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ドグラ・マグラ



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ドグラ・マグラの評価: 3.96/5点 レビュー 504件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全504件 201~220 11/26ページ
No.304:
(5pt)

これこそが小説なんですね?

私は自分で文章を書き始めて以来、あまり他人様の作品を読まなかったのですが、今、暗礁に乗り上げたような(これまでにない程の)スランプ状態に陥り、この際、何か読んでみようと思い、この作品を選びました。
な~ル程!これが小説というものなのですね。
文章を書くという、当たり前の行為。しかし、理解はされるが当たり前では無い小説を書く事はかなり難儀な事です。
司馬遼太郎先生や藤本義一先生を尊敬し、かなり学んだつもりでいましたが、この書を読み、全く違う何かを今知ったように思います。
これまでは小説とは何かを、なんとなく模索しつつ活動していましたが、小説とはこうあるべきだ!と気付いたような気がします。今後の私の文章に何らかの変化があれば!・・・と思いつつ、そんな才能は無いのかもしれないとも思いつつ、このレビューを記した次第です。
どうなるかは判りませんが、今後も執筆に励もうと思います。
以上
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
4150002762
No.303:
(5pt)

なんだこれは…

考えれば考えるほどわけがわからなくなる
精神がおかしくなりそう
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
4150002762
No.302:
(5pt)

謎は一切解決されない

呉一郎と「わたし」は同一人物ではないとすれば「わたし」は誰か。
若林が「1926年11月20日」を繰り返し「モヨ子」を「わたし」の隣室にあてがうのは何を認めさせようとした実験か。
手枷足枷がはめられていた正木は本当に自殺か。
八代子も本当に自殺か。
結局一連の事件の犯人は正木なのか解放治療の患者たちを殺害した一郎なのか「わたし」を匿う若林なのかはわからない。
最後まで謎は一切回収されない。
そして「わたし」は自分が誰なのかすら思い出すことが最後まで出来ない。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.301:
(5pt)

どうにも頭がこんがらがって

うーむ、わからない。ちっとも先が読めないぞぉ。私の脳髄が壊れたのか、それともこの小説がキテレツずきるのか。ともなく、次だ。下巻を読まねば、気になって夜も眠れない。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.300:
(5pt)

買ってよかった

文章に読まれるとは、正にこの事をいうのでしょう。 この作品は読者を飽きさせません。一読してみれば、今作品の精密かつ大胆な小説技巧の虜に陥るはずです。
ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)より
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No.299:
(4pt)

精神治療への警告

ぞっとする、という印象であった。

怖さというのは、ホラーというより無限のマトリョーシカというようである。
マトリョーシカを開けるとマトリョーシカを開けている人間の姿が見える、しかしそれはどうみても自分の姿であるのだ・・・というような。

たしかにミステリーであるのだが、話が脱線につぐ脱線。
わずかな伏線を繋げば、全体像は掴めそうであるが、その全体像も果して本当なのか・・・?ということだ。ドグラ・マグラという作品が、「狂人の解放治療」の一環として出てくるあたり、作品全体がすべてウソである可能性すらある。

ちなみに、純科学的な目線で見ると、「心理遺伝(細胞記憶)」というのは、基本的にあまり支持されている学説ではないそうだ。しかし内容を読めば分るが、まったく無下にできるものではない、そんな気はした。
作中の正木博士が唱える「なんで外科や内科は薬で治せるのに、精神だけは閉じ込めるのだ?医者の胸先三寸で症状が決まってしまう」という主張はなんとなく分る気がした。いまも精神疾患への偏見はまだあるだろう。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.298:
(5pt)

傑作!!

昔のカナ使いで読みにくい部分は多いが傑作と思われます。特に脳髄論など現代でも面白い。オチは途中で分かってしまいますがそれでも一度は読んでおくべき本でしょう。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.297:
(5pt)

狂気の沙汰

日本で最も奇妙で狂っている小説、という噂を聞いて読んだのは10年以上も前のこと。
文章が読みにくい、話が難解といわれてますが途中から一気にのめりこんで読み、読了後、深夜の自室で今自分の見ている光景は現実なのか夢なのか、そもそも自分は存在するのか、などと軽い離人感に襲われました。

主人公の記憶喪失の青年が精神病棟の病室で目覚める。若林博士から渡された「ドグラマグラ」という書物を読み自分が何者かを知ろうとする、強引にシナリオを単純にすればこういう内容だがドグラマグラという小説ので作中作のドグラマグラを読む、という2重構成がまず恐ろしい。

正木博士と若林博士、2人の天才きちがい博士による頭脳戦ともいえるしそもそも人間の脳とは、精神とは何かと突き付けてくる哲学書のようでもあり、一応は探偵小説と銘打ってはいるものの、これこそジャンル分け不可能な世界でも稀な奇書と断言できる。

我思うゆえに我あり、というが自我とは何か?物事を考える自分の脳とは何か?考え出したらきりがないきちがい地獄に読者も突き落とされる。
自分は未だ生まれておらず母の胎内にいるだけなのかもしれない。
数々の謎をもう一度解明すべく再読しようと思います。

精神的に不安定な時に読むのはおすすめできません。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.296:
(5pt)

輪廻転生もの???

読んだけど、何じゃこりゃです。
ジャンルで説明するとたぶん、怪奇小説。
狂った科学者が人を実験材料にするという、ところどころ良く分からない。
下巻の最後のブウウーンはこの上巻の冒頭につながるのか???
最終的に輪廻転生したのかな???????
面白いかときかれたら、面白いと思う???
独特のセリフまわしに登場人物の不気味さ、ところどころの描写が巧だと思いました
最後まで何かにとりつかれたように読み進めてしまった。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.295:
(5pt)

下巻は怒涛の展開

一度目は上巻とはガラリと違う、畳み掛けるような展開に感じるしかなかった。
二度目、上巻の伏線に徐々に勘づくことが出来るようになった。細かい疑問がつきない。
三度目。この物語を俯瞰したいと思えるようになった。
この過程が、まるで研究しているようでとても楽しい。何より、誰かとこの奇妙さを共有したいのに、いざ説明しようすると、どうしても陳腐になってしまう、このもどかしさがたまらない。
日本を代表する奇書と何処かで読んだが、素人なりにその通りだと思った。
やっぱり陳腐なレビューになってしまって申し訳ないが、ともかく「上巻を、流し読みでもいいから乗り切って、下巻を迷っている方」は、下巻はともかく上巻よりは読みやすいと思いますので、とてもお勧めです。
ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)より
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No.294:
(4pt)

まさかこの作品がキンドルで?!

昔読んで、また読みたいと思っていて発見。こんな名作がまさかキンドルで読めるなんて、いい時代になったものです。
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
4150002762
No.293:
(3pt)

難しい

非常に難解でした。
楽しむためにはかなりの読解力が必要だと思いました。
難しい漢字も多いし、よくわからない箇所が多かったです。
髄脳論?が長すぎて途中で読むのをやめようかと思ったほどです。
それでも大筋のストーリーは面白かったです。
ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)より
4041366046
No.292:
(5pt)

ループして精神安定剤がほしくなりました。

頭がおかしくなるご本です。
頭のおかしさを楽しむ内容で、奇書であります。
理解不能が良く、理解した後でまた頭がおかしくなります。
ループして精神安定剤がほしくなりました。(笑)
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
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No.291:
(5pt)

素晴らしい傑作を無料でありがとうAmazon

無料とは言いましたが思わず紙の本も読後に購入してしまいました(笑)
内容については余り、前情報がない方が楽しめると思うので伏せまして
まずネットやら書評、宣伝などでうたわれる読んで精神がおかしくなるようなことはないと思います。
そもそも私が可笑しいのか(笑)
内容が難解、文章が読むのが大変など、聞きますが私は特別そのように感じませんでした。
読む前に様々な所でやたらと敷居が挙げられて読まれないのは本当にもったいない作品だと思います。

序盤からグッと引き込まれるストーリー
個性の強い登場人物たち
読んでいて癖になりそうな文章
その中で考えること、考えさせられること
このテーマは本当にそんなに昔の時代のものなのか?
現代を生きる我々でもなかなか
答えの出ない問い
重苦しいと感じる方もいるかも知れませんがそんな内容でありながら
小説として物語としてエンターテイメントとしても楽しめる作品でした。

読んでみて何を感じるか
この作品をどう思うかは、人それぞれで好き嫌いが割と別れるかも知れません
ですが今このレビュー、ドグラマグラのページをご覧なられた方
これも何かの巡り合わせでございましょう
是非ともご覧くださいませ
貴方の考え方、今後の人生を少し曲げてしまうかも知れませんゆえに
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
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No.290:
(5pt)

頭がぐるぐるする異常な読書体験を保証

「脳髄は物を考えるところに非ず。全身三十兆の細胞の一粒一粒が意識を持ち、脳髄はその反射交感組織であるにすぎない。その反射交感作用が損なわれると、細胞の一粒が他の意識に先んじて暴走を始め、精神病、心霊現象等を惹起する」とした【脳髄論】、「胎児は母親の胎内にいる十ヶ月の間に、元始の単細胞の時代から万有進化していく際の先祖代々の記憶をリピートする」とした【胎児の夢】。この摩訶不思議だが、意外に説得力ある正木博士のトンデモ理論をベースに、この物語は語られていく。

数多の読者が、犯人は誰か、〈私〉が何者であるかをめぐって、この本のトリックにひっかかり、最初から最後まで引きずりまわされ、「わかったようなわからないような」結論を呈示されても、「いや、これはそう思わせて、実はそうではないのではないか」と、その都度、時系列の異なる世界、見る角度が違う世界に参入し、それこそ本書中の〈私〉と同じ夢中遊行を何度も何度も繰り返してしまう。そういう意味では、〈私〉は読者自身であるともいえる(途中で読むのに挫折してしまった方は、脳髄の反射交感作用がしっかりしている証拠。喜ばしいことかもしれない)。

かくいう私も、何度も無限ループに陥ってしまったくちであるが、最近は、最後に示唆されている「●●●」解釈をあっさり受け容れて白旗をあげるのも良いかなと思っている。本当は、夢における失見当識とか、シミュレーション仮説の話までしたいが、あくまでレビューなので自重する。

とにかく他書ではありえない読書体験があなたを待っているので、手にとってみてほしい。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.289:
(5pt)

必読、としか言えない作品を集めた作品集

「瓶詰の地獄」3部構成が巧い短篇。極限状況下の男女を描いて鮮烈。
「氷の涯」公金横領を巡る活劇スリラー風の作品ですが、この著者故の奇想に満ちた中篇。
「ドグラ・マグラ」説明不要、というか誰も説明できそうもない奇想小説の極北。

3篇とも凄いですが、やはり「ドグラ・マグラ」は断トツで凄い。この小説については色々な人が色々書いているので、私も勝手に好きな事を書かせてもらいます。

実を言えば私も今、所謂「狂人」という状態というか、統合失調症に認定されていて、毎日薬を飲まないとまずい、或いはおかしくなるという状況で日々日常の営み(働いたり、食事したり、トイレにいったり、ジムでトレーニングをしたり、小説を読んだり、音楽を聴いたり等)をしておるのですが、では薬を飲み忘れたりするとどういう状態になるかと言えば、テンションが高くなって一睡もできなくなったり、ジムのトレーニングが全く疲れなくなったりという状況で暮らしております。
まぁ精神の病気といってもピンからキリまであるので、一般的に危険という事で病院で一生暮らさないといけないという人もいたり、私の様にあまり危険性がないという事で日々社会生活が許されている人もいるので、あまりこういう病名がついたからといって、危険に思われると心外ではありますが、実際に危険な人もいるので、あまりデカい態度は出来ないのも真実だったりします。

この小説でも主人公が無意識の内に人を殺した疑いを晴らさないとならないという、こういう病気だと思われ易い、危険なタイプのキャラクター設定になっておりますが、こういう人だけではないという事も一応言っておきたいです。危険な人もいますが。

この作品に関して言えば、アイデンティティの揺らぎはジャプリゾ「シンデレラの罠」の先駆、推理小説の枠組みを借りた奇想小説としてはオブライエン「第三の警官」の先駆的作品だと思いました。1935年の時点の日本でこういう作品が書かれていたという事実に驚きます。大西巨人氏の「神聖喜劇」と共に世界文学史の中で議論すべき小説だとも思いました。

「ドグラ・マグラ」は読んだ人100人が100人とも違う解釈をしたり、感想を持ちそうな作品。他の二篇とともに必読、としか言えない小説でした。是非ご一読を。
日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫(400‐4))Amazon書評・レビュー:日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫(400‐4))より
4488400043
No.288:
(1pt)

予想通り「変」な本

有名だから?読んでみましたが、3ページでギブアップです。愛好家にはたまらない本なんでしょうけれど、普通の読書人には無理!
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.287:
(4pt)

夢野久作の大作が無料

無料で大作が読めるなんて感激です。
電子書籍なのでどこでも見れますし。何度も読み返します。
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
4150002762
No.286:
(5pt)

本当に奇書か?

この小説では、その当時の状況では差別されるだろう精神障害者治療が、現在に通じるような状況で語られている。家族歴を調査することや開放治療をすることなど、この小説が書かれた時代に、どこからこのような現代的治療法を知り得たのか作者の経歴を見てもよくわからず、とても不思議だ。
一方では、人類が現れた遠い過去から話が始まり、日本のみならず中国の伝説も加わって、現在の事件を解決しようとする。そして読んでいる内にすべてが混沌として夢うつつの状態になる。夢中遊行に引きづり込まれそうになる
一冊に纏められた記録で事件は解決したように思うのだが、本当?読者による独自の解釈が必要かもしれない。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.285:
(2pt)

残念ながら。。

大人になったら、読んでみたいと思っていた1冊。
こんな形で出会えるとは思っていなかったけど、まあ、死ぬまでにはであえたということで。
僕の周りでは、それなりの知名度もあって、有名な作品であることは知っていたけど手に取ってみたのは(といっても青空文庫をキンドルでではあるけど)初めてだった。
久作氏の作品はこれのほかには、「少女地獄」しか読んだことがないのだけど、これは、無理だった。1/3ぐらいは行ったかもしれないけど、くどすぎて、もう、ページをくくる元気が出なかった。
別のシーズンにまた、再挑戦してみようと思った。
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
4150002762

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