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[映] アムリタ
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[映] アムリタの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 1~20 1/4ページ
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例えば、ミステリーを読むなら真っ先に、相沢沙呼、恩田陸、辻村深月、麻耶雄嵩、森博嗣あたりを好んで手に取るし、彼らの筆致にも無論馴染んできた。 さて本作だが、正直油断していた。 と言うよりは、冒頭を読んで油断をした。 もっと言うなら、評判に釣られて読み始めてはみたものの、筆致が先ず僕の好みではなかったし、ストーリー展開も「???」――期待薄と感じてしまった。途中(一章読んだ辺り)でこれはギブアップ、いつ本を閉じようかとすら悩み始めたりもした。 結論から言うと、読み進めて良かった。諦めないで正解だった。 中盤辺りからギヤが変わったように、不思議と物語に取り込まれていく。ギヤが上がっていく様が心地よく感じらる感覚……そしてエンディングへ。 シリーズとして1/6作目とのことだったが、読み終わった時点で、残り5冊を注文していた。 「鬼才」ですか…… なるほど納得の“鬼才”ぶりだ。 他の作品――“物語”にも俄然期待をしてしまう。 目が離せなくなりそうだ。 まさに「甘露」を喰らったということなのか。 | ||||
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とにかくこんなところでレビューなんて読まずに一度読んでほしい。 あなたの読書体験を大きく塗り替えることになるだろう。 一度読み終えると各キャラの行動や苗字などにも意味があるのかと考察しがいある作品でした。 読書時間は2-3時間程度。 会話文が多いのでスラスラ読めます。 ぜひ読んでほしい一冊です | ||||
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最初は大学が舞台の青春物かなと思ったけれど、最後の辺りが一気にホラーへと雰囲気が変わるところで背筋がぞっとした。 こういう楽しみから恐怖、そして後味の悪さへと終わるところからしばらくは忘れられないだろうなあと思う。 | ||||
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野崎まど氏のメディアワークスの作品は、「劇場」を除いて内容的はミステリですが、この作品は「2」へと続く、序章となる重要となる作品です。「2」の前に他の作品は読まなくても、大きく問題はありませんが、「2」を読む前にはこの作品は必読です。内容的にも面白く読めますので、お勧めします。 | ||||
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"『映画は素晴らしいものです。映像を通して、人の人生に語りかけることができる』(中略)『私たちの作る映画は』彼女は僕に向き直り、もう一度薄く微笑んだ。『とても素敵なものになりますよ』"2009年の著者デビュー作新装版の本書は自主制作映画づくりから急展開、変転していく物語。 個人的には短編シリーズ『野崎まど劇場』『know』といった作品が面白かったので、周囲の評価も高い本書も手にとってみました。 さて、そんな本書は"映画のような恋をしよう。そうしよう。"などと呟く芸大役者コース所属の二見遭一(ふたみあいいち)が天才とも評される年下の映画監督、最原最早(さいはらもはや)の制作する『月の海』に参加、いかにも【大学生らしい青春】映画サークル話がテンポよく進んでいくのですが。映画完成と同時に最原最早が失踪するあたりから物語は急展開【ミステリーじみた展開を二転三転】としていって。。(以下ネタバレせず) まず、自身も自主制作映画を撮ったりすることから『映画サークルの話』という内容から既にわくわくしてて。ツッコミ系男子の二見と映画サークルの面々と出会って居酒屋トークを挟みながら映画制作を進めていく冒頭からの流れを楽しんでいたのですが。良くも悪くも【その辺りは丁寧な伏線にしか過ぎなかった】のが後半で明かされて驚きました。 また本書におけるテーマとして『天才とは?』というのがあると思うのですが。私自身は天才に対して、パラメータ特化型、何かに【アンバランスに圧倒的に突出している】イメージがあったので、行動原理はともかく。本書の最原最早は割とバランス良く、また合理的な印象があって、ちょっと違和感を覚えました。 と、色々と書きましたが。一言で言えば【とても面白かった】です。シリーズ、そして続編もあるみたいなので、引き続き手にしてみようかと。 ジャンルにとらわれない、急展開作品が好きな方にオススメ。 | ||||
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ライトノベルの枠を超えて面白いという評判を聞き読んだのですが普通によくあるラノベの範囲だなと言う感じでした そんなにオチに期待しなければ普通に楽しめると思います 他の人のレビューでもあったけど劣化西尾維新って感じだから西尾維新読めば良い気もするけど... | ||||
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同じ著者の「パーフェクトフレンド」が最高に良かったので、読みました。 結論から言うと、デビュー作ゆえの勢いと荒さを感じました。 文章は上手いです。イラつくことはなく、読みやすかったです。 問題点は2つ。第一に、天才・最原さん以外の人物がぼやけてます。第二にギミックが理解不能でした。ファンタジーだとしても、なぜ最原さんがそんな能力があるのか納得できませんでした。 ストーリーはままあまです。最初は退屈でしたが、最原さんが失踪したりする場面は、事件の前触れを感じさせてワクワクしました。 | ||||
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※全くネタバレせずに語るのは難しいので、 核心には触れてませんが、遠回しなネタバレになってる箇所が若干あります。 特にこの文章の最後半は真剣にネタバレしてる可能性大なので、できれば当該本書を未読の方はこの文章読まないで頂けると有難く存じます。 これ特にネタバレ厳禁やと思うので。 バーナード嬢の4巻あたりで紹介されていて、面白そうだったので。 若干キャラはテンプレ気味な感じ。 (ヒロイン最原さんの、一部の特殊性は別にして) あとこれ普通に、ジャンルは(SFでミステリな)ラノベですね。 基本的に(要行間)。 ラノベではなさそうな装丁をしとりますが(表紙は別)、非ラノベではないと思う。 超読みやすいし。 (悪い意味でなく) 主人公のメインの一人語りはこなれてて面白い。 序盤の、 映画みたいな恋をしよう。そうしよう。 や、 もう帰ってもいいと思った、 等は、特にリズム感や簡潔性が上手いと思います。 (作中で持ち上げられてるツッコミは私的には普通で、特に可もなく不可もなく) あと、「忘れ物」の定義概念は、ヒロインの主張で全然問題ないはず。 主人公は分かりませんとか言ってたけど(私より頭いいんだから、絶対実はわかっとるやろ)。 人が忘れ物をするには、 概ねヒロインの主張二つのうち、いずれか、あるいは両方ってのが、概ね正しいかと。 普段わざわざ忘れる理由を言語化しないだけで。 忘れ物に関するヒロインの定義はかなり納得できました。 あと、オチ。 面白い事考えるなあ、と。 あれのおかげで、一度に、 悲劇性の高い恋愛ドラマ性と、藤子F氏の短編的衝撃性を両立できていて。 最後まで読んだ後、また最初から読み直したくなる本とは、こういう方向性の本の事なのだなあ、と。 なので星四つです。 ・ ・ ※ここより⬇以下の文章は、あくまでも一時的に載せておくつもりです。 ここからは本格的にネタバレしますが、勿論ぼかして書きますが、当該作品未読の方は読まないで頂けると。 ここからは本編後の物語の予想、あくまでも私の妄想込みの推測ですが。 あれ、主人公は最初の方のレンタル店でアレした時に、ああなった訳ですよね(ビデオのタイトル超ヒントでした)、 ラスボスヒロインの言葉を信じるなら。 最初真相知った時はインパクト強い描写のためか、最初に絵コンテ読んだ時かとも思ったんすけど、 ラスボスは「作った映画」って言ってるんで、 コンテ段階のは違うな、と。 って事は多分、ビデオ視聴時でしょう。(店長の、主人公の変化を指摘する台詞が論拠です) じゃ、なんで絵コンテみた時にあれ程の、て言うと、 もしかするともう、 主人公は、絵コンテ読んだ時に、その際に、それをきっかけに自分をザオリクできてたんじゃないか、 ってのが私の予想です。 ビデオで一旦チェンジして、絵コンテで元通り。 で、本作最後のオチは主人公を落としてから持ち上げるためで、 あくまで予想ですが、映画最後見終わった主人公が、 「(僕は)忘れとらんやないかい!」 ってなって、 ヒロインさんが 「びっくりしましたか」 みたいな。 ヒロインの目的は、映画みたいな恋したい、と、主人公が、己が既に以下略と知った際の驚愕の表情が見たい、ですから(多分)、 「きっかけ」と「目的」さえ達成できれば、定本さんとの親和性はそこまで高くなくともよい訳で、 あとは必ずしも主人公があの人状態でなくとも、 ある種のレールの上さえ歩いて、ヒロインが望む方向性の推理と結論を主人公が導きだしてくれれば言い訳で、 いい意味で悲劇性を緩和してくれる真相がこの先待ってるんじゃないかな、と。 理由は二つ。 あのオチだと主人公可哀相すぎるのと(多分ヒロインも)、 ド嬢の神林氏によれば、本作には続編があるらしく。 本作が本作で完結してるなら、私もその後の展開を妄想予想しませんが、 まだ終わってないってことは、もう一波乱ある訳で。 だったら、先述したような、実は主人公はとっくに復活していて、 最後の映画の後、必ずしも悲しい終わり方にならない可能性もあるのでは、と。 最後に主人公に真相語る場面、所々にウソがあって、ヒロインは言ってる程主人公をその場その場で、あの人にはしすぎてなかったんちゃうかなあ。 序盤の店長との会話時は、主人公は確かにあの人だったのでしょうけど(店長が主人公の変化を指摘)。 主人公が、嘘にしろ真実にしろ、誤認にせよ、自分は既に・・・・・・、って、最後驚けば、主人公が実際にそうなってようとなかろうとOK、な側面も考えられるんで。 あれ、でもビデオイベントから絵コンテイベントまで主人公はヒロインと面識ないから、 私の推理は根本から崩壊か? なんか自分でも何言ってるんだか分からなくなってきた。 まあ自分で書きながらこれ、いろいろ無理のある強引なこじつけに近い願望が多めの解釈かな、とも思うけど。 本文章の後半の自己予想、自己解釈の部分はあくまでも一時的に載せておきます。 多分豪快に外れていてハズかしい!と後でなる可能性大なので。 | ||||
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バーナード嬢曰くで紹介されていたので購入。 最原最早という神様のような麻薬のような才能を持った天才と、周囲の人々の物語。 久々にミステリではなく、SFでもない小説を手に取ったかな、と。 | ||||
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バビロン、knowを読んで野崎まど作品をもっと読みたくなったので購入。 映画製作に係る話だけれど、基本軸は神様のような、麻薬のような才能を持った天才と、結果的に振り回されている周囲の人々の物語。 久々にミステリではなく、SFでもない小説を手に取ったかな、と。 | ||||
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低評価をつける人の意味が分からない。圧倒的に面白い。ネタバレは嫌いなので説明はしませんが、レビューを書いている人達がどうなのかと思ったので、思わず書きました。絶対に読んだ方が良いです。 | ||||
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『バビロン』『正解するカド』と言う作品に 出逢ってから、野崎まどという人物に興味が沸いた。この人の思考回路はどのようになっているのだろう...と。この作品も専門用語が出てくる割にはとても読みやすかった。というか野崎ワールドにまんまと惹き込まれた。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 賑やかな掛け合い独特の名前など,デビュー時はこういう作風だったのかと驚く一方, 天才と評判の女子大生の得体の知れなさや,その才能に魅了されていく周囲の様子には, 『バビロン』などに通じるものがあり,今と昔の違いと近い部分が興味深く感じられます. ところが,進むにつれて静かに,少しずつ空気が変わり,通じるなんてものではない, 「最初からこんなだったのか」と,理解の追い付かない狂気と愛情に射貫かれてしまい, 答え合わせと種明かしが始まる頃には,もはや逃げ出せない,手遅れの状態という感覚で,, そこへとどめを刺す『告白』が,言葉にならない声とともに絶望の奥底へと突き落とします. かと思えば,一転するギャグパート,さらにひっくり返る最後のやり取りには胸が詰まり, 確かに伝わり,届いたはずなのに,叶わなかった想いや,何が正しく,何が違っていたのか, スタッフロールが終わったあと,さらにその先にまで,多くの思いが膨らんでいくようでした. なお,本作は09年12月の作品の新装版で,巻末には加筆修正,改題の記述がありましたが, 改題については,おそらく『新装版』の言葉が加わったことを指しているのだと思われます. | ||||
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平凡な芸大生、二見が参加する事になった自主制作映画で知り合った人智を超えた才の片鱗を魅せる天才監督、最原最早の絵コンテに引き込まれる事によって、天性の輝きに耽溺していき得体の知れない謎を解き明かしていく物語。 めくるめく彼女を知る度に、迷い込む出口の無い迷宮。 己とは明らかに考え方も思考も違う。違うからこそ、どこか引き込まれて、もっとこの人の事が知りたいと思う事があるだろう。近づいて、心通ったと思った瞬間に掌からすり抜けて、雲を掴むように捉えどころが無い。そんな神秘さが心をさざ波のようにざわつかせるのだ。 | ||||
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この作者さんは本当に凄い。いつの間にか物語の中に引き込まれてしまう。 それでいて伏線がどこだったのか、読んでいる方としても最後までちゃんと覚えている。 だから腑に落ちやすい。 とんでも設定ではあるけれど、それを信じ込ませるリアリティー。 実に素晴らしい作品でした。 | ||||
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先が気になってすいすい読めたので☆1ではなく☆2。 しかし肝心のオチが天才が超凄い力で実はこんなことをしてましたーって感じの薄い内容で全然心を動かされなかった、天才性と超凄い力に説明や説得力が無いからなおさら。もうひとつ、主人公とヒロインのボケとツッコミの掛け合いがひたすら寒い。特に主人公のツッコミで寒くなってる感じがするのだが周りのキャラがそのツッコミを賞賛するので余計冷めてしまう。 ラノベ寄りのミステリかなと思ってたけど完全にただのラノベだったので二見くん、兼森くん、画素さんのキャラ絵なんかは冒頭に欲しかったかな。 | ||||
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はじめて読んだ野﨑まどさんの作品で、はまるきっかけにもなった本。 騙されたと思って、ぜひ読んでほしい。 デビュー作からこの完成度はおそろしい。 | ||||
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この話の中では現実世界にも関わらず魔法のようなものが行使されている 話を聞けば理屈はわかる、しかしありえないものを踏み台にしたこの物語は 異形なパーツをきっちりと使いきり、次元の違う思想、結末を見せてくれる | ||||
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やはり、評価が分かれるでしょうね。 そんなことがあるわけがないという読者を納得させるような努力を作者はしていない。 もっともらしい説明を考えるのを放棄したのか、それもと最初から、説明する気がない性分なのか。 この作者は小説で読者に表現するという人ではなく、小説という媒体を小道具のように使って自分が遊ぶというような感じの人。 納得できなくても、後半以降のストーリーには、のめり込みます。先が気になって読まずにはいられないという気分にさせてくれたので、面白い小説と言えるでしょう。 | ||||
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賛否分かれているようですが、私は「賛」、それも絶賛派ですので それをまずお断りしておきます。 天才少女が映画を作る、核はそれだけです。 文体はゲームテキストっぽさがあります。 ですがこれらは瑣末なこと。 ただひたすらに冒頭の一文からラストまでを あっという間に読み終えました。 言葉も浮かばないほどに。 ふと目にしたレビューがきっかけでしたが、 この本を読めて、みちたりた気持ちを久しぶりに味わえました。 | ||||
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