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東京島



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【この小説が収録されている参考書籍】
東京島
東京島 (新潮文庫)

東京島の評価: 2.99/5点 レビュー 187件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.99pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全72件 61~72 4/4ページ
No.12:
(1pt)

やはり、流行っているとかで、選んではいけませんねぇ。。。

時間の無駄でした。まぁ、無駄にしても良いような時間を当てたので、後悔はありませんが。
日本の男に対する、拭いがたい絶望がただよっているなぁと、
思ってあげたいのではありますが、実際に読了後に湧いて出た感情と言いますか、読後感は、
男をなめるな
いや、なめるなら、上手になめろ
ろくな男に出会っていない、悲しくも可哀想な女性なのでしょうねぇ、この作者は。
この方の作品を初めて読みましたが、
今後、二度と手に取ることはありません。
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4101306362
No.11:
(2pt)

ちょっとこれはあまりにも・・・

桐野さんのファンなので、楽しみに読み始めたのですが、性描写とか、読んでて嫌ーな気持ちになって(桐野さんの作品は結構性描写があるけど、これまでそんなに嫌な感じは受けなかったのに)途中でやめたくなりました。
でももったいないし、何かがあるかもと、とりあえず最後まで読みましたが、結局作者が何を表現したかったのか全くわかりませんでした。とりとめがないって感じで・・。魅力のある人物もいなかったし。これまで、桐野さんの人間の心理描写には恐れ入ってて、物書く人って、すごいなあ・・・と感銘を受けていましたが、「魂萌え」あたりからあまりリアリティを感じられなくなりました。私は、「ロストワールド」がすごく印象に残ってて、読んだ時の衝撃は忘れられません。
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No.10:
(1pt)

苦痛でした…

桐野さんの新作とのことですぐ購入し読みたかったところを(忙しい時期だったので)とりあえず図書館に予約、3ヶ月待ちでやっと手にしました。
期待に胸を膨らませ本を開きましたが、読み進められない・・・うう辛い。
私にとっては苦痛のほか何物でもない作品でした。
図書館への返却期限が近づき何とか最後まで読み切りましたが、時間の無駄をしてしまった感だけ残りました。
購入しなくてよかった。
こういう作品が好きな方もいらっしゃると思いますので、あくまで私の感想です。
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4101306362
No.9:
(1pt)

下品

桐野の得意とする、いやらしい人物洞察が大好きな人には面白いのかもしれない。
むき出しにされる、人間の穢さ、というところなんでしょうが、下品すぎる。
漂流ものとしては、十五少年漂流記 (新潮文庫)のパロディーの蝿の王 (新潮文庫)に近い狙いなのかもしれないけれど、俗悪すぎて足下にも及ばず。
どうせ漂流を読むなら、
十五少年漂流記、蠅の王、漂流教室 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)、さらに絵画だけれどストーリーもついている、ヘンリーダーガーのヘンリー・ダーガー 非現実の王国でを読むべし!
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No.8:
(2pt)

他に読む本がなければ・・・

『グロテスク』が面白かったのと、
谷〜何とか賞とか、期待しすぎた分・・・ちょっと・・・。
他に何も読む本が無いときに、手にとっては。
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No.7:
(2pt)

想像力の欠如が生み出す無意味な作品

恐らく「アナタハン島事件」をベースにした作品なのだが、島に中年女性を唯一人含む複数の人間が漂着し、奇妙な生活を始めると言う設定に時代・社会的必然性が感じられず、無意味な作品としか思えない。ベースの題材が無ければ作品を書けないと言うのも、作者の昨今の想像力の欠如を改めて感じさせる。児童向けの「十五少年漂流記」に比べても構成力において劣る。
登場人物は記号的であり人間性が感じられない。無人島に漂着したせいで奇矯な性格になった訳ではなく、初めからある種の典型パターンの人物が選ばれているのだ。それが又、島の区域に記号的な(東京の)地名を付ける。読んでいてイライラする。そしてヒロインの設定である。「OUT」の成功体験で、どうも作者は中年女性をヒロインにしたいようだ。無人島におけるヒロインの性的な栄枯盛衰を描きたいようだが、年齢設定に無理があるため読む方はその世界に入っていけない。10代前半の少年でさえ、無人島からの脱出のため力の限りを尽す。本作の設定は現実味に欠けるだろう。そして結末まで読んでも得るものが無いのである。
今日の新聞で本作が谷崎賞を受賞したのを読んで、本当にガッカリした。日本文学の近年の低調を象徴するような出来事である。作者には、「自分は何を書きたいのか」をもう一度見つめ直して欲しい。
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No.6:
(1pt)

駄作。

登場人物がすべて品の無い人たちばかりで全く感情移入できない。
出てくるのはヤンキー、野生人みたいな中国人、ホモセクシャル、など。
唯一の女性も節操の無い下品な女。
無人島はその特殊な環境によって常人が次第に狂っていく所に面白みがあるのに、
元々狂った人たちがここまで集まっても面白い作品になりようがない。
夢野久作「瓶詰の地獄」のようなものを期待した自分がバカだった。
絶対に買ってはいけない一冊。
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No.5:
(2pt)

モデルとなった実話「アナタハン島事件」を超えられなかった

「グロテスク」は、モデルとなった「東電OL殺人事件」を換骨奪胎した名作だと思います。本作品のモデルとなった(であろう)昭和25年の「アナタハン島事件」は、戦争によりもたらされた極限状況という要素がありますが、本作品にはそのような緊張感、ドラマ性に乏しいように感じました。
また、「無人島に男大勢と女一人という卓抜な設定!」という売り文句で売る以上、書中でモデルについて言及しないのはアンフェアと思います。
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No.4:
(2pt)

湘南ダディは読みました。

クルーザーで世界一周旅行の途次難破し、南海の無人島に流れついた隆、清子夫婦。島の周りは潮流が激しく救出もないまま3ヶ月がたったころ、与那国島での苛酷な労働から抜け出してきた若者23人、更に3年後には中国人11人も漂着してくる。若者達は島をトウキョウジマと名づけた。問題は女が清子一人ということ。という極限状況を設定して作者は人間が生き延びるためにどのような行為をとるかを赤裸々に描いて読者につきつけます。
 最年長で島の統率者でもあった隆は漂着1年後に栄養状態が悪化する中でサイナラ岬の崖から謎の転落死をします。それ以降、清子は希望者の籤引きで2年間誰かの妻となる約束事ができあがります。日本人の若者達は気の会うもの同士が数人ずつかたまり、ブクロ、ジュク、シブヤとなづけた集落を形成して生活しているのに対し、中国人たちはホンコンと呼ばれる地域で共同生活をしています。島には猛獣はいません。その代り蛋白源といったら蛇やトカゲ、日本人達はそれらをナマで食べるだけなのですが、中国人たちは廃棄されていたドラム缶から鍋や道具をつくり、塩を煮出し、それなりに料理をしたりします。そうした生活力はやがて脱出用の丸木舟を造りだします。清子は女であることを利用して密かにホンコングループに取り入り、脱出航海に同乗させてもらいます。
激しい潮流とたたかいようやく10日目には島影が見えるのですが、その寸前にスコールにあい沈没、なんとか上陸した島はしかしトウキョウジマでした。それまではただ一人女であることで絶対的に有利な立場にあった清子は、以来一人脱出をはかった裏切り者として阻害されることになります。
物語は更に脱出への希望や失意をもたらす事件が続くのですが、結局、脱出できた者もできなかった者もそれぞれの日常を受け入れて生き続けているという全く意表をつく終幕をむかえます。重い読後感の残る作品です。
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No.3:
(2pt)

桐野さんにしては

桐野さんということで期待したのですが、デフォメルし過ぎで不自然な状況描写が多く、正直辟易してしまいました。
結末もチョット…?という感じです。
ただ、桐野さんに、こんなにも男目線力?があったのかという新発見はありました。
まるで、男性作家が書いたような箇所があったので。
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4101306362
No.2:
(2pt)

いくら何でも…

無人島に取り残された31人の男と1人の女のサバイバル物語です。
自分は桐野さんは好きな作家ですが、本作はさすがにうまくいって
いないと思います。設定に無理があるのは、無人島物語という実験
的な小説をつくるため仕方がないのかもしれません。
しかし物語中、登場人物たちの俗悪・醜悪の面のみがこれでもかこ
れでもかと強調され、気持ちが悪かったという読後感しか残りませ
んでした。
作者は清子は生命力の強さをも描こうとしたのかもしれませんが、
自分は清子には少しも共鳴することができませんでした。
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No.1:
(2pt)

できの悪い『ロビンソン・クルーソー』変奏曲

『ロビンソン・クルーソー』の設定は、その後の文学史においてもヴェルヌの『十五少年漂流記』、ゴールディングの『蝿の王』のほかいくつもあった。それに連なる現代日本の人気作家の最新作。
クルーソー的設定に『女の平和』を加味した按配で、徹底的に手段と化する「性」の直接性が新味を与えているとはいえるが、漂着した無人島という小説上の「実験室」を設えたにしては、結局それも「古典的舞台」であり通俗的の感は免れない。
だいたい、批評家も読者もこの作家を評価し過ぎではないかと常々考えていたが、朝日新聞の「文芸時評」では例によって斉藤美奈子が「国家や市場経済の起源を考えさせる」とまで書いているが、これは本気で言っているのか? 最近、斉藤はどうしたのだろう?
ロビンソンのパロディではミッシェル・トゥルニエのものが一頭地抜け出ているという記憶がある。これは当初『フライデー、または野生生活』というタイトルで岩波現代選書から出ていた。確か大江健三郎推薦だったと思う。
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