東京島

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東京島の評価:

2.99/5点 レビュー 188件。 D ランク

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全361件 361〜361 19/19ページ
No.1
(2pt)

できの悪い『ロビンソン・クルーソー』変奏曲

『ロビンソン・クルーソー』の設定は、その後の文学史においてもヴェルヌの『十五少年漂流記』、ゴールディングの『蝿の王』のほかいくつもあった。それに連なる現代日本の人気作家の最新作。
クルーソー的設定に『女の平和』を加味した按配で、徹底的に手段と化する「性」の直接性が新味を与えているとはいえるが、漂着した無人島という小説上の「実験室」を設えたにしては、結局それも「古典的舞台」であり通俗的の感は免れない。
だいたい、批評家も読者もこの作家を評価し過ぎではないかと常々考えていたが、朝日新聞の「文芸時評」では例によって斉藤美奈子が「国家や市場経済の起源を考えさせる」とまで書いているが、これは本気で言っているのか? 最近、斉藤はどうしたのだろう?
ロビンソンのパロディではミッシェル・トゥルニエのものが一頭地抜け出ているという記憶がある。これは当初『フライデー、または野生生活』というタイトルで岩波現代選書から出ていた。確か大江健三郎推薦だったと思う。
東京島 Amazon書評・レビュー: 東京島より
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