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ネルーダ事件



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【この小説が収録されている参考書籍】
ネルーダ事件 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

ネルーダ事件の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

ラテン的混とん?

チリでは大人気という探偵カジョタノ・シリーズの中でも、アメリカやドイツでも好評を博したという話題作である。南米のミステリーというのは、今まで読んだことが無かったので興味津々だったが、ミステリーとしてはさほど感心する作品ではなかった。
1973年、アジェンデ政権が危機を迎えていたチリで、社会主義指導者であり、ノーベル賞を受賞した国民的詩人と称えられていたパブロ・ネルーダと出会ったカジョタノは、極秘にある医師を探して欲しいという以来を受けた。それまで探偵の経験など皆無だったカジョタノは、シムノンの「メグレ・シリーズ」を参考に、メキシコ、キューバ、東ベルリンを訪ねて手探りでの人捜しを続けるが、ネルーダの依頼には全く別の目的が隠されていた・・・。
当時の社会状況が混乱しているいる上に、依頼人のネルーダが相当に矛盾だらけの人物で、読んでいる途中で物語の方向性がまったく見えなくなってくる。読み終えるのに、かなりの忍耐を必要とする作品だった。

iisan
927253Y1

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