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孤島の鬼



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孤島の鬼の評価: 7.71/10点 レビュー 7件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.71pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(10pt)

ミステリ史上最高傑作。


▼以下、ネタバレ感想

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鬼崎まなつぅ
3QC7T257
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

乱歩の世界、ここに極まれり

明智小五郎の登場しない長編であり、殺人は起こるが、半分も読み進まないうちにあまりにもあっさりトリックが解明されてしまうので、多少拍子抜けするところはある。もちろんそのトリックは意外性をついたものではあるが、それは単なる「つき出し」に過ぎない。この作品の真の恐ろしさは読み進めていくごとに読者を引きずり込む、「闇」「狂気」「タブー」など、見てはいけないものへの恐怖と、それ以上にその見てはいけないものを見たいという歪んだ興味をどうしようもないほどに揺り動かされてしまう乱歩の筆力にある。
乱歩が故郷の三重を訪ねて交流した地元の風俗研究者に聞いて構想を得たと言われているが、「明智小五郎」「推理小説」の枠に縛られることなく、全く自由にのびのびと書きたいように書きまくっている。ある意味最も乱歩らしい作品である。なので好き嫌いは必ずありますが、乱歩の世界を感じたい方には必読の書。

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