彩画を目にしたことから、あるDPE屋の技師の人生は狂ってしまった。このDPEラボの名称が"Gateway"というのも極めて象徴的である。本書が発表された1981年当時、写真業界は銀鉛写真全盛の時代であり、DPE屋がビジネスとして成り立っていたのだ。 本作におけるハンニバル・レクター博士は身柄を拘束された捕らわれの身であり、直接犯罪の手を下すわけではない。 ハンニバル、あの第二回ポエニ戦争で、見事あのローマを打ち破ったカルタゴの名将である。欧米ではいうことを聞かない子どもに対して、親たちは「ハンニバルが来るぞ!」と脅かせば、大抵の子どもは静かになるという。平成ジャパンの「ガオーさん」というところか。 本格推理小説ではないので、プロットとか、こりゃ何かの伏線かいな、という積りで呼んでいくと、まったく関係ないということが多々ある。ハンニバルがウイルに投げ掛ける「あんたがわたしを捕まえたわけは、わたしたちが瓜二つだからさ」と言った意味合いとか、麻雀パイの"中"キャラクターの意味など。 | ||||
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トマス・ハリスのハンニバル・レクター博士シリーズは皆すばらしいですが、その中でも「レッド・ドラゴン」は、サイコキラーのキャラクターが秀逸です。写真屋という他人のプライバシーを覗き見できる場所で獲物さがす。デジカメ、自宅プリントができる今では、心配はいりませんが、調子に乗って、ブログにプライバシーをのせていると、サイコキラーに目を付けられるかも知れませんので、お気をつけて。 | ||||
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犯罪者側を悪の権化としてだけ書くのでは無く、犯罪者にも歩んできた人生があり、その描写にページを惜しみなく費やしている作品が好きです。特に、犯人の幼少期におけるつらい体験は涙を誘います。実際、終盤では自分は犯罪者側の立場になってドキドキしました。また、犯人の変態ぶりもキテマス!25年以上前に書かれた作品とは思えません。ダラハイドとレバの触れ合いや、それによって変化するダラハイドの感情の動きも細かく書き込まれており、一人の人間としてのキャラクターを与えています。続編の「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」もこれから読もうと思います。 | ||||
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ハンニバル・レクターシリーズの第一作ということで購入しました。なんじゃ。これは。英語が難解で読みにくい。ぜんぜんこなれていません。ロビンスやシェルダンといった一流のストーリーテラーに慣れた読者には酷です。とくにネイティヴでない私には苦痛でした。また犯人の行動が変です。主人公のグレアムをねらったりするから返り討ちにあうのです。この作品ではレクター博士の恐ろしさが十分に描写されていません。まだ脇役ですね。とはいっても「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」につながる重要な作品であることにはかわりがありません。 | ||||
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「"ハンニバル"レクター」シリーズの初作であり、次作のソフィストケイトされた「羊たちの沈黙」より衝撃度で数段優っていると思う。"ハンニバル"レクターの天才精神科医にして異常犯罪者という設定のユニークさ。FBIの捜査官でありながら感性がレクターに近く、相打ちの形でレクターを独房に追いやったグレアム。 グレアムが退職した後、レクターを崇拝するサイコ・キラーが満月の夜に猟奇殺人を繰り返す。FBIはグレアムに協力を仰ぎ、更にグレアムはレクターに協力を求める。この辺の人間模様も面白い。レクターの真意不明な言動に振り回されながらも、犯人に近づいていく捜査陣。そして、犯人はグレアム一家を狙うようになる。サスペンス性も充分である。バイオレンスの香りがプンプンとする。やがて明らかにされるサイコ・キラーの人物造型も巧み。 ユニークな人物設定と、緊張感と衝撃度抜群のストーリー展開。既に本作で"ハンニバル"レクターをシリーズ・キャラクターとする構想が示唆される。強烈な衝撃性が味わえるレクター・シリーズ第1作。 | ||||
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トーマス・ハリスはすごい作家だと思った。新聞記者としてキャリアをつみ、APのエディタを経てから、独立して作家に転向したと聞いているが、全編を通じて、ピンと張り詰めた文章は最後まで一寸の隙も、無駄もいっさいない。 バーミンガムとアトランタで、一家惨殺事件が発生する。どちらも絵に描いたような幸せな夫婦と子供3人の裕福な一般家庭。事件が発生するのはいづれも満月の晩。この2つの事件を結ぶ鍵はなにか? 単純な殺人事件でないことを予感したくFBIのクロフォードは、今はFBIを離れているグラハムに協力を仰ぐ。このグラハムこそ、数年前レクターの逮捕を なしとげた捜査官であり、殺人鬼の心理を読める不思議な才能を持っていた。 追うものと、追われるもの。トーマス・ハリスは、その非凡な筆で、殺人者の 心理と人生を描き、この小説を単なる捜査物の読み物にはない深みとすごみを与えることに成功している。 私は、羊たちの沈黙の後に、このRed Dragonを読んだ。優劣などつけようがないぐらい両者とも素晴らしいと思った。とにかく脱帽した。 トーマス・ハリスの文体は、FBIの捜査メソッド関係の専門用語が結構出てくるし、捜査官たちが使うスラングがちりばめられていて、とっつきにくいかもしれない。しかし、彼のスタイルはFBIのラボ調査の現場に立ち会っているような、キョーレツな臨場感を持っている。辞書さえあれば、文体自体は非常に簡潔で美しい。 私はダ・ビンチ・コードのダン・ブラウンより、トーマス・ハリスの方が作家としては上だという気がする。 ハリスが最後に「ハンニバル」を1999年に出してからすでに7年たっている。 この寡作な作家が次作を発表するのはいつになるのだろうか。 | ||||
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彼の作品の、ハンニバル初登場の話。「羊たちの沈黙」「ハンニバル」を読後、この本に初めて手をつけた。 ハンニバルが監獄にいるのと、スターリングが話に出て来ないのが残念だが、ストーリーは十分に読み応えはある。 簡単な推理要素が加味されているが、犯人の人格要素を盛り込んでいる点は他の作品と変わらない。そうして犯人の新たな殺人予告に、縮み上がるような恐怖と悦楽を味あわされる。 「噛みつき魔」といって思い起こされるのが、映画ハンニバルでも公開された、看護婦噛みつき事件である。博士は残酷性に富み、私達をいつも楽しませてくれる。 | ||||
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トマス・ハリスは、数年に1度しか 本を書かない作家で有名だ。この本と出合ったのは、もう十数年前だ。映画「羊たちの沈黙」がヒットしたので、 その後で、この本を知った人の方が多いと思う。ただ、決して上記の作品と優劣を比べることは出来ない。何故なら、この人の作品は、言葉に出来ない程、 ストーリーが面白く、全く展開が予想できない。もし、これから読むのなら、「羊たちの沈黙」は 頭から忘れて、新たな気持ちで読んで欲しい。きっと、時間が経つのを忘れて、この本に 没頭させられることだろう。 | ||||
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トーマス・ハリスという作家は、周知の通り、 「羊たちの沈黙」で世界的な知名度を得た。 僕自身もその成功まで著者の存在を認知していなかった。 本作を読んだのも、「羊・・」の映画・原作を読んだ後だ。 もう10年ほど前になる。 とにかく、脱帽した。 「倒錯の心理」を核におき、重層的で緻密な人物造形は、精緻で完全なリアリティを成立させ、人物像が複雑に絡み合う ストーリーは見事な構成をもち、微塵の破綻もない。 主人公の分析とともに進む展開は抑制されたケレンのない 文章で語られ、読むものを引き付けて離さない。 この完成度の高さに匹敵するエンターテイメントは 僕が知る限りスティーブン・キングの「ファイアスターター」かフレデリック・フォーサイスの諸作!にしか見当たらない。本書が「羊・・」の興行的成功後も特段の宣伝もされず、 多くの書店で平積みとなっていたのは、作品そのものの圧倒的な力に よるのだろう。 「羊・・」の後、サイコスリラーは大きなブームとなり、山ほどの サイコ作品が出版、上映されたが、本作はそれらの凡百と完全に一線をひく段違いの名作。ぜひ一読を! | ||||
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映画を先に見ました。読み進む間、どうしても、レクターはアンソニー・ホプキンスで、ウィル・グレアムはエドワード・ノートンが頭の中で映像化されました。が、映画の中では語りつくせなかった「心情」を小説はいとも簡単に示してくれます。映画を見て興味を持った方はぜひ、原作を読んで作家の本当の「想い」を肌で感じてみて欲しいと思います。ますます『レッド・ドラゴン』という作品に深みを出してくれるでしょう。 私は読後もう一度映画を見ようと思いました。新たな発見があるようで・・・。 | ||||
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登場人物の心理描写が丁寧に描かれている。ハンニバル・レクター博士はあまり登場しないが、存在感は十分にあって不気味さがうまく醸し出されている。もう少し早くレバのような人に出会っていればこんなことにはならなかった、と思うと切なくなる。個人的には「羊たちの沈黙」より好きな作品である。 | ||||
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■ 満月の夜、Birmingham と Atlanta で発生した連続一家惨殺事件。サイコパスによる快楽殺人と判断した FBI 特別捜査官 Crawford は、引退した元捜査官・William Graham に協力を仰ぐ。Graham は稀代の殺人鬼 Dr. Hannibal Lector を逮捕へと導いた腕利きのプロファイラーだったのだ。Tooth Fairy とあだなされた殺人鬼は、事件に巻きこまれた Graham の周囲の人々を襲いはじめる。いっぽう、Tooth Fairy からの手紙を受け取ったレクターは、彼に Graham 一家を殺害するよう指示していた───。 二人のサイコパスに対峙した Graham は次の満月の殺人を未然に防ぎ、彼の正体を割り出すことができるのか? ハンニバル・レクター博士初登場、『ハンニバル』『羊たちの沈黙』の Prequel。 ■ FBI 特別捜査官 Crawford や プロファイラである Graham のキャラクタはほとんどたっていないが、犯人である Tooth Fairy のキャラクタは非常に緻密に描かれている。Hannibal Lector も非常に魅力的な人物だし、Thomas Harris という作家はピカレスクヒーローを描くのが好きなのかもしれない。犯人側の心理に極端に重い比重が置かれているので、ふた家族 11 人を殺した犯人に思わず同情しそうになるのはワタシだけではないはず。 もし Mr. Dolarhyde が Reba に会うのが、4 ヶ月早かったら世界は変わっていただろうか? | ||||
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FBI捜査官のグレアムが、2家族を惨殺した犯人を追うストーリー。捜査に行き詰ると、以前自分が逮捕したレクター博士から助言をもらいます。メインキャラクターとして詳しく人物描写されるのはグレアムと犯人の2人で、この2人の魅力(不気味さ?)がキーになっていると思います。作品全体に暗くどんよりとした雰囲気が漂っていて、それが作品の魅力と言えば魅力。 文章は難しいと思います。英語で読もうと思っている人には、まず映画を先に観ておくことをおすすめします。特に登場人物は作品のオリジナルとイメージぴったりだと思います。 | ||||
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のちにレクター博士三部作とも呼ばれるシリーズの第一作目。追う者と追われる者の、息の詰まるようなせめぎ合いがスリリングに描かれている傑作。「捜査官と犯人とレクター博士」という構図で物語が展開されるところは、次作にあたる『羊たちの沈黙』も同様だが『羊~』が「静」ならば『レッド・ドラゴン』は「動」と言えるほど、作品から伝わってくる息づかいは荒く熱い。レクター博士を逮捕後、引退したFBI捜査官ウィル・グレアムは、ある連続殺人事件の捜査に息詰まったクロフォードに協力を依頼される。最初は渋っていたグレアムだが、被害者家族の写真を見てその重い腰を上げることになる──ここに彼の優しさと脆さが垣間見られる。被害者へ感情を転移させ、さらにこれから犠牲になるかもしれない、自分と同じような家族を守りたいという想いがグレアムを突き動かすが、同様に犯人に近づくためには、犯罪を犯す側の心理も嫌というほど理解しなければならない(してしまう)。「資質」あるグレアムのこの苦悩は、恐いもの知らずの若いクラリスよりずっと深いものだ。彼が追うホシは竜と祖母への愛憎を背負い〈なるべき存在〉への道を進むべく、犯罪を繰り返すフランシス・ダラハイド。おぞましい犯行を見せつけられながらも、読者を彼に感情移入させる人物造形は秀逸。この二人のオブセッション、そこから派生する獰猛な熱が本書の行間から滲んでくる。必死に地をはいずり回る彼らの姿を、独房から眺めているレクター博士の視線はカマキリのように不気味だ。彼は隙あらばグレアムに斧を振り下ろしてくる。変身を必要としない、生まれながらの怪物。 そして振り仰げば〈大いなる赤き竜〉が、登場人物たちに酷薄な美を晒しながら翼を広げている。 | ||||
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「ハンニバル」を読んでいたので、もっとスプラッターな内容かと思いましたが、ところがどっこいとても淡々とした作品でした。 それから思っていたよりもレクター博士の登場が少なくて、やはり私の脳はすっかり「羊たちの沈黙」「ハンニバル」に毒されていると思いました。(笑) レクター博士のことはとりあえず忘れて読んだ方がいいかな。小説としてはとても秀逸な作品で「まとまっている」感じがしました。 やはり「レッド・ドラゴン」→「羊たちの沈黙」→「ハンニバル」の順で読んだ方がより楽しめるかなぁ・・・とも感じました。 ともあれ、読んで損はありません。 トマス・ハリスの世界へようこそ!! | ||||
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ハンニバル・レクターがあまり登場しないのは残念だったが、彼の行動やセリフには奇妙な雰囲気が漂っていて、読んでいてとても楽しい(?)と思った。 もちろん彼だけでなく、この一連の殺人の犯人の動作、彼の過去など、とてもうまく描かれていてよかった。これを映像で見るのもいいかもしれないが、この物語独特の雰囲気や不気味さがよく伝わるので、本で読んだほうが面白いかもしれない。 | ||||
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読めば読むほど、はまっていく小説はひさしぶりでした! 辞書とは格闘したものの、苦にならずにすらすらいけました! まだ読んでない人にはおすすめです! | ||||
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ただのスリラーものと思ったら大間違い。異常な犯行でもちゃんと証拠から論理的に犯人をつきとめようとするFBIの地道な捜査と、犯人の目線(人生)との見事な対比。ただの異常犯罪としてだけでは解決できない社会性を見ることができると思います。精神異常者にしか見られない犯人にも人生があって、そして他人と関係をもって初めて「自分」というものに気づき、苦悩する姿は、誰でも共感できるはずです。しかしながら、ハリスは、犯人のそういった人生を犯行の言い訳として描いていません。FBI捜査官とは接点を持たせていないため、お涙頂戴的なドラマになっていないところが非常にドライで、ストーリーを際立たせていると思います。私にはちょっと無理かな、と思いながらも原書で読んでみてよかったです!!辞書をひくのも面倒にならないくらい面白いし、引き込まれます。ぜひ、原書で読んでください。 | ||||
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