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ブルー・ゴールド
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ブルー・ゴールドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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冒頭からweb小説みたいなキャラクター勢揃いで驚いた。左遷された主人公の仕事仲間が、パワハラ上司に引きこもり気味のITオタクと謎の美女ってマンガか何かか。台詞回しもかっこ悪くて恥ずかしくなってしまった。後半になると話のスケールが小さくなる分、登場人物の行動も大人しくなってむしろ改善されるが、だったら最初から風呂敷を広げないでほしい。 | ||||
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水を巡る社会問題を企業、自治体が壮絶な攻防を繰り返すさまがよく表れている。 終盤に突然登場人物の人間関係に複雑な事実が明らかになり戸惑う設定は感心しない。 一般文学通算2400作品目の感想。2020/05/19 16:35 | ||||
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ホワイトアウト、他の著書の印象とは違った少し軽いノリを感じました。最後の部分は何だか複雑で理解するのをあきらめちゃいました | ||||
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水を巡る金儲けの話を商社社員の目線でライバル企業や自治体を巻き込んでリアルに進んでいき、感心しながら読み進められました。同著書の奪取が好きな人なら楽しめると思います。 | ||||
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遠くない将来に起こりそうな水の占有に関する著書。伊比さんのキャラは実際には いないと思いますが笑 でも、全体的にはすっと読める内容で面白かったです | ||||
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中盤までスケールの大きさ・黒幕の大きさを感じさせて一気読み状態だったが、皆さんの指摘通りラストが個人的な感情・身内のゴタゴタで全くの期待外れ。「世界的に水は戦争の火種になるほど重要」との思いからいつか読みたいと思っていた作品で、満を持してようやく読んでみたものの、国内の小さな世界のやりとりであった。残念。 | ||||
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地球の水は誰のものか。 印象的なプロローグ。本編でもあらためて登場するプロモーションビデオの内容は、エンターテインメントで済ますには重すぎる本書のテーマを暗示している。 巨大商社に勤める入社4年目の藪内は、海外入札の失敗の責任を負わされる形で、怪しげな関連商社への出向を命じられる。実に個性的な社長と社員にとまどいながらも、精密機械製造会社のための工場用地確保に奔走する藪内。有望な地下水を有する酒造メーカーの買収劇は社長の辣腕によって鮮やかな成功を見せつつあったが、思わぬところから妨害工作が入る。 物語は水道事業民営化の問題点を示唆しつつ、巨大な利権を巡っての日本の巨大商社、スエズ運河建設当時からの実績を重ねる多国籍水道企業、地方役人の思惑を衝突させながら、9年前のある事件へと収斂してゆく。 「仕事に追われ、自分を追い込み、命をすり減らして散っていった父親」(p297)への思いは僕にもわかる。一生涯、忘れることはない。 それにしても、ゴールド・コンサルタント社長の伊比の攻勢の凄まじさは圧倒的だし、ある意味、憧れでもある。そんな彼が額をテーブルに押しつけて頼み事をするシーン(p284)は印象的だが、最終段階で明かされるその背景も感慨深い。 「正義は我らにある。それを忘れるなよ」(p81) 僕も理想を高く持って生きてゆきたい。 | ||||
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商社が扱うブルーゴールドと言うからには、世界的壮大なストーリーかと思いきや、ちっぽけな、国内取引の話でがっかりした。登場人物が魅力的ではなく、誰にも感情移入出来なかった。 | ||||
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前半、伊比をはじめ、それぞれのキャラがたっていていい感じだったけど、後半に失速。 政府を巻き込んだ利権がらみの設定も、惹き込まれるところがあったが、後半に失速。 だいたい、帯の文句がひどい。 「左遷先はクセモノぞろいのブラック企業だった!」 ・・・って、内容と全然違うじゃん。担当者は原稿も読んでないんだね。 | ||||
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真保裕一さんの小説。 2009年〜2010年に週刊朝日に連載されていたもの。 本書のテーマは水をめぐる問題だ。 地球にある淡水は1%しかなく貴重であること。 水道事業の民営化の問題点。 世界銀行の問題点。 勉強になる項目も多くその辺は良い。 しかし本書ではどうも最初と最後が駄目だと思えた。 最初は世界観にのめり込んでいけない点。 出向させられた理由が曖昧なまま。 しかも怪しいコンサルタント会社務め。 それでも途中からテーマ的に面白くなるので良い。 買収先での妨害など話しの膨らみも良い。 しかし最後の全員集合で謎あかしはどうなのだろう。 ミステリ小説なら理解できるけど本作のような作品でそれをされると 現実感が全くなく首をひねりたくなる。 あと謎についてもゴールドコンサルタントの伊比社長の個人的なつながりものばかり。 どうもあれだけ大きな謎だったのになんでこんな身近過ぎるところから??と違和感が芽生えてきて仕方ない。 たぶんテーマと作品の作り方が噛み合っていないように思えた。 素材が良いだけに残念であったというのが正直な所だ。 | ||||
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ブルーゴールド = 水をめぐる企業間の獲得競争を題材にしたエンターテイメント小説。 寡黙な“できる”上司の元で成長していく主人公を中心にすすむ、巨大企業との戦いを 描きます。 水を持てる者と持たざる者とを対比した導入部。国税局を動かす巨大な影。世界の水を 支配する巨大企業の登場。すごくスケールの大きい話がはじまる、、、と思ったら、 物語は中盤くらいから急激に収束に向かっていき、最後に明かされる事件の動機と謎は とてもこじんまりとしたもの。著者の作品は初めて読みましたが、事件の動機も弱い気 がするし、ハードボイルドな世界を無理矢理漂わせようとする文章もちょっと僕には合 いませんでした。 話のテンポが良く飽きさせない展開は、さすがはベストセラー作家。最後まで一気に読 ませてくれます。それでも、映画になりそうな( というか、映画にすることを念頭に書 いているかのような登場人物の構成です)物語ですが、広げすぎた風呂敷が閉じずに終 わった感じが残る作品でした。 | ||||
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「水の惑星―地球」「2,000億円の利権」「世界中の巨大企業の激しい獲得競争」などと本書の帯では、かなりあおっている割りには、実際の中身はいつものこの作者独特の仕事に真剣に打ち込む小市民たちへの応援歌であり、むしろ安心できる。 「死闘」といっても日本の2大商社があの手、この手で相手からビジネスチャンスを奪って、自分の利益にするための工場誘致、というむしろ単純な競争なので、公になってもせいぜい「コンプライアンス違反」程度の不正にすぎず、犯罪組織の利用や暴力、脅迫などの不法な手段はお互いに絶対しないという共通の土俵での勝ち負けであり、個性豊かな登場人物たちもその一線を忠実に守りながら、日常の業務に邁進する姿はまさに「正統派小市民モノ」。 最後にすべてが繋がって、読者も納得できるエンディングを用意したため、終盤からかなり強引な「偶然」や「本人には見えなかった過去の因縁」「運命」「他者の強い導き」などが若干感じられるが、基本的に大悪人は存在じないので、安心して読み進められる。 | ||||
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他の方々も書いてらっしゃるように、水の問題という社会性の高い問題提起、ペルーまで及ぶ国際性、大企業の思惑、政治家の汚職、いろいろな伏線が張られ、期待が高まる中、最後は、私恨。確かに、これはないだろ、と思う。けれど、最後の数ページの展開は、思わずニンマリしてしまう程小気味良い。さわやかな気持ちで最後のページを繰った。 終わり良ければすべて良し。 | ||||
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水ビジネスに目を付け、水メジャーと商社が手を組む設定は小説の設定としては素晴らしいと感じたが、最後まで水利権に絡む展開にして欲しかった。話の展開にやや理解しにくい所があるが、水利権を巡る暗躍がどう展開するのかと読み進めたが、最後の佳境に入って話の展開が変わってしまって、こんな終わり方かと残念に思った。ブルー・ゴールドが最後は個人の復讐話に終わった感じで、スケールの大きな結末をとの期待が裏切られた感じ。逆にいえば最後に以外な展開をしたとも言えるが。 | ||||
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2000億円のビッグプロジェクトが、何者かの策略で潰されかける。犯人は誰だ?その目的は? ここから話が広がると思ったら、一冊丸ごと犯人捜しで終わってしまった。真山仁氏の『ハゲタカ』や、映画『シリアナ』のような、国家間の陰謀、暗躍する官民組織、いくつもの事件、いくつもの視点、すべてが最後に収束され、あっと驚く・・・・な展開を期待してたら、かなりスケールの小さい話でびっくり。 いやいや、読み物としては非常に面白いです。 ただ、自分の期待値が高すぎたので、どうしても星3つな満足度なんです・・・。 無い物ねだりですかね。 | ||||
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題材の選び方は流石。世界中で水を奪い合い、アクア・ビジネスに人が群がっているのに、日本人は水をタダだと思っている。あえて水に無頓着な日本において、トレンディーなアクアビジネスを題材にしたミステリーを展開する発想は筆者ならでは。ただし、スケールが大きい割には最後は個人的な怨恨に帰結しているし、「法を犯しながらも職業人の矜持を守る」という発想が貫かれているとは言い難い。報復する奴も報復する奴だが、「全ては上司が仕組んだこと」って整理じゃ報復されてもしかたないんじゃないの。複雑な展開に期待したけれど、オチがいまいち。 | ||||
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「走れメロス」へのオマージュかなと思いながら読み進めるとそうでもない。それじゃあ、始まりはどうだったのか。それでもスピード感はあるし、なかなかの内容だった。水は命の源。それをもてあそんではいけないのだ。 | ||||
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息呑む頭脳戦、どんでん返し、そのキャッチフレーズの通りでおもしろいです。 タイトルにいきつくのも最後になってわかりました。 昔の真保さんのほうが売れてたかもしれませんが、私は今の方が読みやすくなって好きかな。 とくにこの作表はまた違った方向に真保さんが進んでいくような気がします。 テレビ局や映画タイアップは読書よりさきにメディアに読者の座をとられてしまったような気分ですが、 こういう地道な作品のほうがファンは絶対においかけます。次作も期待です | ||||
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この作者の作品にハズレはないと改めて認識させられた作品。 財としての水、商社なお仕事の内幕を、サラリーマンが共感できるっぽい人物と台詞で描いていくので、誰でも読めます。 ただ、週刊誌連載でもあり、誰でも読めるように、子供の教養マンガのように解説台詞が多いのは、読者によっては腰折れ感を持つ人もいるでしょう。なぁんか、鉄の骨と被るところもあるし(世界観やクオリティは、本作のが上ですが、マンガチックな筋立てでは鉄の骨の方が上) ホワイトアウトからみると、ハードさが薄れてきた感もありますが、最近の路線でも確かなレベルなのはうれしいです。 | ||||
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「水」という人類が生きていくために必要な資源を提供するビジネスを巡る企業間抗争かと思いきや、水をきっかけにしたあるビジネスの妨害の裏にある真相を解明してくミステリの要素が強い作品だった。 零細企業ゴールドコンサルタントに左遷された主人公の薮内、ゴールドコンサルタント社長の伊比、ライバル企業の人間や弁護士など個性豊かなメンバの駆け引きが楽しめた。また、普通のビジネスマンだった薮内がスパイや尾行など、普通のビジネスではやらないような仕事をこなしながら経験を積んで成長していく過程もよかったと思う。物語の終盤までは次から次へと新たな事実が判明していく中で次の一手を読む展開にのめりこんでいたのだが、最後の真相はいささか強引だったような気がした。 | ||||
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