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ウエンカムイの爪
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ウエンカムイの爪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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仕事に役立った。 | ||||
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邂逅の森、相剋の森、そして本作を読んだ。 邂逅の森が最も印象的だった。 悪い神(ウェンカムイ)が乗り移った熊を仕留めるために、森の中を追う。 その熊は兄弟熊と共に、幼少時代に登場人物の女性(玲子)と暮らしており、人間の食べ物などを 知ってしまっている。故に、人間に近づきやすい。 兄弟熊の方と対峙した吉本は、死の恐怖を乗り越え、闘おうとする。 映像が目に浮かぶような描写、1日で読み終えた。 吉村昭「羆嵐」もお薦めです。 | ||||
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なかなか面白いです | ||||
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切実に読むことができました。 羆の描写がリアルで、あっという間に読了しました。 マタギ3部作へ行きます。 | ||||
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他の小説とは違い、いきなりのヒグマの登場。 意外な展開でしたが、本当の恐怖はその後に… 読んでいく度にどんどん引き込まれていって、あっという間に読破してしまった感じですね。 | ||||
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とても臨場感に溢れていて読みやすく、夢中になって一気に読んでしまいました。これから森シリーズを読もうと思っています。楽しみです! | ||||
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人間と野生動物の共棲がいかに難しい時代になったのか、つくづく考えさせられました。 彼らの縄張りを荒らしているのは人間です。しかし被害が出た場合、彼らは駆除対象となって殺されます。 後に著者が記すマタギの世界への、入り口の一冊です。熊の生態がよく描かれていて、大変面白かった。 | ||||
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変化のあるストーリーでワクワクでした。熊の描写も細かく合格かなa・ | ||||
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熊谷達也の動物を扱った作品は面白いですね。 邂逅の森以来ファンになりました。 この内容もお勧めだと思います。 | ||||
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テーマ、物語の道筋は悪くないのだが、妙にあっさりしていて自分的には物足りなかった。あれ?もう終わり?と言うのが正直な感想。もう少しページを割いて物語に深みを与えても良かったのではなかろうか。 | ||||
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北海道のヒグマの生息状況もよくわかり、大変参考になりました。 展開ごとに段落が分かれているのが、新鮮味があり、わくわくしました。 | ||||
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作者の野生に対する思いを様々な作品の中で楽しんでいるが、この中編程度の作品では登場人物の人間描写が浅いとの感がる。イヨマンテで送られなかった動物に悲哀を感じた。 | ||||
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初めどうしてヒグマの相手が出来る女性がいるのだろうと興味しんしん。読んでてなんだそ~だったのか。と。 | ||||
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受賞作品に熊やマタギとのかかわりがあり、著者の名前にも「熊」の一字が使われているのは偶然でしょうか? 今回の作品は、従来とは違った視点で熊を捉えていますが、北海道のみならず本州でも熊の追跡調査をしている 事例があります。 熊が人里に下りて来るのは山に食料が無いためですが、気象条件の悪さと人間の採り過ぎが影響していると考えます。 野生の動物と人間とのかかわりを考えさせられる作品でした。 今後の作品に期待します。 | ||||
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参考文献が示すように、作者の事実を追う姿勢に感動。しかし女性の描き方がどうも・・・・ | ||||
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著者名が記されていなければ『山背郷』と同じ作家だとはわからなかっただろう。 直木賞作家・熊谷達也氏の処女作。 ストーリー展開等さほど気に掛けず、東北という風土の断面を無作為に抜き取って、 無造作に並べた様な構成であるにも拘わらず、限りなく魅力的であった『山背郷』に比べ、 本作は全く以て普通の文体である。まあ、その分、非常に読み易く数時間で読み終えた。 羆版『サンダ対ガイラ』みたいな話。古く遡れば『海彦山彦』のテーマか? 二本足で立ち上がって咆哮する、ウェンカムイらしい金毛羆を描いたイラスト(写真?)が結構お気に入り。 | ||||
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amazonで「シャトゥーン―ヒグマの森」をこきおろしてこちらを称賛していたレビューがあったので手に取ってみたが、エンターティメントとしては「シャトゥーン」の方がはるかに上。これでもかこれでもかっ!って云う「シャトゥーン」に対し、こちらはまぁリアリティと云えばリアリティなんだろうけれど、謎解きはしょうも無いし、羆の怖さ、ってのもたいして感じられなかった。 生態系における羆の存在の意義を語るあたりに単なるエンターティメントじゃなくって文学なんですよ、って主張(?)が見えるけれど、別に教養を身につける為に読んでるわけじゃないんで…。 登場人物も書き込み不足で、アイコン的。都会から逃げ出したネイチャーフォトグラファーの「自然」と向き合っていく姿勢も、最初と最後になにやら取って付けたようでちっとも共感しないし移入できない。 「謎の女」の最後の行動も現実的、ではあるかもしれないけれどドラマとしては薄味。 まぁ刺激の強い味ばかりの「シャトゥーン」と云うのも激辛食品みたいなもので読者がその時どんなものを読みたいか、にマッチしなければ舌に残るのは尖ったものばかり、と相成るのでしょうが…。 この2作品、その時「読みたいジャンル」で選ぶ事をお勧め。 個人的には「詰まらない」訳じゃないけれども、こっちを先にシャトゥーンを後から読めばもう少しは楽しめたか、な? | ||||
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人間が羆に襲われる・・・・よくある話なのですが、本作はとても良く出来たフィクションです。 「本当は☆一つに近い」という厳しいレビューを見た後で読んでみましたが・・・。 この題材でフィクションを書くのは、難しい。 下手をすると「シャトゥーン」の様に成ってしまいがちです。 動物パニック物は怪獣SFやホラーとは違うのですから、現実感が希薄になるとお終いです。 本作は、動物パニックが陥ってしまいがちな失敗を見事に回避しています。 登場人物の関係も、登場する羆が危険な羆になった動機付けも、ちゃんと納得出来ます。 『「羆を操る謎の女」という内容紹介からして、読む気がせん!!』という人も居られるでしょうが、心配御無用。 後は読んでのお楽しみです。 筆にはデビュー作ながら力とスピード感があり、このジャンルが好きな人ならば一気に読んでしまうでしょう。 個人的にはキングの「クジョー」以来、最も楽しめた動物パニック小説でした。 私は動物パニック物というのは、娯楽作品であると思っています。 肩の凝らない、大衆の楽しみとしてある作品です。 なるほど本作を読む事は「邂逅の森」他、熊谷氏の後の作品に触れるような重厚な読書体験ではありませんが、厳しい現実を生きる人達が楽しむための一冊として「愛される小編」たる資格は、十分にあると思います。 北海道方面にお出掛けの方は、本作と「羆嵐」辺りを持って行かれては如何でしょう? | ||||
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決して劇画的ではないんですね。パニック小説でもありません。 女性をうまくからめて小説すばるの読者をターゲットにした感じです。 デビュー作なのですが、現代人の自然観に対する批判とかがよく盛り込まれています。 | ||||
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熊谷達也のデビュー作。やはり濃さがその後の作品と比べるとまだまだです。その後の作品に見られる、その土地の怨念のような土着性が足りないからです。現代作家でここまで心揺さぶる、魂に響く作品を書ける人はいません。都会に生きる薄っぺらな人間模様を示されても全然心に響くことは無いのです。そんな作家にお金をだすのであれば、熊谷達也に出すべきです。心を揺さぶられるのが芸術であり文化です。判断基準はそこにしかありません。その意味で私は作者を支持します。 | ||||
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