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男たちは北へ



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【この小説が収録されている参考書籍】
男たちは北へ
男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)

男たちは北への評価: 4.36/5点 レビュー 28件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21~28 2/2ページ
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No.8:
(5pt)

カバーが新しくなった

先日出張先の本屋で、この本が新しいカバーをまとって平積みされていた。

ずっと読みたくて、探し回ったにもかかわらず、見つけられなかったので、早速購入。

やっぱり面白い。

自転車での旅にサスペンスとハードボイルドの要素を盛り込み、うまくまとめている。

私自身は、ロバート・B・パーカー「初秋」を髣髴とさせる少年とのやり取りが大好きだ。

男はかくあるべしと、いつか子供に読ませたい小説である。

ただ一点だけ注文。

この大きさの活字が、老眼にはきついので、新潮文庫並みに大きくしてほしい。
男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)より
4150305226
No.7:
(5pt)

ハードボイルドな主人公に惚れました。

主人公が少年に言った台詞で「旅で作った借りは返せない。・・・」。わたしも学生の時にした旅で今でも覚えているのは、借りの多い旅です。旅先の借りが多いほど人生が楽しくなるというのは本当だと思います。続編が読みたくなりましたが、絶版となっているのが残念です。
男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)より
4150305226
No.6:
(4pt)

ハードボイルドのストイシズムと自転車の旅

引き込まれて 一気に読んでしまいました。 自転車の旅は寡黙にして ハードボイルドにさせるということで 思ったより この二つの親和性は高く素直に面白い 時代設定が昭和末期青函トンネル開通前というのも絶妙。高倉健は「ステーション」や「海峡」菅原文太はトラック野郎の男臭い世界が残っていた 惜しむらくは、登場人物があと一工夫でもっと面白く出来たのにと思うところですか。悪役に深みの魅力が足りない。主人公を含め、説得力ある理由も無く酒を飲みすぎることかな。 作者が実際に自転車で青森まで走ったとありますが、後半のシーンで、ガラスのかけらによるパンクの修理に水が無くて困るという設定になっておりますが、、、実際 バルブ周りとか特殊なパンクでなければ、一瞬でパンクしたのですし、ガラスが発見されているのですから いくら初心者ではじめて水無しでパンク修理するにしても、確認のための水はハードボイルドなんだし唾でしょう  とか いくら 不必要な荷物をいっぱい持っていて相当重たそうですが、5%の坂を男が存在意義をかけて挑戦するような坂というような表現は フィクションなので興ざめしてしまうのでハードルはあげてほしかった でも 大変楽しく読めた本で友達にも勧めています(銀輪の覇者に次いでですが)
男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)より
4150305226
No.5:
(5pt)

自転車で旅をした人にも、これからの人にも!

自転車の旅をしている時の苦しさ、楽しさ、爽やかさ・・・・・・それらが本当によくわかる。私も自転車で旅をしたことがありますが、本当に気持ちがよくわかる。県境を超えた時のあの感動がストレートに伝わってきます。また、走りだしたいと思わせてくれた作品。それに付随してくる別の物語が更におもしろさのアクセントに!!自転車乗りの同士と語り合っているような気持ちにさせてくれる本
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4150305226
No.4:
(5pt)

風間一輝処女作

風間ハードボイルド系とは違った趣向の感動ストーリーです。国道4号線を北上する自転車の旅が主軸のため身近に感じることができる冒険小説です。男の生き方とは。男はかくありたい、と思える骨太な主人公の視点や思考、主人公と主たる登場人物との2つの視点、一方の誤解(誤認)によるスト−リー展開が面白いと思います。私はこの作品を読み、風間ワールドに惹かれました。その後、全作品読みました。全作品読みたくなる、そんな作家、風間一輝氏の処女作です。
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No.3:
(4pt)

爽やかさとリリシズム

主人公の桐沢はグラフィック・デザイナー。典型的なアル中症状に悩む四十男です。そんな彼が、旧友が漏らしたある言葉に触発され、自転車で東京から青森を目指すべく、汗と乳酸にまみれながら国道4号線を一路北へと向かう旅に乗り出します。 しかし、彼を待ち受けていたのは熱い陽射しや険しい坂道だけではありませんでした。ふとしたはずみで一部将校による陰謀を記した文書を手にした桐沢は、それとは知らずも、自衛隊の一部からも目を付けられ追い回されることとなります。 ヒッチハイクで青森を目指す少年や、桐沢を監視しつつも彼に「男」としての共感を抱いてしまう自衛隊将校の尾形など、桐沢は、さまざまな人を巻き込みながら、かつて生き方を共にした旧友の面影を胸に、ひたすらにクランクを回して北を目指すのでした。 酒と自転車をこよなく愛したグラフィック・デザイナー出身のハードボイルド作家・風間一輝は、平成11年の秋、惜しまれながら世を去りました。本書の主人公・桐沢は風間の分身であり、風間自身の思い入れとも相俟って、本書を彼の作品中の白眉とも言うべき位置に立たせています。全篇を通じて流れるリリシズムとピカレスク的な放縦を排した爽やかさが絶妙の塩梅でバランスしており、風間ならではの独特の味わいを醸しているように思います。 特に自転車に興味のある向きには、是非ともおススメしたい一冊です。
男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)より
4150305226
No.2:
(5pt)

登場人物たちのその後がこんなに気になった小説は初めて

防衛庁に籍を置いたことがある私にとって、この話は現実味がある。決して荒唐無稽ではない。私自身も、北海道はその気になれば独立できると信じていた頃があるから。与太話はやめにして、本書である。サイクルロードものという先入観があったが、この作品はそんな単純なものではない。ロバート・B・パーカーの「初秋」的な部分もあり、もちろん謎解きもある、いろいろなものを内包したある意味総合芸術である。それにしても、主要な登場人物のその後がこんなに気になるなんて、自分自身ちょっと驚いている。それにも増して驚きなのは、さっき読み終えたばかりなのに、今また地図を手元において読み出していることだ。中年が読むもよし、高校生が読むもよし。ただし、断っておくが、これは紛れもなく男の小説だ。
男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)より
4150305226
No.1:
(4pt)

サイクル ロード小説

たしか映画には、ロードムービーという「ジャンル」があったろう。この小説は、サイクルロード物である。 読む前は、かなりの先入観があったが、決してチャチなものではなかった。手元に地図でも広げて置くのを勧める。ひとつ条件がある。自転車に乗るのが気持ち良いと思える読者なら、数倍楽しみが増す。 荷物をつけた自転車をこいで埼玉から青森へ国道を走って行く。夜は、野宿もあるがたいていは、安いところを見つける。 主人公は、今様の理想タイプではない。アル中でタバコも吸う。時代は、青函トンネルの運用前である。新幹線も通る今とは、国道の込み具合も違うだろうと思う。 道々の旨いもの、酒もさりげなく紹介される。なれた文章ではないと思うが、読みやすくスピード感もある。 自分もこのルートの一部でもなぞって走りたいと思った。
男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)より
4150305226

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