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ドグラ・マグラ



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ドグラ・マグラの評価: 6.71/10点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.71pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全7件 1~7 1/1ページ
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

敬意をこめて1ポイント評価つけます

所謂「三大奇書」の一冊に数えられ、読むと精神に異常をきたすとも言われる今作。
確かに読んでいる途中で気が狂いそうになりました。読むのが苦痛すぎて。

正直凡人の私には殆ど内容の意味がわかりませんでした。
恥ずかしながら何度も投げたくなったのを、意地と義務感でなんとか最後まで読んだ形です。

とにかく読みにくい。
その読みにくさは、文章そのものが読みにくいというより、話の流れと全体像が掴めない故の読みにくさです。
文字を追っていき、その場その場の言葉の意味は理解できても、物語の内容がよく理解できずに何度も前のページに戻ったりしながら読みました。
作中の主人公同様、自分の居場所を見失うような錯覚すら覚えるほどです。

同じく三大奇書に数えられる『虚無への供物』が、現在では良くも悪くも普通のミステリになっているのに対し、この作品は良くも悪くも、現代でも(おそらく50年後も)唯一無二の空気を放っていると思います。

少なくとも自分は全く楽しめなかったということに加え、これほど尖った作品を中途半端にわかった気になったり良かった探しをして、中途半端な点数を付ける方が失礼にあたる気がしたので1ポイントにしました。
これはこの作品を評価した結果と言うより、10%程度しか理解することができなかった、私の理解度を示していると言うべきでしょうか。
もし100%この物語を理解出来たならば、その時は10ポイントをつけることになるのかもしれません。

マリオネットK
UIU36MHZ
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ドグラ・マグラの感想

圧倒的に読みにくい、今まで読んだ小説の中でトップクラスの読みにくさでした。しかし、それを無駄に感じさせない面白さを秘めているのも確かだと思います。
一番驚かされたのはこの作品が数十年前に書かれていたという点ですね、古さを感じるとかそういうことではなく、当時はもちろん現在においてもこれほど脳科学に焦点を当てた考え方をする人はいないのではないでしょうか(専門家を除く)。長い間、そして現在も、更にこれからも読み継がれていく小説であることには納得できます。

ちなみに、表紙は本作と無関係といっていいと思います。エログロも俺個人としては気になるほどではありませんでした。

▼以下、ネタバレ感想

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mkaw11
HAAP6CBX
No.5:
(8pt)

ドグラ・マグラの感想

日本4大ミステリー、第1の奇書。2015年読み納め。
(上巻) 幻想文学にしては科学的、探偵小説にしては幻想的な印象で、謎の提示は十分に魅力的。「キチガイ地獄外道祭文」は節をつけて読めばそこまで苦にならなかった。「脳は物を考える所にあらず」という言葉が印象的。
(下巻) 狂気を孕んだ科学と幻想。カットバックによって徐々に全貌が見えてくる構成は破綻を感じさせない。ラスト二行が(ネタバレ的な意味でなく)印象に残る。

水生
89I2I7TQ
No.4:
(7pt)

話のネタに

キチガイ地獄外道祭文はやばかった。
「違う違うと 言い訳したとて」 「それがそのまま 『キの字』の証拠と」
ここはやばい。違う、俺は病気じゃないと主張すること自体が、病識がない証拠だと。
実際、そういうとこあるよ。

決して面白いものじゃない。ぶっちゃけ、「俺はドグラ・マグラを評価しない」と言いたくもなる。
でもまあ、狂わされた幻術が込められてるところに敬意を評して。

また、ドグラ・マグラ作中にドグラマグラが登場するシーンは自分がどこにいるのかわからなくなる幻覚的なシーンだったと思う。(森博嗣氏の感想を若干引用)

AKAITOHMA
EM1N2AZO
No.3:
(7pt)

混沌とした世界


▼以下、ネタバレ感想

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鬼崎まなつぅ
3QC7T257
No.2:
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

これが奇書かぁ

噂の本を冬休みに一気読み。うーーん。実はよくわからないw でも凄い。話がよく分からないけど満足。途中何を読んでいるのかわけがわからなくなったよ。ネタにされるブウーンや、ちゃかぽこの由来を把握。
昔読んだ瓶詰の地獄ぐらいの長さが僕には丁度良いです。

えんじ
VGV1LYIG
No.1:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

奇書を読む(ドグラ・マグラ編)

圧倒的に面白い!エンターテイメント性だけを切り取っても同じく。一体この作品をどれだけ多くの人が影響を受けたのだろう。しかも、ここまで読んだ時の気分によって得られる感想や思いが変わってくる小説はそうそうないと思う。

現時点で一読したのみ、現在の感想を述べると、ストーリーよりもドグラ・マグラの存在が一番印象に残る。それは中に出てくる気狂をおこす書物というよりも、読み終えたあとに自分の手元にあるこの本そのものがである。
直感としてはシャボンのように表面の色が光や背景の加減などにより様々に変えていくものに近く、かつそれ自体があわせ鏡の中に存在しているため、私は完全にやられたくちだ。

読者によって思いは千差万別あるが、それをさらに千倍にしたようなものだろうと思うので是非とも読者間で話しをしたい。
文中でドグラ・マグラを登場人物が解説する部分が全てとは言わずとも言い得て妙な錯覚を起こし、何度も再読をしたくなる感覚に追いやられた。

読了後、本作の朗読版もあるため聞いているがこれでさえ終えたときには今書いた感想とはまた別の印象が残るのは分かりきっている。
ストーリーとしても納得出来るものでもあるし、これこそ読んでいるというより読まされていたと後から実感してしまった。

しかしどうしてくれようかこの手元に残ったこの本を。オススメしたくともどうにも上手く勧めることができないでいる自分がもどかしい。

最高です!

sashia
WX5QMNDA

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