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0の殺人
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0の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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8の字屋敷で起こった、蜂須賀菊一郎殺しと河村美津子殺し。 最後に真相説明するのは、警視庁の速水恭三警部補の弟の慎二。 2つの事件とも、巧妙な殺人方法が取られている。河村美津子殺しの密室に関しては、ちょっと上手く行きすぎとは思うが。 菊一郎の死体が引きずられていた理由、常夜灯が交換されていた理由、左利きの話、空中に浮かんだボウガンの謎、ボウガンの意外な隠し場所等、すべてが合理的に説明されている。 8の字屋敷の特性も、犯行に上手く活かされている。 (この作品だけではなく、他の有名ミステリーもネタバレ) この作品は、作中に挙げられているような有名ミステリーのパロディーが随所に見られる。 凶器としてボウガンを使ったのは、『ユダの窓』。菊一郎殺しのトリックは『三つの棺』。この事件での河村美津子の役割は『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』。真犯人の設定は『スタイルズ荘の怪事件』など。 | ||||
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トリックというかその部分が弱い、隣のビルに飛び移るというのも、殺人事件ではあるかもしれないが、 弱いな~。 | ||||
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殺戮にいたる病があまりに素晴らしかったので購入しましたが、こちらはおおはずれ。こんなに偶然、偶然のオンパレードが続くと白けてしまう。これなら私でもかけそうだ。もうひとひねりあると救われると思うのだが、盛り上がりのない作品になってしまった。残念。 | ||||
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本作は速水三兄弟シリーズの二作目です。私は一作目の『8の殺人』から続けて読みましたが,前作を読んでいなくても何も問題はないと思います。 この作品には本章の前に『作者からの注意』という形で読者への挑戦状があります。その中で作者は容疑者を4人にまで絞ってくれており,しかも作中で容疑者が死んでいくということまで暗に示しています。読み進めていくとたしかに容疑者は減っていき,終盤までいった段階で「これは犯人当たってるんじゃないか!?」と思っていたんですが…。作者にしてやられてしまいましたが,久しぶりに推理小説で爽快感を味わうことができました。 本作の内容とは少し離れますが,私は前作の『8の殺人』を読んで「ユーモアミステリー」とい言葉を覚えました。我孫子武丸の作品の中にはそのように表現されるものも多いらしいです。私は本格ミステリーにユーモアなんかいらないだろうと思っていました。しかし,本作の最後にある解説で「笑い」と「ミステリー」の関係について書かれているのを読み,もう一度ユーモアというものを価値を考えないといけないなと思いました。もしよかったらそこも楽しんでみてください。 | ||||
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世の中には色々な事象があります。 殺人事件においてもそうで、色々な事象が起こります。 我孫子さん特有の少しコミカルかつ時に棘々しい、推理小説の面白さをしっかり引き出した物語が読者を魅了します。 きっと読んだ人は「ああ、こういうオチもあるんだなぁ」と感嘆するでしょう。 | ||||
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我孫子氏の初期の代表作である○○の殺人シリーズの2作目。一作目の8の殺人はいかにも新本格と言った王道の推理作品だったが、本作も王道の連続殺人推理もの・・・・・なのだが、冒頭で犯人候補は4人と限定され、しかもそれが連続殺人で次々死んでえいくのだから犯人当てるのは簡単・・・・・・という訳にはそれがいかないのだ。やや反則的な作品だが、シリーズならではのギャグと最後まで気が抜けない技巧をこらした展開は、さすが新本格作家の中でもとりわけトリッキーと評される我孫子氏ならではだ。タイトルも最後まで読むとそういうことか!と分かる。次のメビウスの殺人ではさらに反則的な方向に進むが、その布石とも言うべき作品だ。 | ||||
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主な登場人物は、資産家の老婦人とその弟。夫人の姪と甥の4人。 この4人が次々と死んでいく・・。 理由は?死のトリックは?という話。 途中は「そして誰もいなくなった」と彷彿とさせるが、種明かしを読んでみれば、似ても似つかない。 確かに、記憶にはないトリックではあった。 気に入っている読者もおられるようだが、小説としては私には受け付けられなかった。 なぜなら、あまりにも偶然に頼りすぎたストーリー展開だから。 ましてや飛行機事故についても、偶然(実際はテロ)の一言で片づけられては、読む気が失せてしまった。 | ||||
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すでに廃盤になっており手にいれるのに苦労しました 新しくまた出してほしいです | ||||
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トリックと言うか、この事件の真相は確かにやられた〜となります。 アイデアだけで言えば、綾辻行人の「十角館の殺人」と同等じゃないかと思います。 しかし、ユーモア・ミステリのユーモア具合が、 クドいと言うか、ちょっとしつこさを感じるのが残念。 著者が関西人だからかも知れませんが、私とユーモアのさじ加減が微妙に合わないような…。 全体的な面白さはデビュー作「8の殺人」より上です。 「探偵映画」「殺戮にいたる病」と並んで、著者のミステリとしての代表作でしょう。 | ||||
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多くを語るとネタばれになってしまうので、少しだけ。 「『殺人者』とはだれなのか?」 その一点だけの解答を見抜いてください。 最後の数ページで明かされる真相を読んだ時、すでに眼前にあった解答に気づくことになるでしょう。 | ||||
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異色中の異色ですね。こんなにも爽快な読後を得られるミステリはそうそうないです。一見すると,どうにも繋がらない個々の事件が最後の 最後でスピーディーに繋がっていく様には感動すら覚える。 本格的に謎解きを愉しみたい読者を唸らせる充実空間と,ユーモアと言うおよそこのジャンルには取り入れるのが難しい虚の空間をこれ程までに 上手く組み合わせてしまった作品を他に知らないな。芸術的快作だ。 | ||||
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異色中の異色ですね。こんなにも爽快な読後を得られるミステリはそうそうないです。一見すると,どうにも繋がらない個々の事件が最後の 最後でスピーディーに繋がっていく様には感動すら覚える。 本格的に謎解きを愉しみたい読者を唸らせる充実空間と,ユーモアと言うおよそこのジャンルには取り入れるのが難しい虚の空間をこれ程までに 上手く組み合わせてしまった作品を他に知らないな。芸術的快作だ。 | ||||
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推理小説の定番と思わせつつ、「推理小説」という形態そのものに疑問を呈するような、 ある種のメタ的な要素を含んだ作品といえるのではないでしょうか。 作者は「推理小説」を期待する読者をどこまでも翻弄します。 考えてみれば滑稽な話で、結局「殺人事件」を作り上げていたのは、 読者自身(或は、事件と疑ってかかった警部補たち)だったわけですね。 実際の事件を「推理小説」に当て嵌めようとする読者自身の心が起す“錯覚”を、 見事に利用してみせた良作です。 …とはいえ、いわゆる「推理小説」を期待された方には嫌われそうだ(笑)。 我孫子氏が、重苦しいミステリィよりも、エンタテイメントとしてのミステリィを 書くことに秀でた人だという認識の下に読んでいただければ、この作品の使った “反則技”も許容できるのではないでしょうか? | ||||
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なるほど、「0」の殺人とはこういう意味だったのですね。 怒涛の展開、って言葉が私の中ではピタリと当てはまるのですが。 悪いことって、本当に出来ないものです。サブタイトルは『天罰』なんてどうでしょう(笑)。 あまり類を見ない感じのトリック&結末なので、スタンダードなミステリに 飽きた方にはもってこいかもしれません。 ただ、このシリーズは良い意味でも悪い意味でも「ライト」です。 正直私は、本格派には必ずと言っていいほど添えられている『雰囲気を味わう』というものが、 当作品からは殆ど感じられませんでした。言うなれば、色々と身近過ぎる感じ? もちろんそれはそれで有りだと思います。雰囲気で小説の価値が決まるかというと、 絶対にそんなことはありません!決してつまらなくなかったし、我孫子先生の文章は楽しくて好きです。 あくまで私個人の感想なので、ご承知ください。 けれど綾辻さんの話を好む方には、あまりオススメできないです。 | ||||
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この作品は他の推理小説とは異なり、珍しく『第一幕』『第二幕』『第三幕』の前に、『犯人』の告白が挿入されている。 これにより、普通なら知ることの出来ないであろう『犯人』の心中をかいま見ることが出来る。 そのため、どういう風に殺人が行われるかをある程度、予測可能。 物語が進むに連れて次第に登場人物が減っていくので、この時点で真相が分かった人とそうでない人に分かれると思う。(笑) この物語を読み終えた後は、最後に挿入されている『カーテンコール』を読むと更に、楽しめるのではないか。 読み終えた後の脱力感が、何とも言えない。 | ||||
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速水3兄妹シリーズの2作目。 2作目といっても、1作目を読んでいないと話がわからないというタイプのものではないので、安心して人に薦められます。 | ||||
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「8の字殺人」と同じ主人公。次々に殺人事件が発生し、主人公の弟と妹が推理する。コメディチックで、すらすら読めるのは○。最後の謎解きも、面白かった。結構意外な結末だと…お勧めです | ||||
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この本読み終わった後のやられた感が たまりません。 マジですか!?ってな感じです。 推理物なんだけど、前書きで犯人も 絞っちゃうし、いろいろ考すぎて もうはめられた!と感じずにはいられませんです! | ||||
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速見三兄妹シリーズ第二作目です。今回は、最初に犯人が提示されます。それから色んな事件が起こるわけですが、最後には「巧くやられた!」と驚嘆の声をあげることに。前作の『8の殺人』に肩すかしを喰った人にも安心してお薦めすることが出来ます。読み終えたときにタイトルの意味を知ることに... | ||||
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本書を読了後、鼻息荒く叫んだ「こりゃ凄いぞ!」と。正直前作「8の殺人」を読んであまり肌に合わなかったので「このシリーズはもう読まなくてもいいかな」と思っていたのだが、それは大きな間違いだった。更に冒頭で「容疑者は4人」と作者自ら限定していたから「なんだか真相大したことなさそうだなぁ」と勝手に思い込んでしまったのだが、それも大きな間違いだった。いい意味で裏切られた。これだからミステリはやめられない。本書は傑作「殺戮にいたる病」にも引けをとらない傑作だと思った。 | ||||
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