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あいにくの雨で



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あいにくの雨での評価: 6.50/10点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

「あいにくの雨で」の感想

最初のページを開くと、「13」と書いてあったので、これは何だ・・・と、考えながら読んで行きましたが、「13章」という意味の「13」ということで、1章の前に13章が掲載されていると言う構成でした(と、少し立ってからわかりました)。
この章で、最後の殺人が起きて、その構成された密室の謎を三人の高校生が解明する・・・と言うところから始まります(が、その時点では、犯人はわかっていません)。
でも、それまでに登場する人物名などが当たり前のように書かれているので、誰が誰だかわからないところもあって、途中の章から読むって言うのは、なかなか大変でした。

話は、如月烏兎(きさらぎ うと)の視点で語られますが、探偵役はどうやら獅子丸という烏兎の友人のよう(だと、最初に書かれている13章から推測されます)です。

最初から順に章を負うごとに、三人の関係や高校生活の実態などが明らかになっていきますが、なかなか青春ミステリとはほど遠い内容でした。高校生が主役で、その学校生活の様子が書かれているので、「青春ミステリ」なのでしょうが、どうも私たちが経験してきたような学校生活の様子じゃなさそうです。
作者を知らずに、そのコピーにだまされて本書を購入した読者は、驚いたことでしょうね(笑)

話としては、塔の内部で起こった密室殺人の犯人捜しと言う事になるのでしょうが、(ちょっとネタバレになりそうですが)こういった構成の仕方で、読む側(私も含めて)は上手くミスリードされていくんでしょうね。
やはり一筋縄では行かない作者のようです。

ただ、1章から13章までの話は、大変わかりやすく読みやすかったですが、最後の方は何かバタバタした感じで真相が明らかになっていったのは、ちょっと気に入りませんでしたし、話の中で、高校の生徒会組織に関する話も出てきて、その方の解決も気になる所なんですが、その後、どうなったのかわからないまま、何かあやふやな感じで終わっていたのも気になりました。

トラ
WFY887SY
No.2:
(7pt)

あいにくの雨での感想

烏有の弟、烏兎登場!雪の密室の謎解きから始まる切ない青春ミステリー!

ジャム
RXFFIEA1
No.1:
(7pt)

あいにくの雨での感想

冒頭いきなり第13章から始まり、そこで本編の連続殺人の密室トリックが解明されています。
密室殺人事件を扱う作品において、その冒頭でハウダニットを明らかにしてしまうという暴挙。
そしてフーダニットに関しても「糸くず」という決定的手掛かりを提示しています。
作者が麻耶雄嵩である事を考えると、いかにも「らしい」と言えるのですが、「フェイク」だと思った読者は多かったのではないかと思います。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O

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