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[映] アムリタ
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[映] アムリタの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 21~40 2/4ページ
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”次の日”の朝がエロゲーみたいな展開になってるあたりで、遅まきながら気付きましたが この小説での台詞のやりとり、間、地の文・・・アドヴェンチャーゲームのテキストデータそのものですね。 そのまま紙媒体に落とし込んだ感じ。 だから悪いということはなく、この話の雰囲気や展開には合ってると思います。 最原嬢の人物像に深みがないとか、なんでそんな事出来るわけ?とかの説明が欲しい気もしますが、 天才というよりは、神の子の域だし・・・というか何というか 結局これは広義のファンタジーだと思われるので、何でもありです。 要はこのラストシーンを、どう受け止められるかにかかるでしょう。 私は、何だか快かったです。主人公の覚悟が。 そして私は、まんまと「2」へのルートに乗ってしまったようです。 | ||||
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これは確かに評価が別れそうかなと思いました。 私はこの作品のような終わり方が苦手なこともあって、それが評価を1つ下げた理由です。 ですが小説としてとても面白い作品でした。 正直、私はトリックだとかミステリー系は苦手というか頭が追い付かなくて言葉に出来ません。 その中でこの作品で私が気に入ったのは登場人物のやりとりです。 テンポ良く読めました。 | ||||
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最後の畳み掛けは素晴らしかったと思う、がしかし、『終わり良ければすべてよし』とならないのが小説だと俺は思っている。 作者・野崎まどの最新刊である『バビロン』を読み、黒幕がはっきりと浮かび上がるかのようなオチに震撼させられた。 で、そのバビロンのレビューに、野崎まどはこんなもんじゃないぜ、的な文言を見て、他の著作Amazonレビューを総合するに、読後感が一番素晴らしかったと皆が感じたのはこの処女作のアムリタなのではないか、という印象を得た。 なので、大変大変楽しみに読み進めていたのだが。 大オチは捻られている。 が、ヒロインである最原最早が天才に見えないんですよねえ。 それが俺には大問題だった。 『作中の天才問題』というフレーズが、俺の中で浮かぶ。 例えば、すぐに思い浮かぶのは、さくら荘のペットな彼女のヒロインである椎名ましろだ。 作中で彼女は天才とされているが、全体的に描写がするっと読みやすいのも相俟って、例えば彼女の作品が作中に登場しても、少なくとも現実にいる俺はその『凄み』を感じ取れないのだ。 なので、俺は椎名ましろを『作中では天才と扱われている少女』として受け取る。 作中の登場人物達や作中の世間は、ましろを天才あるいは変人として扱う。取りあえずそれはラブコメにおける一つのキャラ付けであり、特に問題はない。 しかし、このアムリタは『天才性』そのものがテーマになっている。 だから、ケレン味でもハッタリでもいいから、もっと最原最早の異常性を際立たせて欲しかった。 それは、最原最早が映画によって人に凄まじい影響力を与える、だとか、映画を作る前から設計図が完全に完成している、という技術面の話ではない。 その立ち振る舞いや、セリフから、ちゃんと『天才性』を表現して欲しいのだ。 『天才性』を表現するには、モノローグもセリフもちょっと軽過ぎるし、読みやす過ぎるんじゃないか? とついつい思ってしまう。 絵コンテを見ると丸二日半くらい経過するくらい夢中になってしまう? だからどうしたのだ。 俺の目の前にはその実際の絵コンテがあるワケじゃないんだぞ? その絵コンテがどのように素晴らしくて、どこが異常であり、心身にどんな影響を与え、思想信条にどのような影響を与えるのか、微に入り細を穿ち、ちゃんと説明しておくれ。 作中の先輩が、最原最早は天才であるから、その影響力によって、元恋人を殺したかもしれない、みたいな妄想をくっちゃべるが、それもなんかこう、根拠のない軽い妄想にしか聞こえない。リアリティがないし、また、最原最早は俺にはまったく天才に見えないからだ。 俺は西尾維新のフォロワーであり、また野崎まどはそのキャラクターのネーミングセンスや、あるいは会話の軽妙さから、西尾維新からの影響を疑われるらしいから、気にしてしまうのかもしれない。 別に影響自体は受けても仕方ないし、俺は好きなものには影響をどんどん受けて、作品を面白くするために使えばいいと思っている。 しかしながら、その影響を感じさせることで、西尾維新好きからすると、どうしても比較が入ってしまう。 西尾維新は処女作である『クビキリサイクル』において、主人公の推理を一からひっくり返してみせた哀川潤、あるいは次回作『クビシメロマンチスト』で何気にエイトクイーンを頭の中で解いているいーちゃん等、何だかんだで天才や主人公が、得体の知れない凄みを持っていると感じさせるために、ある程度試行錯誤をしていたと思うし、それは成功していたと思う。 西尾維新は、今や娯楽メディアの中心にいるような人気作家だから、それと比するのはある意味卑怯だけれど、その『リアリティ』や『説得力づくり』のための努力はちょっと伺いたかったなあ、という印象は強い。 天才をちゃんと天才として魅せて欲しかったなあ、と思う。 キャラシートに、『最原最早は映画で人身操作する天才』と書かれていたところで、描写でそれをちゃんと表現しなければ説得力はない。 最原最早が、映画の技能面の描写を覗くと、ただの微エロネタが好きで、話すネタがちょっと滑っているという体のただのラノベヒロインにしか見えないんだよなあそれが結構残念だった。 オチは秀逸で引き込まれるだけに、前半部で、『これなら俺の方が凝った心理描写を展開できそう』とか思わせないで欲しかった。 勿論、読みやすさはあるし、処女作でこれを書き、そしてある程度の数の人に、オチの秀逸さで唸らせるのは才能だけれども。 最新作バビロンのレビューでも、俺はついつい西尾維新との比較を行ってしまったけれど、処女作を読んでから振り返ると、あちらでは逆に『ちゃんと自分なりの武器を見つけたんだなあ』という気はした。 モノローグやセリフではあまり深みを表現できない反面、巨悪ある政治事件の裏で暗躍する黒幕――みたいな感じで、事件を大規模にしてその裏側に黒幕を配置することで、キャラクターを(西尾維新にはない手法によって)浮かび上がらせることを実現していたと思えた。 恐らく、ここから野崎まどは技能を伸ばしていくんだろうし、バビロンではかなり満足できた、まど劇場2も爆笑できるネタがあったりしたので、処女作から最新作に向かい、その進化の過程を目にしたいと感じた。 | ||||
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おもしろいです。 少し恋愛小説的で、ミステリー的でもあり、ホラーぽかったり、SFだったりします。 ワクワクしながら読みました。 とはいえ,本格ホラーではなく、本格ミステリーでもなく、 ハードSFでもなく、ラブコメでもないので、 それらを期待すると中途半端に感じるかもしれません。 SF的なトリックが秀逸です。 でも、このトリックが「そんはずないじゃないか」と思えてしまうとシラケてしまうかも そして深いです 自我とはなにか、自我の書き換えは可能なのかといったことを考えてしまいました この本にあるようなことが将来実現する可能性があるのかどうか、 哲学や脳科学に精通した方に、聞いてみたくなりました。 何度もどんでん返しがあるストーリーも、楽しめました。 野崎まどさんの小説では、know の次に好きな本です | ||||
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09年発行のデビュー作だ。役者志望の芸大生が、自主製作映画に誘われる。 楽しげな文化系青春グラフィティかと思いきや、天才監督少女・最原最早(さいはらもはや)の登場で不穏な空気が漂い始める。 彼女の天才ぶりがいかなるものかは、ネタバレするから書かない。 芸術の深奥には何があるか。人生と引き換えてでも確かめる価値があるのか。 古くて新しいテーマと、可愛らしい不思議ちゃんとのラブコメが奇跡のように両立している。ストーリーの背後には、マニアの狂おしい渇望が隠れている。 覚せい剤でなくても、何かに耽溺するのは「人間をやめる」ことなのかもしれない。 最早の存在にもう少し説得力が欲しかったかな。 | ||||
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登場人物の名前が奇抜なまど作品その一 今思うのは、伏線がちょっと弱かったかなということ。 逆に言えばそのくらいのしか短所がなかったと感じた。 前半のうちは、野崎節ほとばしる軽快なやり取りを多分に含みつつ、すらすらと読ませてくれる。 ところが中盤〜終盤にかけて、後頭部を殴られたかの様な衝撃に襲われる。いい意味で。 天才というものを端的に、それでいて説得力をもつ存在として提示するのが非常に上手い著者さんだと思います。 | ||||
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挑発的な作品。主人公の恋心の芽は裏切られ、映画を愛する気持ちも裏切られる。映画を愛する気持ちに殉じたラストと言えないこともないのだが、最原の作った映像を映画と認めることができるかは微妙だ。主人公は最後には映画というものを狭く捉えてはいけないと言い出して自分の人格を賭けてそれを肯定するが、個人的にはただの薬物中毒に見えた。 この作品には「俗っぽい娯楽作品」が大事にするようなカタルシスがまったくない。ただ主人公の恋心と映画愛が天才によって踏みにじられるだけの物語。もちろんそれはそれでドラマではあるが、こんなオチなのかー、とぽかーんとした。 カタルシスはないがドンデン返しの構造的な面白さはある。まずドンデン返しありきで考えて、それを可能とするギミックと悪趣味な感性とで肉付けされて出来たのではないかと思わされる。構造的に優れているから、「ただの悪趣味な作品」という読後感で終わる人は少ないだろう。 ドンデン返しを可能とさせたギミックについては、無理がある。自分はまず主人公が二日半絵コンテを読み続けた場面で一回しらけた。とにかく登場人物が大袈裟な言葉を連呼するだけで説得力がない。何が天才かってみんなが天才と言っているだけである。人格を書き換える映画については絶対に不可能に感じたが、まぁ可能ということにしないと話が進まないのだろう、と協力的な気持ちで読み進めた。そうまでして強引に語られたオチがこれだったのでちょっとぽかーんとした。挑発的な作品には読者からのツッコミを跳ね返せる強度があって欲しい。 文章は読みやすくギャグ会話も多いので、シリアス部分が肌に合わない人でも読んで損する感覚はないと思う。 | ||||
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これは青春?ミステリー?ホラー?色々な要素が次々と展開していく。「映画」から派生していくストーリー性が素晴らしい。ー極め付けは最後の一文。緩やかな青春からの狂気への転換はとても良いが、最後の一文が無ければ普通な感じで終わっていた。とにかくサブリミナル怖い。 | ||||
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天才,というものはよく小説で描かれる題材ではある. 大抵は,ムツカシイコトバやスーシキをたくさん出して,'天才さ'を表現しようとしている. しかし,野崎まどは違う. 野崎まどは,読者を不安にさせる. 天才とは,本来手の届かぬもの. 天才とは,理解を超える存在. そういった人物(もはやそれはヒトではないのかもしれない)を描くのは作者の力量を試されるだろう. 従って,我々読者も,作者を試さずには居られない.試したい. そういった欲求に野崎まどは見事に答えてくれる. 天才とは. 天才とは,我々の条理では測れない存在. よって,我々は不安になる. しかし,この不安は心地良い. さあ,あなたもこの'不安'に飛び込む時が来た. | ||||
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レビューではありえない設定を許容できるかできないかがこの作品の評価の分かれ目という意見が大半ですが、正直そこがクリアできたとしてもこの作品を楽しめるとは限りません この作品の内容を簡単に要約すると、何の罪もない平凡な大学生が、天才美少女に人命を弄ばれるだけの話です この作品を楽しめるかどうかの最大の分かれ目は「天才美少女に気紛れで殺されたい!」というマゾかどうかだと思います まず第一のタネ明かしで大分嫌な気分になり、後は精々この溜飲を下げるラストがあるんだろうなと読み進めると、更に胸糞悪いどんでん返しが待っています 登場人物がこの後どうなったのかは想像次第ですが、少なくともこの天才美少女に罰が下る事はないのでしょう 確かに小説として高い完成度の作品だと思います ありえない設定を自然と読ませる手腕も見事だと感じました でも「ありえない設定を許容できるか」の次に、「あなたはサドかマゾか?」も忠告して欲しかったです | ||||
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モノやコトから見れば、それらを創り出す人は神の様に見えるのだろうか? | ||||
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その為にヒロインの魅力や主人公の考え、希望、それを叶えるための行動や努力は置き去りです。 多少なりとも登場人物の目線で読めば、だれでも同じ感想を抱くのではないでしょうか。 しかしわざわざこんな批判批評を人に書かせる程には魅力があるので、買いたい人はどうぞ。 | ||||
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「サブリミナル効果」に想像力を盛大に盛り込んで拡大解釈したのが、この作品だと言えるかもしれない。科学的根拠や論理的解釈を求めるのは無理があるけれど、いわゆる多重人格とか脳の可能性(良くも悪くも)を考慮すれば、あながち「ありえない」とは言えないような気がする。「人格を変えてしまう映画」というの存在は。 | ||||
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意見分かれてるみたいですが自分は面白かったです。ただ薄すぎる・・・本を読む習慣がある人なら1時間くらいで全部読めます。値段に対してこの文章の少なさはすこし嫌だな。 | ||||
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神様みたいな天才とそれにあこがれながら振り回される周囲の人の話です。レビューとしてはこの内容に惹かれるかどうかだけだと思います。自分は惹かれました。 ミステリーではないし、SF要素は天才の天才性が想像を超えたものになっていることだけです。 とにかく最原さんという人知を超えた天才が中心で、彼女がいるときもいないときも彼女を中心に話が回ります。主人公たちが後から映画作成を手伝った人たちを遠巻きにモブ呼ばわりしている場面がありますが、主人公も含め最原さん以外の主要人物すべてが結局はモブ以外の何者でもない話ではないかと思います。 前提として、具体的な天才さの説明はほとんどないため最原さんは人知を超えた天才だということが受け入れることができる人には面白い本です。逆に、なぜ天才かの理屈付けが必要だと感じてしまうとイマイチではないかと思います。作中のセリフで真の天才映画監督はとにかく理屈抜きによい映画を作れる奴といった会話がありますが、まさに理屈抜きに映画を使って人の感情をダイレクトに揺さぶる人物です。 主人公が徐々に最原さんの意図を解き明かしていき決意を固めたあとにどんでん返しなわけですが、それでも許せる・許されるのが天才・怪物・神様なのかなと。 | ||||
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紹介文に「芸大の映研を舞台に描かれる、異色の青春ミステリ」 とあるけれど、ミステリーとしては「反則ネタ」を使用しているので認められない人が多かろう。 落ちのネタは、SFかホラーか、そのあたりのジャンルに落ち着くと思うが、結局のところ命を投げ出してもかまわないと思う恋愛についての小説だった。 ただし、二人が接近していく過程において、甘いストーリーの代わりにホラーな謎ときがある。 後半の展開のスピード感には引き込まれた。 | ||||
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主人公を中心とする井の頭芸術大学映画サークルの4人の交流が滅法面白く進んでいく内に、監督担当の“天才”最原最早についての疑問が提示される。それが主人公の中でだんだん大きくなって、最終盤でその解明に積極的に動く。そしてこれがホラー小説であることに気付き、ぞっとしたところで読者はエンドマークに出会う。 とはいえ、ホラーなだけではなく青春の描写、楽しい会話、ウフフもあって、良い小説と思う。 最高の映画を求めて映像芸術の力を極限まで推し進められたらどうなるか、荒唐無稽な神のごとき映像制作能力を持った天才に何ができるかといったネタを大切に使い切った小説で、ある限界を越えたところに生まれる大きな驚きと恐怖が見事に描けていると思う。荒唐無稽さに興ざめする人もいるようだが、非現実的な力をきちんと設定し、それ以外は合理的・現実的な展開で描き切るというSF小説作法そのものであり、SF好きのレビュアーは違和感なく読み切れた。 ただ、途中までを「面白い面白い」とばかり読んでいたので、一部のシーケンスが頭に入っておらず、読み終わったところでもう一度頭から読み直す破目になったのは私の失敗。 くれぐれも最初から気になるところ、違和感を覚えたところはフラグとしてきちんと記憶しておくこと。後でしっかり回収されるので。ぐだぐだしたバイト先の店長との会話も振り返ると意味深だ。最後にどんな恐怖に至るのか、楽しみに読んでほしい。 | ||||
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他のレビューを見ると賛否両論でなんだかなぁといった感じですが、個人的にはなかなか楽しめました。 これは計算勝ちな作品だと思います。 たとえば表紙のかわいい女の子とか、著者紹介のふざけ具合とか、 序盤のコミカルな掛け合いとか、「異色の青春ミステリ」と言った煽り文句とか。 その全てが、文中でアムリタという映画の『正体』が明かされた、 その時の驚きためだけに準備されたもののように思えます。 えーこれそういう小説だったのかよ。 って思わせるのが上手で、僕もそう思わされてしまったので、悔しいけど☆5つです。 まったく何が青春ミステリだよって感じですが、こういう話は好きです。 ラストの展開も突飛でなかなかよかったです。 著者の他の作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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天才と称される女の子を軸に回る物語です。 しかし天才たる由縁については何も書かれておらず、まるで天才という看板を首からぶら下げているかのように感じました。 大まかな内容は映画撮影をする学生の日常モノですが、そこに熱いぶつかり合いなどはなく淡々と進みます。 ですので少し物足りなさを覚える方もいるかもしれないので注意が必要です。 特に考えずに読めば気持ち良く読めますが、深く考えすぎると内容の薄さと陳腐さに目がいくかもしれません。 | ||||
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この作品を読んだ後にアマゾンのレビューを一通り見て「やっぱりそうか」と思った。 案の定評価が大きく割れていたからだ。 この作品をミステリーとして読んだ場合、確かに話の中心となる『あるモノ』が 現実で考えれば(今のところ)あり得ない荒唐無稽なガジェットであり、 それをそういうものだと納得できない限り説得力のない物語になってしまう。 評価が低くなるのは仕方がない。 一方で、単に謎解き要素を絡めたオカルトだと思えば 無駄のないストーリーと読みやすい文章で一気に引きこまれ 加えて最後のどんでん返しとくれば自ずと評価は高くなるだろう。 つまり、読み手がどういった物語を期待していたかという点で意見が別れるのだ。 アマゾンのレビューの意義は 「これから商品を購入する方へのアドバイス」であると私は思っているので 是非上記のことを参考にして頂きたいと思います。 最後に。西尾維新氏の掛け合いに影響を受けた受けてないという論争は不毛だからお互いやめた方がいい。 それを確認する手段など無いわけだし。また影響を受けることはそれ自体悪いことでは決して無い。 | ||||
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