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バトル・ロワイアル
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バトル・ロワイアルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全167件 121~140 7/9ページ
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誰に、どんなに批判されようと、私は涙が止まりませんでした。この本を読む前から嫌っている方がいらっしゃるなら、それでも一度、読むことをお勧めします。この本は言葉に出来ない程、私を悲しく、苦しい思いにさせました。「信じることは難しい。」「死ぬ為には今を生き抜け。」「誰かを愛することは、他のだれかを愛さないことだ。」この本は、私に沢山の感情と言葉を与えてくれました。非現実的なストーリーでも、私は現実性を感じてしまいました。とても近くに感じてしまいました。私は、この本に出会えたことを本当に感謝しています。あんなに涙して、苦しくて仕方がなかったのに、この本はいつも私に一番近い場所に居て、私に生きることを訴えています。 | ||||
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2001年、本の売り上げ年間ランキングで嬉しくもびっくりしたのは『バトル・ロワイヤル』が7位入賞したことだ。管理国家が無差別に選んだ中学3年生のクラス対象に武器を与え、最後に残ったひとりだけが家に帰れるという“プログラム”が孤島で行われる…中学生が殺し合う内容だけに発刊されるまでいろいろもめたそうだし、発刊後も民主党内で論議が起こっていた。ああ、どこまでピンボケなんだろう。この小説ちゃんと読めば殺人の肯定がテーマじゃないことなんてわかるだろうに。これは扉で引用される「愛するってむずかしい」ことについての作者なりの考察なのだ。この小説に登場する中学生たちは絶えず他者の行動、すなわち相手が何を考えているのかに敏感である。そして目の前の他者を信じるのか、はたまた殺して生き残るのかを選択しなくちゃならない。この小説に眉間を寄せた人たちは、これくらい他者に真剣になれているのだろうか。たとえば子どもたちの素朴な質問「なぜ人を殺しちゃいけないの?」その答えが見つからないあなたに。 | ||||
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最初から最後まで話題になりっぱなしなこの小説ですが、なにか「人殺し」とか、「グロテスク」とか、そんなものをも超えたさわやかさがあるような気がします。「坂持金発」というネーミング、感情をなくした桐山の存在、川田の背負っていたもの…etc私の周りでこの本を読んだ友達は皆衝撃だったのは誰かが死ぬシーンだったといいますが、私にとってはこの本の最後で「今度は乗ってやる」とつぶやいた秋也が一番衝撃的でした。今までは主人公とは思えないほど(?!)影が薄かった秋也。殺人を眉一本動かさずやってのけた桐山に「なんなんだ?!」と叫んだ秋也。自分を殺そうとした少女をも助けようとした秋也。そんな秋也が最後にはこっちも乗ってやると、宣言するなんて…もちろん、それは政府に対してでしょうけれど、それでも何かを考えさせられてしまいました。 | ||||
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レビューを書くには今更な感じは否めないけれども。この作品のひとつのキーワードは疾走感だと思う。のどかな島の自然の中にあって焦り戸惑う人物の心理にぐっと引き込まれる。極限状態だからこそ人格がなんの覆いもなく現れてくる。その非日常性が魅力なのだと思う。さらに中高生の心を掴んだのは、人物個々に与えられた少しずつのエピソードだろう。作品全体にわたって散りばめられている為に自分と良く似た、あるいは自分の理想な、自分の周りにいるような、人物に接することでさらに引き込まれたのだと思う。そうでなければここまでの現象を引き起こさなかっただろう。ただ映画は時間内に収めようとしていて、原作に感動した僕には商業的な犠牲になっていた気がした。高見さんの次作に期待したい。 | ||||
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何なんでしょうか、この世界は。政府が共和国戦闘実験プログラムと称して、中学生に無人島での殺し合いをさせる、というのがおおざっぱなストーリー(おおざっぱすぎるか)です。まぁ、世間で言われているように、一応内容は過激。しかも、その過激な中に変なパロディや冗談があったりして、読む人の神経を逆なでするわけです。でもね、これって人が人を殺す本じゃないんですよ。いや、殺してるんですけど、実際には。このストーリーのメインになってるのは、人が生きる話。何のために生きるのか。誰のために生きるのか。生きるためには何を犠牲にし、何を取るのか(誰を殺し、誰を助けるのか)。それをこの本の中では中学生が演じているんですね。それが何とも言えない違和感を醸し出しているような気がします。願わくば、中学生はもうちょっと中学生らしく描いて欲しかったつーのはありますが。 | ||||
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この世では絶対にあり得なさそうな話です。残酷なシーンを読んでも、それが当たり前のように出てくるので、頭に浮かぶ場面がマンガになってしまう。娯楽ものと割り切って読んでるとハラハラドキドキして楽しめます。 | ||||
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「おもしろい」と言ってしまうと、誤解が生じるかもしれません。これは青春小説です。たしかにグロテスクな描写、クセのある表現ではありますが、皆さんもおっしゃっているように、すらすら読め、物語の世界へ引きこまれてしまいます。映画だけを見てあーだこーだ言っている方に特にお勧めです。映画では時間や費用の都合でカットされた、生徒達の様々なエピソードがとても魅力的です。みんな一生懸命生きようとしている姿が素敵です。いろんな生徒がいて、いろんな背景があって・・・。私は何度も泣きました。すばらしい作品だと思います。絶対に皆さんにわかってもらいたいこと、それは「バトル・ロワイアルは単なるサバイバルストーリー、殺し合いの話ではない」ということです。とにか!!く、読んでみてください!!生徒達の「生」に対する心など、様々なものに胸を打たれることでしょう。 | ||||
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かなり面白いですバトルロワイアルは!(長いのでバトルに縮)過酷で理不尽で非道徳な戦いの中で必死に葛藤する42人の中学3年生の姿が鮮明に描かれていて、その中にはいい人もいれば悪い人もいるし、生き残ろうとして殺す側に回る人もいるし、クラスメイトを殺す事が出来ずに殺されてしまう人もいるし、このイカレたゲームから脱出を図る人もいるし、大切な人を守ろうと必死に戦う人もいるし、自分で死を選ぶ人もいるし、狂ってしまう人もいる。そんな42人の思いが本当に切に伝わってきます。マジで。かなりみんな中学生離れしていますがそこはやっぱり小説なんで「スゲェよこいつ!」というような感じで流しましょう(細かい事考えてると大者になれないゾv)結構残酷な描写がされているようですが・・・(普段洋画を見慣れている私には全然そんなことないんで(^^;)読んでその光景がどれだけ鮮明に頭の中に浮かんでくるかというのはいかにその本の描写が鮮明か、ということに比例していると思うのでその分ではバトルの描写はかなりすごいと思います。(何を偉そうに言っとるんじゃ(^^;)この本は私に信じる事の難しさというものを再認識させてくれました。人を信じる事の素晴らしさも。(忘れかけていたもので(^^;)とにかくこの話を考えた作者の思想とかそんなもん関係無しにバトルは面白かった!!人の考え方は三者三様だしいろんな意見があると思うけど私はスゲェ面白いと思いました。是非いろんな人に読んでいただきたいです。そしていろんなことを考えて欲しいです。 | ||||
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戦いが始まるまでは、登場人物の紹介でつまらないが、いつの間にか、中に中に吸い込まれていつの間にか読み終わっている作品です。しかし、R指定の付いた映画の原作だけに内容的には、グロテクスな表現の殺人場面も多々あるが、友情・恋愛・憎悪…etcを見事にまとめていて、とても面白いです。分厚いがすぐ読み終えることが出来きおすすめです!! | ||||
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極限状態の中で中学生たちの生き様、死に様が描かれていて設定は極端かもしれませんが、感動しました。 最近の中学生の印象は「過激」「自己中」「切れる」「粗暴」でしたが、極限状態のためか、すごく純粋な心が感じられました。 映画の中では「子供をおそれた大人たちがBR(バトル・ロワイアル)法を制定した」とありましたが、R15指定すること自体大人が逃げ腰なんだと思います。 | ||||
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ある島に監禁され、クラスメイト同士で殺しあい、最後に残った一人が生きて帰れるという非常におもしろい設定になっている。個々のキャラクターも非常に個性的である。でもこんな中三がいるのかと思う所も随所に見られる。しかしなかなか読みやすい本なので読んでみるといいだろう。 | ||||
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15Rだと映画が騒いでいた。 私はそれで初めて知った。 そういえば15才以上だな~とか呑気に思っていました。 流れているのはびっくりする様な映像でした。 なんじゃこりゃーってなもんです。 最近になってなんだったんだろうなぁと、それと小説にはまっていたので読みました。 恐くて恐くて読み上げた3日は凄く怯えていた感じです。でも読んだらなんかすうーっとしました。 何故だかわからないけど、たぶん、なんだこりゃあ?の謎でも解けたのでしょう。 | ||||
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読んでしばらくは頭から離れませんでした。いろんな場面がフラッシュバックして、イメージが生々しく浮かんでは消えていました。問題小説だと騒がれていたので、もっと、殺人をしながら笑っているような、誰も信じられないでいるようなものを想像してましたけど、あの状況の中、それでも一生懸命に生きようとする彼らに、本当に感動しました。心に残った、という感覚を、久しぶりに思い出させてくれました。なぜこの小説を出版するのをためらったのか、全くとは言いませんが、理解に苦しみますね。太田出版に感謝です。 ほとんどの人が、与えられた環境に何とか抵抗しようと試みて、でもきっと成就する事はないんだろうと思うと、本当に切なく、やるせない思いでした。そう思うとほんとに読むのが嫌でした。こんな頭良い中3いないのでは、と思いましたけど、それでも、なぜ中学3年生なのかというと、それ以下じゃ頭がついていかないし、それ以上だとこんなに純粋なままでいられないからじゃないでしょうか。殺されそうになって、それでもお前が良いんならいいやって思えるのは、大人になるとなかなか難しいものではないでしょうか。最悪状況の中でそれでも信じ続けていけたことが、私には驚異的な事に思えました。 | ||||
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映画を見て感動して、原作を読んだ者です。映画もそうでしたが、原作の方も、きちんと読めば読むほど、命の大切さ、自ら生きるとはどういうことかを教えてくれるきわめて教育的な作品でした。私は小説は文庫版しか読まないと自ら規制をかけているのですが、(なぜなら、文庫になるまで熱が冷めるので、単に時流に乗っただけの作品は淘汰して読むことが出きるし、持ち運びに便利だし、しまうにも場所を取らない)この作品に限っては禁を破りました。持ち運びにはあまり苦労しませんでした。あっという間に読んだからです。この本に限って言えば、今読んでよかったと思います。映画と、文学賞の評者、国会議員の世迷言、映画の人気、読者の評価、すべてを目の当たりにする中でこの本を読むことで、この本のことをしっかり頭に入れることが出来たからです。 | ||||
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人間に何で社会が必要かがこれでよくわかるかもしれない。 これを読んで、ホッブスの「リバァイアサン」の ような高尚な本も読んでみては。原始状態で人間が なぜ群れをなし、その社会の規律を守り育てることがなぜ安全なのかがよく分かったりして。 平和な日本で自分だけルール違反して王様気取りのア○な若者でも。それと、批判的な年配の人々はただのSFとして受け流していただけなかったのだろうか。 。 | ||||
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それぞれの生徒がとる態度とその結末が、ダイナミックで必死な感じが歴史小説のように面白かったです。 残酷さが取りざたされていますが、テレビゲームよりはやわらかいのではないかとも思います。 ただ、やっぱり国会議員の人たちが嫌がるのも分かるなと思いました。生徒たちが“政府”をものすごく嫌悪していましたし、60代ぐらいの人たちは、戦争を経験しているから、「未来ある中学3年生が殺し合い」なんて不吉なものは見たくないと言うのも分かる気がします。 | ||||
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この数のキャラクターを、勿論重要度のランクは違うものの、読んでいて飽きさせない程書き分けた、パワーがすごい。舞台の方にツッコもうと思えばツッコめるところもあるが、筆の勢いで読切らせてくれる。これはストーリーや設定はさておいても、過激な一種のジュブナイル小説としての若々しさを感じさせる。 | ||||
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いつの間にか自分が3年B組の一員になったような錯覚を覚えてしまった。「どうして殺しちゃいけないの」という表現に、ちゃんとした答えを見つけられない自分が怖いです。もし私がこのような立場に立たされたなら...。私は秋也たちみたいに友達を信じていけるか、はっきり言って自信はないです。きっと戦ってしまうと思う。やっぱり死ぬのは怖いから...。でもその極限状態の中での生徒たちの行動に、人として忘れてはいけない事を学びました。読み終えた時、これだけの中学生が無残にも死んでしまうにもかかわらず、温かい気持ちになりました。個人的には光子がかわいそうで涙が止まらなかった。中学生にこそ読んで欲しいと思います。この本に、16歳で出逢えたことがとても嬉しい。あと、今未成年が荒れているのは、親のせいでも大人たちのせいでもない、自分自身の責任です。多くの人はムカついても理性で自分を抑えています。それができないのは自分自身がまだ未熟だから。そのことを忘れてしまった人間が事件を起こすのだと思います。まず自分を見つめ直すところから、始めていきたいです。 | ||||
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666ページと読むのを躊躇っていた私でも読み始めるとかなりハマってしまいすぐに読破してしまいました。 この本を読んで命の大切さや人の感情が少し理解できたような気がします。 | ||||
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私は中学生で、この小説の主人公達と年齢が近いけど、現実世界に、こんなデキた中学生は、中々いないと思う。それに、クラスメ-ト同士の殺し合いという悲惨な話だったけど、あまり不快感なく読めました。この小説の映画化をめぐって、様々な議論が飛び交い、結局15禁になってしまい残念です。私は、現実世界と映画を混同してしまうほど中学生は馬鹿じゃないと思ってます。 | ||||
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