■スポンサードリンク


真紅のマエストラ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
真紅のマエストラ

真紅のマエストラの評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

すべてに正直な女?

欧米で大きな話題を呼び、映画化権も売れたという、英国の新人のミステリーデビュー作。華やかで奔放な悪女(ヒロイン)が天性の美貌と頭のよさで成り上がって行く、エロティックサスペンスである。
ロンドンの美術品競売会社に勤めるジュディスは、能力を発揮できないつまらない仕事にうんざりしていたのだが、ある日、自分が贋作ではないかと鑑定した絵画が競売にかけられることに疑問を持ち、背景を探ろうとして解雇された。当面の生活費を稼ぐために、バイト先のシャンパン・バーの指名客とリビエラへ行ったのだが、そこで、睡眠薬を飲ませた指名客が死亡してしまった。罪に問われるのを恐れたジュディスは、金を奪い、イタリアに逃亡する。そこで出会った大金持ちの豪華クルーザーに乗ることになったジュディスは、豪奢な生活と「なりたい自分になる」という欲望を満たすため、次々と犯罪を犯すことになった・・・。
主人公が悪女であり、犯罪を犯すことにさほど罪悪感を抱いていないことから反社会的で、しかもセックス描写が大胆なため、スキャンダラスな作品であることは間違いない。しかし同時に、女性が一人で完全犯罪を実行するサスペンスとしても良くできている。
好悪がはっきり分かれる作品であり、悪女に嫌悪感を抱く人にはおススメできないが、タブーに挑戦するストーリーが好みの方にはおススメだ。

iisan
927253Y1

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!