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ドグラ・マグラ



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ドグラ・マグラの評価: 6.71/10点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.71pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ドグラ・マグラの感想

圧倒的に読みにくい、今まで読んだ小説の中でトップクラスの読みにくさでした。しかし、それを無駄に感じさせない面白さを秘めているのも確かだと思います。
一番驚かされたのはこの作品が数十年前に書かれていたという点ですね、古さを感じるとかそういうことではなく、当時はもちろん現在においてもこれほど脳科学に焦点を当てた考え方をする人はいないのではないでしょうか(専門家を除く)。長い間、そして現在も、更にこれからも読み継がれていく小説であることには納得できます。

ちなみに、表紙は本作と無関係といっていいと思います。エログロも俺個人としては気になるほどではありませんでした。

▼以下、ネタバレ感想

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mkaw11
HAAP6CBX
No.1:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

奇書を読む(ドグラ・マグラ編)

圧倒的に面白い!エンターテイメント性だけを切り取っても同じく。一体この作品をどれだけ多くの人が影響を受けたのだろう。しかも、ここまで読んだ時の気分によって得られる感想や思いが変わってくる小説はそうそうないと思う。

現時点で一読したのみ、現在の感想を述べると、ストーリーよりもドグラ・マグラの存在が一番印象に残る。それは中に出てくる気狂をおこす書物というよりも、読み終えたあとに自分の手元にあるこの本そのものがである。
直感としてはシャボンのように表面の色が光や背景の加減などにより様々に変えていくものに近く、かつそれ自体があわせ鏡の中に存在しているため、私は完全にやられたくちだ。

読者によって思いは千差万別あるが、それをさらに千倍にしたようなものだろうと思うので是非とも読者間で話しをしたい。
文中でドグラ・マグラを登場人物が解説する部分が全てとは言わずとも言い得て妙な錯覚を起こし、何度も再読をしたくなる感覚に追いやられた。

読了後、本作の朗読版もあるため聞いているがこれでさえ終えたときには今書いた感想とはまた別の印象が残るのは分かりきっている。
ストーリーとしても納得出来るものでもあるし、これこそ読んでいるというより読まされていたと後から実感してしまった。

しかしどうしてくれようかこの手元に残ったこの本を。オススメしたくともどうにも上手く勧めることができないでいる自分がもどかしい。

最高です!

sashia
WX5QMNDA

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