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(短編集)
空想オルガン
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空想オルガンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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「バナキュラー・モダニズム」で驚いて、「空想オルガン」で泣いておくれ。 ※エドモンド・ハミルトン『星々の轟き』に関する昔の書評から文体を援用しました。 | ||||
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2010年に出た単行本の文庫化。 「ハルチカ」シリーズの第3弾。4話が収められている。 県大会、東海大会と順調に駒を進めていく清水南高校吹奏楽部。しかし、他校も相当な変わりものぞろいで、わけのわからない謎に巻き込まれていく。 謎もキャラクターも安定してきており、安心して楽しむことができた。 しかし、最後のあれは必要だったのか? | ||||
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面白くてあっという間に読めてしまう。登場人物が多いけど、それぞれ個性があって、情景が容易に浮かんでくる。とにかくラストが衝撃だった。 | ||||
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ネタバレかもしれませんが、最後の一編は叙述モノです。叙述モノにつきもの(?)の、読後3分後「ちょっと無理があるんじゃない?」感が襲ってきました。臓器移植のレシピエントの正体が突き止められたり、振り込め詐欺の犯人が、見るに見かねてボランティア買って出たり、ちょっと無理。 本編も、物語内話者が交互に入れ替る「葉桜」式といいますか、「イブバーストエラー」式といいますか…。どうも文字媒体では、俺、私、が切り替わるたびに作為の匂いがして、冷めてしまいます。そもそも叙述モノは、素直に「参りました」と言わせるのと「読み終わる前に分かったよ」と言われるのとの境界線が、読者個々の叙述慣れの度合いも関係して、情報のだしかたのさじ加減が難しいですね。 | ||||
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中古なので、覚悟していた通りの古さにつき、星ひとつ減ですが、本の内容自体は何度読み返しても面白く、感動します。 | ||||
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いろんな場面が最後に1つになっていく文章の表現力がとても素晴らしい作品だと思いました。 | ||||
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「ハルチカ」シリーズの第三弾。 褒めようと思えばきりがないくらい、最高の小説である。 基本的には短編集だが、たかだか数十ページの一遍がミステリーとして、そして物語として 非常に深みがある。 登場人物は個性的でその掛け合いは読んでいる者を飽きさせない。 たくさんの魅力的は「謎」が仕掛けれており、真相が明らかとなると同時に、それぞれの人間ドラマ解決される。 今回は、表題作「空想オルガン」で本当に泣きそうになってしまった。 作者の初野晴さんは、人間の強い部分と弱い部分を的確に捉えているに違いない。 だからこそ、こんなにも心が揺さぶられる。 そして、最終的には前向きで清々しい気持ちになれる。 まさに盛り込みすぎなくらい完成された小説。 しかも軽くてサクサク読める。 読んで損はないと自信を持っておすすめできます。 | ||||
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退出ゲーム以来、このシリーズのファンです。 キャラクターが増えれば増えるほど深みが増す青春?群像推理小説。 今時の高校生には見られない、いい意味での時代錯誤なバックグラウンドを持つ登場人物たち。 お互いの突拍子もない個性や、弱さ、強さも全部飲み込んで、「仲間」としての絆がどんどん強くなって行く。 だってみんなおかしい奴らばっかし!(笑)。マンガだよ!。これを許せるだけですごい大人だよ、みんな。 変人集合!、ドタバタ喜劇?、かと思いきや、なんか最後には「ほろり」と涙させるんだよな〜。うますぎです。 はやく続きが読みたくなる傑作シリーズ!。 | ||||
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ハルチカの最新シリーズ 第3弾 ぶっとんだチカとちょっと天然だけど優れた推理力をもつハルの掛け合いは やっぱり最高! コミカルでテンポ良くて でも謎解きが読みたい人にオススメ! 今回はコンクール出場にまつわる わりと短期間の時間軸 でもそんな短期間でも二人の周りには事件がたえない 密度のこ〜い 夏休み ぶっちゃけ 私もこんな吹奏楽部はいりたいっ といつも思わされます 1冊に4つの話がはいっているのは 今までと同様ですが 今回はこの1冊全てで1つの話 と思わせてくれるラストが待ってます | ||||
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公立清水南高校吹奏楽部所属の穂村千夏(チカ)と上条春太(ハルタ)が活躍する連作学園ミステリの第3弾。2010年発表。 第1弾が1年生、第2弾が2年生の時代なので、今回は3年生?と思っていたら、冒頭の【序奏】で2年生の夏、吹奏楽の大会を目指す時期の物語であることが判明。 本作品で終わり、ということはないようです。 以下は収録の4作品。1.は物語の時点、2.は謎の概要を示す。 【ジャバウォックの鑑札】 1.中地区大会当日 2.迷い犬の本当の飼い主は? 【ヴァナキュラー・モダニズム】 1.県大会の4日前 2.ハルタが住もうとするアパートには存在しないはずの部屋が…。そして、幽霊騒動とは? 【十の秘密】 1.県大会当日 2.躍進する清心女子高校吹奏楽部の秘密とは? 【空想オルガン】 1.東海大会の当日 2.大会会場で開かれる「オルガンリサイタル」の目的とは? 「青春もの」らしくない展開が特徴の本シリーズ、私は前作から、巻末の「主要参考文献」をチラチラ見ながら、読み進めています。 そのページ、小説の結末部分は見えないページなので、先に読まれることも想定されて組まれていると思います。 今回も、「あのホラー作家の著作?」「……の漂流って?」と、およそ「青春もの」とはかけ離れた内容のものが掲載され、これらがどのようにストーリーに溶け込んでくるのか、そのことを考えながら読むだけで楽しい。 もちろん、こちらの想定しない展開が待ち受けている訳で、今後もこのレベルを維持してほしいと、強く感じました。 それにしても、このシリーズ、高校生が主人公だけど、視点は「オジサン」だ。 高校生なら、背伸びをして、「大人」の世界を垣間見ることが出来る作品集と言えるのではないでしょうか。 | ||||
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ハルチカシリーズ3作目。今回も思いっきり楽しませてもらいました。 皆さんがレビューしている通り、最後の大技にやられました! 一番印象に残っている台詞をひとつ… 「目の前にあるすべてのことを受け入れる覚悟ができた時、はじめて俺達は大人になれる」 深いなぁ… ハルチカシリーズはやはり退出ゲームから順番に読むことをお勧めします。感動が何倍にもなります。続きが早く読みたいです。続きが出るまで何度も読み返します(^O^) | ||||
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ハルチカシリーズ3作目。今回も思いっきり楽しませてもらいました。 皆さんがレビューしている通り、最後の大技にやられました! 一番印象に残っている台詞をひとつ… 「目の前にあるすべてのことを受け入れる覚悟ができた時、はじめて俺達は大人になれる」 深いなぁ… ハルチカシリーズはやはり退出ゲームから順番に読むことをお勧めします。感動が何倍にもなります。続きが早く読みたいです。続きが出るまで何度も読み返します(^O^) | ||||
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ハルチカシリーズもついに第3弾、コンクール編を向かえました。 普門館への道となるコンクール編では、部員たちと共に僕も気合いが入ります。 さぁ一体どうなる吹奏楽部… でもやっぱりハルタとチカの二人の前には珍事件が起こってしまうんだなぁこれが… 会場で出会った高級犬をめぐる暗号解読、ハルタのアパート探しにまつわる幽霊の噂、県大会のコンクールで対峙したギャル系吹奏楽部の秘密。 とまぁ天才ハルタと天然チカがいつもどうり難?事件を迷推理で解決していくわけです。 が、今回もやられました。 第一弾の退出ゲームには、劣りますが、それでも笑みがたえません。 それにハルタのお姉さんも出てくるし。 一つ一つの短編は小粒ですが、最後に一発かましてくれて読んでいて気持ちいいです。 これを知らずに読めたことが幸せで、読み終わった後なぜか胸にじ〜んと来ます。 最後にはまだ終わりじゃないんだという希望がわかりまた次に期待したくなりました。 そしてまたハルタやチカ、これからの吹奏楽部を応援したくなりました。 | ||||
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ハルチカシリーズもついに第3弾、コンクール編を向かえました。 普門館への道となるコンクール編では、部員たちと共に僕も気合いが入ります。 さぁ一体どうなる吹奏楽部… でもやっぱりハルタとチカの二人の前には珍事件が起こってしまうんだなぁこれが… 会場で出会った高級犬をめぐる暗号解読、ハルタのアパート探しにまつわる幽霊の噂、県大会のコンクールで対峙したギャル系吹奏楽部の秘密。 とまぁ天才ハルタと天然チカがいつもどうり難?事件を迷推理で解決していくわけです。 が、今回もやられました。 第一弾の退出ゲームには、劣りますが、それでも笑みがたえません。 それにハルタのお姉さんも出てくるし。 一つ一つの短編は小粒ですが、最後に一発かましてくれて読んでいて気持ちいいです。 これを知らずに読めたことが幸せで、読み終わった後なぜか胸にじ〜んと来ます。 最後にはまだ終わりじゃないんだという希望がわかりまた次に期待したくなりました。 そしてまたハルタやチカ、これからの吹奏楽部を応援したくなりました。 | ||||
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「退出ゲーム」「初恋ソムリエ」と続いたハルチカシリーズの第3弾。 吹奏楽の「甲子園」と言われる普門館を目指すドタバタな吹奏楽部に降りかかる『日常の謎』系のミステリ。 個々の謎は独立した連作短編集とはいえ、「退出ゲーム」から登場人物、ストーリーが続いているので、この一冊だけを取り出してもおもしろみに欠けます。 今回の4編はどれも小粒ですが、魅力のあるものばかり。 個人的に好きなのは「ヴァナキュラーモダニズム」。3階建てのアパートに日々響く僧の錫杖の音。それは幽霊なのか、そうでないのか…… 馬鹿馬鹿しい結末ですが、映像的に見てみたいと思わせる作品でした。 最後の1編は、1冊通しての仕掛けが仕掛けられていて嬉しい驚きも。 ライトな感じのミステリですが、楽しい小説ですよ。未読の方は「退出ゲーム」から是非。 | ||||
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「退出ゲーム」「初恋ソムリエ」と続いたハルチカシリーズの第3弾。吹奏楽の「甲子園」と言われる普門館を目指すドタバタな吹奏楽部に降りかかる『日常の謎』系のミステリ。個々の謎は独立した連作短編集とはいえ、「退出ゲーム」から登場人物、ストーリーが続いているので、この一冊だけを取り出してもおもしろみに欠けます。今回の4編はどれも小粒ですが、魅力のあるものばかり。個人的に好きなのは「ヴァナキュラーモダニズム」。3階建てのアパートに日々響く僧の錫杖の音。それは幽霊なのか、そうでないのか……馬鹿馬鹿しい結末ですが、映像的に見てみたいと思わせる作品でした。最後の1編は、1冊通しての仕掛けが仕掛けられていて嬉しい驚きも。ライトな感じのミステリですが、楽しい小説ですよ。未読の方は「退出ゲーム」から是非。 | ||||
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主人公の突貫娘の内声が暴走する学園スラップスティックが語り口のベースにあり、 しかし同時に 過去が謎に包まれた先生に率いられた学園部活熱血モノでありながら、 そして 歪んだ趣味を持つ男子高校生が活躍する「日常の謎」系ミステリーでもある。 凄いのは上記3要素が全て高い水準を保ちながら、 お互いを阻害することなくハーモニーを奏で、 ラスト4つの連作短編がぴたりと綺麗に収束する構成手腕である。 思わず笑ってしまうギャグセンス、 トーナメントを一つ一つ上っていく興奮と緊張、 やられたと唸らされる謎解き。 最初から最後までまったく飽きさせられることの無い傑作である。 | ||||
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主人公の突貫娘の内声が暴走する学園スラップスティックが語り口のベースにあり、しかし同時に過去が謎に包まれた先生に率いられた学園部活熱血モノでありながら、そして歪んだ趣味を持つ男子高校生が活躍する「日常の謎」系ミステリーでもある。凄いのは上記3要素が全て高い水準を保ちながら、お互いを阻害することなくハーモニーを奏で、ラスト4つの連作短編がぴたりと綺麗に収束する構成手腕である。思わず笑ってしまうギャグセンス、トーナメントを一つ一つ上っていく興奮と緊張、やられたと唸らされる謎解き。最初から最後までまったく飽きさせられることの無い傑作である。 | ||||
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《ハルチカ》シリーズの第3弾で、今回はチカたち清水南高校 吹奏楽部がついに大会に出場する“コンクール編”になります。 本書に収録されているのは(プロローグである「序奏」以外は)、暗号解読 を絡めた高級犬の“飼い主当て”「ジャバウォックの鑑札」、幽霊が出ると 噂されるアパートの驚愕の仕掛けが痛快な「ヴァナキュラー・モダニズム」、 ギャルたちによって構成された吹奏楽部“ギャルバン”が抱える深刻な秘密 を探る「十の秘密」、そして“オルガン”にダブル・ミーニングをたくして再生の ドラマを描きつつ、最後の最後できれいに背負い投げを決めてみせる表題作 「空想オルガン」の4編。 今回は、連作短編という形式を活かしたオチが秀逸でした。部活もの、 青春ものとしての物語を前面に出しているため、まさかそこに仕掛け を用意していたとは――と驚く読者も多いのではないかと思われます。 ※各短編の内容については、「コメント」をご参照ください。 | ||||
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《ハルチカ》シリーズの第3弾で、今回はチカたち清水南高校吹奏楽部がついに大会に出場する“コンクール編”になります。本書に収録されているのは(プロローグである「序奏」以外は)、暗号解読を絡めた高級犬の“飼い主当て”「ジャバウォックの鑑札」、幽霊が出ると噂されるアパートの驚愕の仕掛けが痛快な「ヴァナキュラー・モダニズム」、ギャルたちによって構成された吹奏楽部“ギャルバン”が抱える深刻な秘密を探る「十の秘密」、そして“オルガン”にダブル・ミーニングをたくして再生のドラマを描きつつ、最後の最後できれいに背負い投げを決めてみせる表題作「空想オルガン」の4編。今回は、連作短編という形式を活かしたオチが秀逸でした。部活もの、青春ものとしての物語を前面に出しているため、まさかそこに仕掛けを用意していたとは――と驚く読者も多いのではないかと思われます。※各短編の内容については、「コメント」をご参照ください。 | ||||
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