■スポンサードリンク


屍鬼



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

屍鬼の評価: 3.98/5点 レビュー 245件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全177件 161~177 9/9ページ
No.17:
(5pt)

怖い!

この5巻はわずか数時間で読んでしまいました。とにかく目が離せないのです。最初に言いますがかなりスプラッタです。血が苦手な方は気分を害されるかも。小野さんの表現力はやはりさすがです!それだけに怖い!!私が住んでいるところとこの作品の舞台と重なって、夜外出するのが妙に怖くなってしまいました。怖いもの見たさで一度読んでみてはいかがでしょうか??
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.16:
(5pt)

じっとり汗ばむ面白さ

「起きあがり」という日本版ゾンビーの伝説が伝わる村。いにしえの風習を今も守る地縁濃いその村に、風変わりな家を建ててよそ者が引っ越してくる。それも真夜中に、ひっそりと。そして、次々と人が死にはじめる・・・。もう、真綿で首を絞められるように、じわじわと怖いです。一気に5巻、読み始めたら止まらない状態。冬なのにじっとり汗ばむような気がするほどの、緊張感。とにかく面白い!村の人々が、老人から少女までみごとに描かれ、それが「村」という運命共同体の中で起こる異常な事態を浮き彫りにしていく・・・その筆力は圧倒的です。そして主人公がこの作品の中で書く小説が「神に見捨てられた存在」について語るという構成。見事です。小野不由美さん、凄すぎ。小野不由美を未体験の方も、ゴーストハントや十二国記から入った小野ファンの方も、きっと「小説」の醍醐味が味わえるでしょう。超おすすめです。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.15:
(5pt)

恐怖が根ざしているのは

恐ろしいもの・理解できないものに恐怖を感じてしり込みするのは、人間、誰だって同じだ。でも、その恐怖感が限界を超えた先には、正視できないほどの惨劇が待ちかまえている。例えば中世の魔女狩りなどがそうだ。この物語の何が怖いって、減りつづける住人でも、墓場から蘇ってくる存在でもない。学校行ったり、会社行ったり、ふだん笑って当たり前に生活している、自分たち人間がじつは一番怖いんじゃないかと思わせられる最終巻。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.14:
(5pt)

手に汗握るホラー小説

友達に勧められて読み出した本です。あまりに長いので、僕に読み切ることが出来るだろうかと少し心配でした。初めはなんて事ない一つの村の日常・・・・・しかし、その一つの村が崩壊するまでの様子をリアルに描ききる小野不由美さんの凄さ。まるで、小説の中の光景が目の前にスクリーンとして現れるような細かい描写。ぜひ、もう一度読み返したい作品です。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.13:
(4pt)

ひたひたと・・・

お話の展開がとてもスローです。上巻の半分以上がまだ序章といった感じですので、頑張ってたどり着かないと確かに「なにこれ!!説明文長すぎ」と途中で放棄したくなるのもわかります。でもその後のご褒美が大きいです。まさに背中が粟立ちましたよ・・・。静に忍び寄る恐怖が待っています。そして長い序章も報われることでしょう。と、ここまでは上巻を読破した感想です。下巻が楽しみです。京極夏彦さんやキングが好きな方もお勧めです。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.12:
(5pt)

生きるということ

ホラーと銘打ってありますが、とても悲しい物語でした。生きること。食べること。そして、死ぬこと。そのすべてが、とても悲しい。人は何かを食べて生きねばならない。そして、何かを殺さなければ、生きてはいけない。だから、とても、悲しい。新約聖書、創世記のカインとアベルの物語を軸に繰り広げられる生と死の物語。読み終わった人に聞いてみたい。あなたは一番誰が悲しい存在だと思いますか?私は……。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.11:
(5pt)

5巻まるごと一気読み!

以前から読みたかったのだが、単行本2冊はちと高価。ようやく文庫化されたのを機に読み始める。小野不由美初体験なので、とりあえず1~3巻を購入。やたらと多い登場人物に辟易しつつも、閉塞世界で繰り広げられる超常ストーリーにジワジワと引き込まれて行く。3巻目に突入する辺りから面白さは急加速。「これ、なかなか面白いぞ」妻に話す。速読の妻はあっという間に1~2巻を読み終え、私が読みさしの3巻目は、私が酔っ払って寝ているスキに先に読まれてしまった。形勢逆転。妻は間髪入れず4~5巻目を購入、そして一気読み。「た、頼むから先は話さないでくれ!」夫の懇願にフフフと意味ありげに笑う妻。3~5巻は寝る間も惜しんで読み狂った。近頃、これだけ没頭したミステリーは他にない。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.10:
(4pt)

マニア道

この作品は賛否が分かれると思うが、他の小野氏の作品がお好きな方ならお勧めだと思う。小野氏の作品は難しい言葉使い、ルビの多用それも特徴があるからです。そのことを踏まえた上で読むならば上巻の焦れったいほどの言い回しや伏線などに耐えることができれば十分魅力的な話だと思います。確かに登場人物などが多くて途中で飽きそうになるかもしれないですが、読み終わった後のじわじわとくる感じは読破した人にしか判らないものがあると思います。それが小野氏の作品を読むにあたっての私の意見です。慣れるまでに時間はかかると思いますがそれでもハマる人にはハマる、ある意味マニア心を擽るものだと思います。マニアになりたい人にはお勧めです!!
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.9:
(4pt)

推理小説としても一級

2巻では、村の副住職と医者が村に蔓延する死の病気についての謎に迫ります。基本的にはホラーだと思いますが、この巻の二人の推理とそれをあざ笑うかのように広がっていく病気の状況は、緊張感に溢れつい一気に読んでしまいたくなります。一巻は序盤でなかなか物語りが見えてきませんが、この巻で全体の片鱗が見えてきます。これから買う方は1,2巻は揃えて買うべきでしょう。
屍鬼〈2〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈2〉 (新潮文庫)より
4101240248
No.8:
(5pt)

いよいよ謎が

いよいよ村を襲っていた死の病の謎に医者が迫ります。そこには予想もしない・・・いや、読者は知らず知らずに予想していた結果があります。 その後も打開策を模索し続ける副住職と医者、自力で謎に核心に行き着いた村の高校生、更に村を侵し続ける死の影・・・。謎が解き明かされたあと急速に全容を見せながら展開するストーリーは、さすが作者の力量を感じないわけにはいきません。2巻を手にした方は、すぐにこの巻がほしくなります。
屍鬼〈3〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈3〉 (新潮文庫)より
4101240256
No.7:
(5pt)

ただただ 怖いです・・・

本屋さんで店頭に並んでいたものをなんとなく購入。読み進んでいくと 怖いこと怖いこと(^^ゞ人里はなれた集落の中で繰り返される村人の原因不明死。鍵を握る謎の洋館の住人・・・ドキドキしながら1巻・2巻と読み進んでしまいました。5巻まであるらしいので まだ当分はドキドキさせられそうです。
屍鬼〈4〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈4〉 (新潮文庫)より
4101240264
No.6:
(5pt)

すごい!!の一言です。

もしかしたら今年マイべストの作品になるかもしれません。1~5巻あっという間に読み終えてしまいました。ミステリーの枠をぶち破ったパワーあふれる作品です。屍鬼のリーダー、屍鬼となった村人たち、死を恐れる人々、異様な事態に立ち向かう人々、それから逃げる々・・・、の様々な心理描写が何しろ最高です。少しばかりグロテスクな描写があるので苦手な方は辞めたほうがいいかもしれませんが、おすすめの一冊です!!
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.5:
(4pt)

今2巻を読み終えた所です。

この1巻は山村で繰り広げられる奇怪な事件の最初の部分なのですが、村の住民各々の視点からじわじわと村で起きていく異変が語られてそこがもどかしくも面白くもあり。まだ1巻なので物語は淡々と進んでいきます。それでもおぞましい描写があり、この次2巻3巻ともっとすごいシーンがあるのかと思うと買えなくなってしまうかも。小野 不由美作品はこれが2作目なのですが、書店でみて思わず買ってしまいました。全5巻ですが1巻からひきこまれるおもしろさです。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.4:
(4pt)

とうとう完結!

単行本版の『屍鬼』一・二が発売されてから、約一年をかけて文庫本化。それからまもなくして、文庫版にて三~五が発売。とうとう完結する。土葬の風習・寺と村長と医者を中心とする社会・余所者をさりげなく排除するシステム。そんな習慣が根強く残る小さな村に転居してきた奇妙な家族。そう、彼らが転居してきたときから、村に変化が起こり始めた・・・。 連鎖する死、『屍鬼』の伝説、消えてゆくもの。苦しむ青年医師、心に傷を抱えつつも期待される役割を果たさざるを得ない若い僧侶の二人を謎解きの中心に据えながら、村の人々の心に巣食うものを描き出してゆく。 閉鎖的な社会に住む人々の心を圧倒的な筆力で読ませ、死の連鎖に慄かせつつもページをめくらせる。閉鎖的な外場村の住人たち各々にもキャラクター付けがしっかりされており、五巻という長さにも頷かざるをえない。 何が自分たちを襲ってきているのかがわからないという恐怖が先行の一・二で描かれていたが、三~五では、謎の解明から事態の打開~ラストシーンまでが描かれている。ネタばれを避けるために明言はしないが、読後の印象はスティーブン・キングに近い。この作品のみで著者を『和製スティーブン・キング』と言うのは難しいが、将来が楽しみな作家である。そして少なくとも、この作品については『和製スティーブン・キング的小説』と言うことは許されるだろう。「ミステリーを読みたいけれど、何を読もうかな」と言う人に、迷わず薦められる作品である。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.3:
(4pt)

見慣れた景色が少しずつ変わっていく怖さ

子供の頃、神社やお寺、お墓の近くで感じたいやな感じ。なんでもない風景に、ふと感じる不吉な予感。 見慣れた風景の奥から襲ってくる、「気のせい」と自分をなっとくさせなくては収まらない怖さ。 そんな、だれもが感じる厭な感じ。なにげなく、それだけに不吉。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.2:
(4pt)

知性を刺激する恐怖

国道沿いでありながら近代化から取り残された村に奇妙な疫病らしきものが蔓延する。しかし、患者の近親者がすぐに罹患しない点など、合点のいかない事実から医師の敏夫は医学的な点で疫病ではないと推測する。一方、敏夫の親友で坊主の静心は村人が何の前触れもなく突如転居する事実に気づき、二人の発見した一見関係のない事実がやがて驚愕すべき結論へと導かれていく。上巻を読み終えるとすぐ下巻が読みたくなるじわじわ盛り上がって行く恐怖心が心地よく感じられる。医学専門用語も満載で勉強にもなる。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.1:
(5pt)

鬼とは何か

舞台は山間の小村。林業が主産業で老人の割合が高い、どこかにありそうなごく普通の過疎の村。 そこにある日風変わりな一家が越してきたところから物語が動き出す。 もうそこは普通の村ではなく、平穏な日常は営めない。 恐怖に戦き、おびえるばかりと思えた村人たちが決起した夜、その時鬼は・・・。ホラーとして素晴らしいだけではなく、『鬼』とは何か、『死』とは、を考えさせてくれる物語だ。 通常だと陳腐にすぎる話だが、日本的な鬱々とした山村に展開することで、昇華された作品になったいると思う。
屍鬼〈下〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈下〉より
4103970030

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!