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ウエンカムイの爪
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ウエンカムイの爪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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仕事に役立った。 | ||||
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邂逅の森、相剋の森、そして本作を読んだ。 邂逅の森が最も印象的だった。 悪い神(ウェンカムイ)が乗り移った熊を仕留めるために、森の中を追う。 その熊は兄弟熊と共に、幼少時代に登場人物の女性(玲子)と暮らしており、人間の食べ物などを 知ってしまっている。故に、人間に近づきやすい。 兄弟熊の方と対峙した吉本は、死の恐怖を乗り越え、闘おうとする。 映像が目に浮かぶような描写、1日で読み終えた。 吉村昭「羆嵐」もお薦めです。 | ||||
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なかなか面白いです | ||||
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切実に読むことができました。 羆の描写がリアルで、あっという間に読了しました。 マタギ3部作へ行きます。 | ||||
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他の小説とは違い、いきなりのヒグマの登場。 意外な展開でしたが、本当の恐怖はその後に… 読んでいく度にどんどん引き込まれていって、あっという間に読破してしまった感じですね。 | ||||
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とても臨場感に溢れていて読みやすく、夢中になって一気に読んでしまいました。これから森シリーズを読もうと思っています。楽しみです! | ||||
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人間と野生動物の共棲がいかに難しい時代になったのか、つくづく考えさせられました。 彼らの縄張りを荒らしているのは人間です。しかし被害が出た場合、彼らは駆除対象となって殺されます。 後に著者が記すマタギの世界への、入り口の一冊です。熊の生態がよく描かれていて、大変面白かった。 | ||||
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変化のあるストーリーでワクワクでした。熊の描写も細かく合格かなa・ | ||||
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熊谷達也の動物を扱った作品は面白いですね。 邂逅の森以来ファンになりました。 この内容もお勧めだと思います。 | ||||
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北海道のヒグマの生息状況もよくわかり、大変参考になりました。 展開ごとに段落が分かれているのが、新鮮味があり、わくわくしました。 | ||||
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初めどうしてヒグマの相手が出来る女性がいるのだろうと興味しんしん。読んでてなんだそ~だったのか。と。 | ||||
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受賞作品に熊やマタギとのかかわりがあり、著者の名前にも「熊」の一字が使われているのは偶然でしょうか? 今回の作品は、従来とは違った視点で熊を捉えていますが、北海道のみならず本州でも熊の追跡調査をしている 事例があります。 熊が人里に下りて来るのは山に食料が無いためですが、気象条件の悪さと人間の採り過ぎが影響していると考えます。 野生の動物と人間とのかかわりを考えさせられる作品でした。 今後の作品に期待します。 | ||||
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参考文献が示すように、作者の事実を追う姿勢に感動。しかし女性の描き方がどうも・・・・ | ||||
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人間が羆に襲われる・・・・よくある話なのですが、本作はとても良く出来たフィクションです。 「本当は☆一つに近い」という厳しいレビューを見た後で読んでみましたが・・・。 この題材でフィクションを書くのは、難しい。 下手をすると「シャトゥーン」の様に成ってしまいがちです。 動物パニック物は怪獣SFやホラーとは違うのですから、現実感が希薄になるとお終いです。 本作は、動物パニックが陥ってしまいがちな失敗を見事に回避しています。 登場人物の関係も、登場する羆が危険な羆になった動機付けも、ちゃんと納得出来ます。 『「羆を操る謎の女」という内容紹介からして、読む気がせん!!』という人も居られるでしょうが、心配御無用。 後は読んでのお楽しみです。 筆にはデビュー作ながら力とスピード感があり、このジャンルが好きな人ならば一気に読んでしまうでしょう。 個人的にはキングの「クジョー」以来、最も楽しめた動物パニック小説でした。 私は動物パニック物というのは、娯楽作品であると思っています。 肩の凝らない、大衆の楽しみとしてある作品です。 なるほど本作を読む事は「邂逅の森」他、熊谷氏の後の作品に触れるような重厚な読書体験ではありませんが、厳しい現実を生きる人達が楽しむための一冊として「愛される小編」たる資格は、十分にあると思います。 北海道方面にお出掛けの方は、本作と「羆嵐」辺りを持って行かれては如何でしょう? | ||||
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決して劇画的ではないんですね。パニック小説でもありません。 女性をうまくからめて小説すばるの読者をターゲットにした感じです。 デビュー作なのですが、現代人の自然観に対する批判とかがよく盛り込まれています。 | ||||
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「邂逅の森」で直木賞を受賞した熊谷達也氏のデビュー作であると共に97年度「第10回小説すばる新人賞」受賞作。さすがに情景描写・心理描写が生き生きとしており、迫力があり、一気に読んだ。 | ||||
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第十回、小説すばる新人賞作品です。 金色のヒグマ「カムイ」を追う動物写真家と、生態研究のために、同じくヒグマを追う大学助教授。北の大地と、取り巻く人間模様をうまく描写しています。 この作品が後の直木賞作品、「邂逅の森」の流れに繋がります。 作家、熊谷達也を知る上で、外せないデビュー作といってよいでしょう。 | ||||
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アイヌでは熊は神からの贈り物とされてきた。それは熊と共存する者達にとって生きる上での知恵であった。熊と共存する知恵を持たない僕等は、いたずらに熊を恐れながらその生態を理解しないままでいる。熊がいるという前提でどのように暮らすか。熊の生息地を訪れる者たちのマナーの問題も含めて、本書に書かれていることは示唆に富んでいる。新世代ベアーズの問題を考えるときも避けては通れない。自然が残る場所は、優雅であると同時に危険が伴う場所である。危険に遭遇しないための知恵を学び心得を持つべきである。 | ||||
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~2004年に「邂逅の森」で直木賞+山本周五郎賞を受賞した作家のデビュー作で、7年前の小説すばる新人賞受賞作です。「邂逅の森」を読む前にどんな作家なのだろうという興味でこの本を手にしました。デビュー作としては期待に違わない出来です。(「邂逅の森」をますます読みたくなりました) 新人賞をとるためには(作家としてデビューするためには)、この~~レベルが目標だなとおもいました。欠点は第九章に突然登場する猟師(というより単なる血に飢えた動物殺し屋)の描き方が類型的で雑なことです。これでは登場させる意味がないとおもいました。欠点といえばそれぐらいで、人間と熊との戦いを新人とはおもえない手なれたわざで最後まで緊張感を失わず魅せてくれました。~ | ||||
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同じくまの名前を持つ私ではあるが、くまの生態はよく知らなかった。寝た振りや、無視が効くのだというように思っていた。いったん人間を襲うと決めた熊にはそういうものは効かない。とくにヒグマは今本州に出没しているツキノワグマとは全然違い、危険である。そういう未知の世界の実態を教えてくれる教養小説の一面と、それでも熊に魅せられていく主人公たちの心の奥を探る小説である。「アイヌ神謡集」を読んだばかりの私には、いい熊のキムンカムイ、悪い熊のウエンカムイの違いがよく分かる。しかしどちらも神なのだ。ゆめゆめ容易には近づけない。導入の緊張と中盤のたるみ、そして後半部の盛り上がりで、一気に読ませてもらった。処女長編とは思えない上手さではある。題材が面白いだけに、気になる直木賞作家が出てきた。 | ||||
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