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(短編集)
禁猟区
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禁猟区の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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基本的に短編小説よりも長編小説が好きですが、乃南先生の短編小説は別格で大好きです。 読み始めからぐいぐい引き込まれて、最後にすとんと落ちる感じがたまりません。 警察官も人間であり、ふとしたきっかけで悪いことに手を染めたり、 嘘をついてごまかしたりという、人間だからこその弱さがあるということが 絶妙な表現で描かれています。 さすが乃南先生、こういう人間描写が素晴らしいなあといつも思います。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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さすが乃南アサ!非常に面白いストーリーで、また、考えさせられる本だった。 警察官も所詮は、人間。 欲の塊もいる。 面白かった。 | ||||
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オムニバスかと思いきや、登場人物が共通で人間関係が構築されているなかでの4つの物語だったので楽しめた。 沼尻いくみを中心に取り巻く人間関係がベースになっているので、いくみの人物像がつぶさに見て取れた。しかし特に秀でたところがあるわけでもない設定が、より現実的で身近に感じられ楽しめたと思う。 | ||||
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年増女がホストに入れあげる話からスタートし、この女が主人公なのかなと思って読んでいると、意外なことに彼女は警察官であることがわかる。彼女は仕事として少女をホストクラブのとりこにして金を巻き上げる悪質なホストクラブを摘発しているが、あろうことに、事件をもみ消す代わりに賄賂を取得しているのだ。そしてそのお金を自分の愛するホストに貢ぐ... なんて面白い設定。当然あってはならないことだけど、普段垣間見れない警察内部の社会が描かれるのが面白い。 この話以外に3話を収めた合計4話の短編小説からなっている本です。あまり凝ったトリックもサスペンスもないですが、国民を守るべき警察官が道を外れたらどうなるかを描いていてとても興味深く読めました。 | ||||
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汚職警官とそれを取り締まる監察官の話が集まった短編集です。 わずかな気のゆるみから、つけ込まれて賄賂を受け取ってしまうなど、積み上げてきたものが、ふとしたきっかけで、あっという間に崩れてしまうという怖さを感じました。 これまで、あまり汚職警官の心理を描いた作品というものに出会ったことが無かったのですが、すごくよく書けていてさすがです。 非常に楽しめました。 | ||||
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「僕の町」から「凍える牙」など数々の警察作品を読んできましたが、今回は「監察」 あまり警察ドラマでも扱われていない部署だと思います。 それぞれ監察のお世話になるには理由があると思いますが、グイグイと吸い込まれるように読んでしまいました それぞれの人間模様が描かれていて、もっと読みたくなる作品でした。 続編に期待しています | ||||
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4編からなる連作短編集 警視庁の監察を行う部署の面々が通して登場するのだが、いわゆる警察もののように 彼らの捜査が主眼として描かれているわけではなく、 どちらかといえば、監察される側の悪徳警察官が各編の主人公として描かれる。 なので、捜査の面白さはイマイチ、悪徳警察官といっても巨悪というわけではないので 悪が倒されるカタルシスがあるわけでもなし。 普通の警察官がちょっとしたことから、暗黒面に落ちていくのが見所なのですが 上手い! とは思うものの、なんとも地味な感じは否めない。 | ||||
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子どもの頃(小学校高学年)刑事事件とは「刑事が起こす事件」だと思っていた。ちなみに民事事件とは「刑事以外の人が起こす事件」。だから極めて特殊な事件だと思っていた。だいたいそんな事件あるのか、と。本作はそんな「極めて特殊な」「刑事事件」を扱った短編集。 どなたかが書いていらしたが、ビール片手に出張の帰りに読むのがいい感じ。 | ||||
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最後の「見つめないで」が一番出来が良いと思う。 ストーカーされて動転する主人公のありさまが描かれていて人間臭い。 ほかは、文芸誌の有名作家による短編サスペンス特集を読んでるようで、きちっとまとまっているが、犯罪に手を染めた、または関わるまでの警察官の心の奥襞とか、機微とかに踏み込んだところがなく、捜査記録でも読んでるようで、引き込まれるところがない。「秋霖」は飛ばしながら読んだ。 文庫本化されたので、帰りの新幹線の中で、ビール片手に読むのにぴったり。 | ||||
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そんなに悪いとは思わないのだけど、感じとしては「中の上」くらいだと思ったので星は3個にした。 そう思ったのはたぶん、のめり込むこともなかったし、読後に「あー、よかったなー」ということもなかったからだと思う。 そして何よりも、自分はきっと短編よりも長編の方が好きなのだと思う。 短編・長編、両方書く人の作品でも短編はあまり高評価はしていないし、逆に長編には星4個はざらにある。 だから短編をあまり読まないという人には、あまりおすすめしない。 沼尻いくみも、長編で再登場することを期待している。 | ||||
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著者のフアンだが、この作品集は、表題作の禁猟区いがいは、ダメ、話しにのめり込めない。 | ||||
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ホストクラブに通い続ける直子。彼女は、ひいきにしているホストのために、警察官という立場を 利用し非合法的な方法でお金を手に入れていた。そんな彼女の不正を暴いたのは、警察内部の 犯罪を追う監察官だった・・・。表題作「禁猟区」を含む4編を収録。 警察官だって一般の人と同じ人間だ。時には、法に触れるようなことをすることもある。そんな人間を 追う監察官。彼らは警察官なのに、ほかの部署の警察官には明らかに疎まれている。この、警察官が 警察官を裁くという設定が興味深かった。表題作のほかに、知らず知らずのうちに泥沼にはまり込んで いく男を描いた「免疫力」、時効直前の事件解決をあせる男を描いた「秋霜」、ゆがんだ男の怖さを 描いた「見つめないで」が収録されている。追い詰める者と追い詰められる者、その緊迫感がひしひしと 伝わってきた。どの話も味があり、まあまあ面白い作品だった。 | ||||
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最後の話は怖かったです。女性が警察官とはいえ、追いつめられていく様子が生々しい感じでこちらに伝わってきました。犯人は勘のいい人ならすぐわかるでしょうけど。 | ||||
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最後の話は怖かったです。女性が警察官とはいえ、追いつめられていく様子が生々しい感じでこちらに伝わってきました。犯人は勘のいい人ならすぐわかるでしょうけど。 | ||||
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警察内部の犯罪を追う監察官という職務を中心に描いた4部構成の短編集。普段は一般の犯罪を追う警察官も同じ人間、当然警察内部でも詐欺、飲酒運転、捜査費流用など職権を乱用して犯罪を犯すものもいる。警察内部の犯罪について、その真偽を判断し適切な処置をする監察という陰の存在を描いたものは珍しいと思う。 4つの短編集はどれもおもしろかった。最初は出来心で始めた警察官の行為が徐々にエスカレートして泥沼に嵌っていく過程や、監察官の隠密捜査、証拠集めの様子など、詳細が丁寧に描かれていたので読みやすかった。 | ||||
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警察内部の犯罪を追う監察官という職務を中心に描いた4部構成の短編集。普段は一般の犯罪を追う警察官も同じ人間、当然警察内部でも詐欺、飲酒運転、捜査費流用など職権を乱用して犯罪を犯すものもいる。警察内部の犯罪について、その真偽を判断し適切な処置をする監察という陰の存在を描いたものは珍しいと思う。 4つの短編集はどれもおもしろかった。最初は出来心で始めた警察官の行為が徐々にエスカレートして泥沼に嵌っていく過程や、監察官の隠密捜査、証拠集めの様子など、詳細が丁寧に描かれていたので読みやすかった。 | ||||
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欠かさず読んでいる乃南アサさんの新刊です。 1 禁猟区 2 免疫力 3 秋霖 4 見つめないで の4つのお話から成る連作集 今回の内容は、警察内部の犯罪を追う、通常はあくまでも陰の存在である監察官のお話です。 仕事内容から察するにかなりの嫌われ役です。 この題材で小説を書こうとする乃南さんの目の付け所が面白い。 次々と真新しい題材で、そしてきっと緻密な取材を得て書かれたであろう事が推測される 丁寧なわかりやすい文章。 ともすれば固くなりがちな題材ですが、登場人物の描写が素晴らしく最後まで面白く読めました。 個人的には昔読んだかなり分厚い「風紋」がとても心に残っていますが、 昔も今も変わらず上質な作品を描ける方だと思います。 | ||||
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欠かさず読んでいる乃南アサさんの新刊です。 1 禁猟区 2 免疫力 3 秋霖 4 見つめないで の4つのお話から成る連作集 今回の内容は、警察内部の犯罪を追う、通常はあくまでも陰の存在である監察官のお話です。 仕事内容から察するにかなりの嫌われ役です。 この題材で小説を書こうとする乃南さんの目の付け所が面白い。 次々と真新しい題材で、そしてきっと緻密な取材を得て書かれたであろう事が推測される 丁寧なわかりやすい文章。 ともすれば固くなりがちな題材ですが、登場人物の描写が素晴らしく最後まで面白く読めました。 個人的には昔読んだかなり分厚い「風紋」がとても心に残っていますが、 昔も今も変わらず上質な作品を描ける方だと思います。 | ||||
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警官非行を摘発する警視庁警務部人事一課の監察チームを描いた連作中編集。表紙や惹句は重いハードボイルド調で、実際、摘発される側の転落ぶりはシリアスに描かれるが、主人公役にすえられた監察側の若い女性警官が明るく未熟なキャラクターで、娯楽色豊かに楽しませる一冊となっている。第1話では主人公がチラリとしか登場しない(名前すら記されず、たぶん同一人物だろうという程度)など構成もしゃれている。伝説の鬼刑事を内部の視点で描いた一篇が秀逸。 | ||||
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