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死の内幕



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死の内幕の評価: 4.50/10点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ミスマッチ

殺人を犯してしまったことを隠すために目撃情報をでっち上げたら、それにそっくりな人が現れてしまうという物語の入り、なんとも魅力的です。
複数のグループがそれぞれ事件の真相を追い求めていきながら、次第に絡み合ってくるのは爽快感がありましたが、どうも作風と合わないように思います。話の構成がしっかりしていて面白かったんですが、ユーモラスな文体と雰囲気にズレを感じずにはいられませんでした。個人的にはもっとハードボイルドな作風だったら楽しめそうです。消化不良感が否めません。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.1:
(4pt)

天藤作品にしては珍しい凡作

未婚の母と若い学者のカップルが男の結婚話からついカッとなり、押し倒した時に箪笥に頭をぶつけ、死んでしまうといったお昼のサスペンスのようなシチュエーションから始まり、女性の所属する陰妻グループの面々が架空の犯人をでっちあげた所、なんとその証言そっくりの人物が現れてしまうという、天藤ならではのユニークな設定であるが、読後はなんだか消化不足というのが印象だ。

事件は3つの面から語られる。
まずは陰妻グループの視点。
それから架空の犯人そっくりの男の、真相を探る会社仲間たちの視点。
最後に殺された学者の婚約者と同僚の視点。

通常ならばこれが色々と絡まりあい、丁々発止の駆け引きなどが予想されるのだが、期待していたほどではなく、意外とあっさりと真相へと収束するのである。
そして最後はなんとも煮え切らない結末。作者が途中で何となく持て余したような感じがする。数々の作品があればこのような凡作もあるわけで、天藤には次回に期待。

Tetchy
WHOKS60S

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