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ブルー・ゴールド
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ブルー・ゴールドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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水を巡る金儲けの話を商社社員の目線でライバル企業や自治体を巻き込んでリアルに進んでいき、感心しながら読み進められました。同著書の奪取が好きな人なら楽しめると思います。 | ||||
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遠くない将来に起こりそうな水の占有に関する著書。伊比さんのキャラは実際には いないと思いますが笑 でも、全体的にはすっと読める内容で面白かったです | ||||
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地球の水は誰のものか。 印象的なプロローグ。本編でもあらためて登場するプロモーションビデオの内容は、エンターテインメントで済ますには重すぎる本書のテーマを暗示している。 巨大商社に勤める入社4年目の藪内は、海外入札の失敗の責任を負わされる形で、怪しげな関連商社への出向を命じられる。実に個性的な社長と社員にとまどいながらも、精密機械製造会社のための工場用地確保に奔走する藪内。有望な地下水を有する酒造メーカーの買収劇は社長の辣腕によって鮮やかな成功を見せつつあったが、思わぬところから妨害工作が入る。 物語は水道事業民営化の問題点を示唆しつつ、巨大な利権を巡っての日本の巨大商社、スエズ運河建設当時からの実績を重ねる多国籍水道企業、地方役人の思惑を衝突させながら、9年前のある事件へと収斂してゆく。 「仕事に追われ、自分を追い込み、命をすり減らして散っていった父親」(p297)への思いは僕にもわかる。一生涯、忘れることはない。 それにしても、ゴールド・コンサルタント社長の伊比の攻勢の凄まじさは圧倒的だし、ある意味、憧れでもある。そんな彼が額をテーブルに押しつけて頼み事をするシーン(p284)は印象的だが、最終段階で明かされるその背景も感慨深い。 「正義は我らにある。それを忘れるなよ」(p81) 僕も理想を高く持って生きてゆきたい。 | ||||
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他の方々も書いてらっしゃるように、水の問題という社会性の高い問題提起、ペルーまで及ぶ国際性、大企業の思惑、政治家の汚職、いろいろな伏線が張られ、期待が高まる中、最後は、私恨。確かに、これはないだろ、と思う。けれど、最後の数ページの展開は、思わずニンマリしてしまう程小気味良い。さわやかな気持ちで最後のページを繰った。 終わり良ければすべて良し。 | ||||
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息呑む頭脳戦、どんでん返し、そのキャッチフレーズの通りでおもしろいです。 タイトルにいきつくのも最後になってわかりました。 昔の真保さんのほうが売れてたかもしれませんが、私は今の方が読みやすくなって好きかな。 とくにこの作表はまた違った方向に真保さんが進んでいくような気がします。 テレビ局や映画タイアップは読書よりさきにメディアに読者の座をとられてしまったような気分ですが、 こういう地道な作品のほうがファンは絶対においかけます。次作も期待です | ||||
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この作者の作品にハズレはないと改めて認識させられた作品。 財としての水、商社なお仕事の内幕を、サラリーマンが共感できるっぽい人物と台詞で描いていくので、誰でも読めます。 ただ、週刊誌連載でもあり、誰でも読めるように、子供の教養マンガのように解説台詞が多いのは、読者によっては腰折れ感を持つ人もいるでしょう。なぁんか、鉄の骨と被るところもあるし(世界観やクオリティは、本作のが上ですが、マンガチックな筋立てでは鉄の骨の方が上) ホワイトアウトからみると、ハードさが薄れてきた感もありますが、最近の路線でも確かなレベルなのはうれしいです。 | ||||
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「水」という人類が生きていくために必要な資源を提供するビジネスを巡る企業間抗争かと思いきや、水をきっかけにしたあるビジネスの妨害の裏にある真相を解明してくミステリの要素が強い作品だった。 零細企業ゴールドコンサルタントに左遷された主人公の薮内、ゴールドコンサルタント社長の伊比、ライバル企業の人間や弁護士など個性豊かなメンバの駆け引きが楽しめた。また、普通のビジネスマンだった薮内がスパイや尾行など、普通のビジネスではやらないような仕事をこなしながら経験を積んで成長していく過程もよかったと思う。物語の終盤までは次から次へと新たな事実が判明していく中で次の一手を読む展開にのめりこんでいたのだが、最後の真相はいささか強引だったような気がした。 | ||||
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水はいまや貴重な資源であり、商品である。水道事業の民営化も始まっており、だからブルー・ゴールドと呼ばれる。その水を巡って話しは始まるのだが、実は水そのものはきっかけにすぎず物語のメインではない。物語の柱は主人公たちが進めた土地買収の話をだれがなぜ邪魔したのかを解き明かしていくミステリー。疑い出せばきりがないという状況のなかで、主人公たちは敵(商売の邪魔をするわけだから)をあぶり出していく。犯罪を暴くわけではないけれども、初期の作品群を彷彿とさせる。相変わらず文章が硬く、話も複雑で読みにくい部分もあるが、先が読みたくなる展開で一気に読んでしまった。結局、この本はミステリーで味付けしたビジネスマンの物語だった。信念をもって本気で仕事に向き合うときの充実感。そういうものを大事にしてほしいという著者からのメッセージを感じた。真保裕一らしい作品。 | ||||
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