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アンドロメダ病原体
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アンドロメダ病原体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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クラシカルな雰囲気のフィクションですが、1970にもこういうものがあったとは よく見るとこの作者はジュラシックパークも書いておられるようですね すごい想像力、創造力です。感服いたします。 | ||||
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この作品の緊張感を思い出しました。これがデビュー作とは信じられないほどの完成度に当時は驚いたものです。ジュラシックパークとかはこの作品に比べたら、足元にも及びません。 | ||||
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いろいろ見方はあるでしょうが、DVDと比べて見るとわかる。あの、”2001;A SPACE ODESSEY”はクラークとキュブリックが打ち合わせしながら創っていった名作です。当作は小説が完成してから作られた。その意味では監督ロバートワイズの映像化が、緻密に文章を追っていたのがよくわかります。例えばピードモントの街に降り立った際のヘリコプターを撃墜できるように、戦闘機が上空を飛行している場面が、スクリーンの右肩のわずかな部分に飛行機雲として描かれている。 逆に考えると、監督の視点を入れる余地が全くなかったとも言えます。あまりに緻密でツッコミどころもなさそうな(本は、機密レポートとして描かれている。)物語が、いきなり逆転し後半になだれ込むところなど、やはり名作であることが納得できます。 それにしてもあのワイルドファイア研究所の透視図のグラフィックはすごい。この時代、CGという言葉さえなかったことを思えば、ますますすごい。 | ||||
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マイケル・クライトンがデビューしたときの衝撃を思い出した。 「ジュラシックパーク」などの映像化を意識しすぎた感じの薄っぺらな出来とは違う,若書きの良さ・熱さを感じる。 | ||||
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原書が1969年、翻訳文庫版が1976年出版と言うのは、実に驚くべきことで、その時代には、ぎりぎりDNAがワトソンとクリックによって発見され(1953)、二人がノーベル賞を受賞(1962)してまだ間も無い頃であると言うことなんだ。 当然当時の中学高校の教科書では、まだまともにDNAのことを教えることはできない時代。 そんな頃に、ここまで(現代から見ても)先端と思えるバイオ技術をベースに(それも決してアカデミックに過ぎて分かりにくく退屈になるなんてことはなく)、5日間の未知との遭遇をあっという間のジェットコースター調で駆け抜ける。 SFと冒険活劇の様々な要素の萌芽がここにみんな存在する。そんな素晴らしい小説です。 確かにこれは映画の原作に向きますね。一度アンドロメダ・・・ [DVD]見てみないといけないですね。 ただ、最後の最後、ちょっと、あんまりあっさりしていて…これやっぱ、なんらかエピローグ欲しいですよ。私的には。ぽいって、放り出されたようなと言うか、なんか、えっ、終わり?!なんて気分でもあるのは事実です。 | ||||
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機械的な小さなトラブル、人間の些細なミス、予想外の事態。これらが積もり積もって最後には大惨事になりかけるというのは、同作者の小説版ジュラシック・パーク〈上〉を思わせます。 ジュラシックでは結局大惨事になりますが、こちらは何とか危機を回避します。 もっとも肝心の「地球外からの未知の微生物が起こす病気の治療法」は発見出来ず、結局は微生物が人間に無害な性質に突然変異を起こす事で決着するので、人間の無力さ・愚かさが感じられる点でイマイチ後味が悪く、星一つを減らしました。 しかし科学者達が何とかして病気の原因を追求しようという姿勢や、緊迫感の描写はすぐれており、読んで損は絶対にしません! | ||||
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私は、この小説を読んで、疾病対策の実態を知りました。 超一級のメディカルSFサスペンスです。 本書が独特なのは、その後のクライトンの一連の作品のさきがけとも 言える、科学(特に生命科学)とミステリーを合体したところ。 SFとミステリーの融合で有名なアイザック・アシモフとは、また 違ったリアリティで読者を引っ張ります。 人工衛星が墜落した後、死と化した街。生き残ったのは酔っ払いと 泣き叫ぶ赤ん坊だけ。これから、米国中から集められた専門家チームの 原因究明の壮絶な戦いが始まる。 ページの随所に、分析結果のグラフが掲示され、あたかも、本格推理小説 で読者への挑戦状的に謎のヒントが提示されるがごとく、科学者=読者 に謎の究明を迫るという手法。 病原菌の正体をどのような科学的手順で解明するか、をみごとに シミュレーションした、SF史上の画期的作品です。と同時に、ストーリー テラーとしてのみごとな手腕を発揮したエンターテインメント小説の才能 のデビューでもあります。お薦め。 | ||||
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人工衛星の落下に伴って未知の微生物が地球に侵入。 人工衛星の落下した場所の近くの町は短時間で壊滅。 町で生き残ったのは老人がひとり、そして赤ん坊がひとり… 謎めいた始まりから物語は、 まるで科学読物のように緻密でスリリング。 選抜された科学者チームが閉鎖された実験空間の中で、 人類初の地球外微生物と相対する。 物語は息苦しいまでに危機を孕んで突き進んでいきます。 バイオサスペンスの金字塔でしょう。これは! | ||||
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「墜落した人工衛星に付着した宇宙細菌」と言う当時のSFとしては斬新な設定と、 その細菌の正体を科学者達が解明していくプロセスのリアルさで、 一部のファン(私もその一人)にはカルト的な人気を持つ。 一方で、物語や人物描写が淡白なことと、科学的描写があまりにマニアックなことで、 ほとんどの読者にはウケが悪いようだ。 原著の出版は1969年で、その当時に「未知の細菌」と言うテーマを扱ったのは、 確かに現代の状況を先取りした先進性はあったかもしれない。 しかしながら、同じく未知の細菌を扱った小松左京「復活の日」は、 1965年の出版であるし(クライトンが復活の日をヒントにした説もあるらしい)、 古くはH.G.ウェルズの「宇宙戦争」(1898年)も、 圧倒的な軍事力を持つ火星人の唯一の弱点は地球の細菌だった。 なので、設定の斬新さは特筆すべきものとは言えないだろう。 細菌の正体を解明するプロセスの科学的リアルさは、 さすがはハーバードの医学生だったクライトンならではである。 マニアックな科学描写が好きな人にお勧め。 ちなみに、映画のほうも比較的原作に忠実なマニアックな作りになっている。 クライトン原作の多くの映画が、 エンターテイメント優先で大幅に脚本が変更されていることを考えると、 貴重な存在である。 | ||||
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肩透かし気味の展開なのは、この作品がドキュメンタリーテイストのフィクション・ドラマだからである。 現実には、そんな子供向けのヒーロードラマみたいに格好いい展開なんてあるわけがなく、ただただ淡々と進むだけである。 だから、この小説も淡々と話が進み、淡々と終わる。 クライトン流のリアリズムであるが、ナンにせよ出題者の模範解答を要求する日本では、不評なのも致し方ないというところか。 | ||||
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本作はクライトンのデビュー作です。話の筋はごくごく単純。人工衛星が運んできたと思われる未知の病原体によって一つの町の住人がたった二人の人物を残して全滅してしまいます。生き残った二人というのは、生後まもない赤ん坊と老人という奇妙な取り合わせ。さて、どうしてこの二人だけが生き残ったのか?SFといっても、本書で描かれている事は現実に起こりうるものです。それをドキュメンタリータッチで描いているからよりサスペンスが強調されます。未知の病原体を探る科学者達の試行錯誤の努力を横目で見ながら、すでにわかっている結果をちらつかせ、その過ちを指摘してゆく手法はページを繰る手を早くさせます。これから起こることじゃなく、すでに起こったこととして描くことでサスペンスにとんだ展開になるけです。そういえばキングの「キャリー」もこれと同じ手法で描かれてましたね。 とにかく、本書を読んで得られる知的興奮は並大抵のものではありません。どうか是非手にとって見てください。 | ||||
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クライトンのすばらしさ、彼のストーリーテリングのうまさはもちろんのこと、時代の先を見ている先見性にあります。1976年当時すでに、微生物による危機を小説として取り上げていた先見性には脱帽です。 | ||||
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この本がクライトンの最高傑作かどうかは分からないが、素晴らしい小説である事には違いない。”時間があるから少し読むか”ってな感じで臨んでても、いつの間にか読むのを止めれません。「アウトブレイク」系が好きなら、是非これも読んでみるべき! | ||||
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この「アンドロメダ病原体」は、著者の最高傑作と言われている。ある日本人エコノミストも、そう述べていた。だが、SFや自然科学に興味のある人はさておき、私は、ビジネス小説「ディスクロージャー」や「ライジング・サン」の方がずっとおもしろいと思う。 | ||||
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