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当確への布石



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当確への布石の評価: 3.18/5点 レビュー 11件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(2pt)

つまらなかったです。

文章は悪い意味で硬いし、登場人物にも魅力がなかったです。
作中の選挙の選挙制度は現実の日本の衆議院選挙と同じ選挙制度になっているのが読んでいてわかりましたが政党の固有名詞が出てこなかったので政治小説の割には小さく見えました。
当確への布石Amazon書評・レビュー:当確への布石より
4796658351
No.3:
(2pt)

選挙とは眼の付け所がいい

 国会議員の選挙を題材にした点は良いと思う。
しかし実際のマスコミの開票速報番組や新聞記事の方がもっと面白い。選挙はもっとどろどろとしているし、代議士選挙ともなれば週刊誌に掲載される暴露記事など読者を喜ばせる情報はいくらでもある。そうした題材を書いているのだから、少しは読者の期待に応えて欲しいと思う。
「このミス」の受賞作だからといって購入する人が多いのだから、選者の方々はもっと頑張っていただきたい。
当確への布石Amazon書評・レビュー:当確への布石より
4796658351
No.2:
(2pt)

加速力不足

選挙に関する小説なので必然的に
1−当選か落選か?
2−敵陣の力量は?
3−裏切り者(スパイ)はいるのか?
という三点を気にかけながら、ある意味ラストまでの「にんじん」を
ぶら下げられながら読み進めるかたちになる。
1は、約70日後となる(作品上)投票日まで読者を牽引できるが
2や3に関しては残念ながら正直、作者の力量不足を否定できない。
各登場人物の色がハッキリ明確でない点と選挙に関与する人間の割には
皆お行儀が良すぎて今ひとつ、おとぎ話的な小奇麗な内容過ぎたと思う。
作品終了後の参考文献も読者の楽しみの一つだが、今作品には残念ながら
表記がなく研究具合が未定だが選挙に関しての作者の勉強不足がそのまま
加速力不足につながったとも言えるのではないだろうか。
次回作に期待します。
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4796658351
No.1:
(2pt)

湘南ダディは読みました。

「このミステリーがすごい!」大賞の優秀賞受賞作というカバーにつられて買いました。お話は大学の常勤講師で女性問題をとりあげ、テレビでも知られている大原奈津子が、セクハラ疑惑で議職を追われた前議員の補選に立候補を表明するところから始まります。ところがその表明を狙っていたかのように凶悪犯罪抑止連合会なる団体名の下で、性犯罪の前科がある個人の顔写真や勤め先などを明らかにしたビラがその前科者の住居の周辺で配られ、ビラ中で選挙では大原をぜったい支持する旨の表明がなされます。ビラまきが続き警察も動き出すのですが犯人はわかりません。大原は教え子の主人で元公安の平澤栄治に調査を依頼します。一方ゼミの教え子達を中心とした選挙運動は大原の知名度の高さとタレント性で順調な滑り出しをしますが、対立候補にやとわれている有名な選挙参謀、森崎啓子の巧妙な撹乱戦術にはまったり、政治ジャーナリストに暴露記事を書かれたりしながら投票日を迎えます。
粗筋はざっとこんな所で、表現力が確かなためにそれなりに読ませますし、選挙戦の駆け引き等成程と思わせるところもあります。しかし、登場人物が多いのに人物造形があいまいなため、行き当たりばったりのプロットだらけという感があります。平澤の愛娘が殺害され妻の精神荒廃をもたらした事件とはなんだったのか、ロンドン留学時代の友人ローラと大原のレスビアン的な関係、平澤と選挙秘書柏木清美との情事などここまで書き加える意味があるのか疑問です。枝葉末節の整理ができないまま本に仕立て上げたという印象でした。本作が「このミス大賞」の優秀賞だというのです。選者達が余程鑑賞力が鈍った人たちだったか、あるいは何らかの理由で該当作ナシとすることが出来ない事情があったんだろうなと思いました。
当確への布石Amazon書評・レビュー:当確への布石より
4796658351

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