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0の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
0の殺人 (講談社ノベルス)
0の殺人 (講談社文庫)

0の殺人の評価: 7.86/10点 レビュー 14件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.86pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

綺麗にダマされました!

シリーズ2作目はいきなり作者からの注意事項が述べられている。それは「容疑者は4人で、さらにその容疑者は減っていく、したがって多くの方はこの事件の真相を見破れるだろうけど、百人に一人は見破れないかもしれない」といった趣旨の文章だ。
もちろん、一ミステリ読者としては見破れらいでか!とばかりに勢い込んで読むながら推理するがいやあ、ものの見事に百人の一人になってしまった。
コメディタッチの軽い文体はクイクイ読み進めてしまうので、推理が組立てられないまま、終わりに向かってしまう。でも本書においては真相を見抜けなかったことが全然悔しくなく、むしろ爽快感が得られる。これほど綺麗に騙されると非常にすがすがしい。読後、誰かに勧めたくなる作品だ。本当はもう一つ付け加えたい賛辞があるが、それをいうと頭のいい人は察してしまうので止めておこう。

しかし思えばこの頃から異色の存在ではあったんだろう、その後の彼のミステリ作家としての道のりはいわゆる新本格作家たちとは違う方向に進む。前述したゲーム『かまいたちの夜』の原作者という他ジャンルへの係わり合い、もう無くなったが電子書籍サイトE-Novelの立上げなど、様々なことにチャレンジしている。他のミステリ作家が本格ミステリの本道を極めんと内側に意識が向かっているのに対し、彼はミステリで何か他に面白いことが出来ないかと本という媒体を越えて興味が外側に向かっているのが特徴的だ。

さて『殺戮に至る病』が未読の私は本作が我孫子氏のベスト。したがって私は躊躇なく10点を献上する。ちょっと最近10点が連発しているが、これはまだミステリ初心者であった私が読んだ作品群であり、その初読の印象に基づいて採点していることによる。つまり島田氏から端を発する綾辻氏、法月氏、我孫子氏、歌野氏の一連の新本格作家達の諸作品が私にとってミステリの黄金体験なのだ。
10点の割には少ない感想だが、これは未読の方はぜひ読んで欲しい。軽~く読んで、スパッと騙されて下さい。

Tetchy
WHOKS60S
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

0の殺人の感想

冒頭に作者からの挑戦があり、容疑者も4人にまで絞られていて、さらに極めて簡単な問題と書かれていますが、真相は見抜けませんでした。この発想は素晴らしいですね。少ないページ数のわりには内容もしっかりしていてすごい傑作だと思います。

ほっと
2XKXV6EI
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

0の殺人の感想

冒頭にある作者からの注意。
――極めて簡単な問題ですからほとんどの人は、終幕前に真相を見破られることでしょう。
いやいや・・・見事にやられましたよ。上手い。ユーモアもありお手軽。

Lin
Y7I7W18A
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

0の殺人の感想

「やられた・・・」まさかの結末にあっぱれって感じたけど、ガックリきた。

▼以下、ネタバレ感想

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やられタスマニアデビル
XRZ79J4L

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