■スポンサードリンク


8の殺人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

8の殺人の評価: 5.07/10点 レビュー 15件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.07pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全9件 1~9 1/1ページ
No.9:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

8の殺人の感想


 我孫子武丸のデビュー作。 8の形を模した屋敷での殺人劇、それを刑事を主役とする三兄妹でユーモラスに描いた作品である。

今となってはあんまり意外性のないトリックに落ち着いてしまっていること、ユーモラスさに分量を割いた結果かなり間延びした作品になっていることが瑕。 その点は0の殺人では払拭されているのであちら先に読むと一層その思いが深い。この作品は我孫子武丸のデビュー作を知りたいぐらいの想いが無いとお薦めできない。 ★は4つ。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

りーり
9EDFH0HC
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

短気は損気?

8の字の形をした特殊な設計の屋敷で、その屋敷を利用した殺人トリックを思いついたという犯人の独白から始まる作品。
その時点で「おー、そういうの大好きだよ!」と期待したのですが、非常にイライラしながら読むことになる話でした。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.7:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

新本格の入門書

現在ではミステリ作家としての名もさることながら、むしろゲーム『かまいたちの夜』の原作者の方が名の通っている感のある我孫子氏。私が彼の作品に触れたのは大学の頃で、まだこのソフトは発売されていなかった。逆に云えば、先に彼の作品を読んでいたからこのソフトに期待し、実際買いもした。

さて彼の作品の最大の特徴は当時ほぼ同時にデビューした綾辻氏、法月氏、歌野氏にはない、コミカルな作風にあるだろう。一読してビックリするのはものすごい軽さ。しかもページ数も他の3人に比べると格段に少ないので、あっという間に読めた記憶がある。
しかしやはり作風は異色とはいえ、最初のミステリは館物と、定型は守っているようだ。気づいてみれば綾辻氏、法月氏、歌野氏のデビュー作は全て館物だ(法月氏は舞台は学校だが、校舎も一つの大きな館だ)。

さて本作では8の字屋敷という、その名そのまんまの8の字の形をした屋敷で起こる2つの密室殺人を扱っている。
で、実は本作は私がもっとも早く犯人を見破った作品でもある。どの段階でと書くと、それだけでもうネタバレになってしまうので書かないが、もうそれはかなり早い段階だった。
だから第1の殺人に関するインパクトは非常に希薄で、逆に第2の密室殺人の方が強く印象に残っている。シンプルが故になるほど!と思ったトリック(?)だった。

この『8の殺人』はシリーズになっており、その後『0の殺人』、『メビウスの殺人』と続く。このシリーズは速水三兄弟という兄が刑事で弟が喫茶店経営、一番下の妹が大学生という3人が探偵役を務めているが、これがまず設定として成功していると思う。ホームズとワトソン2人ではなく、3人、しかも女性を絡めたのがミソだろう。この3人の掛け合いがボケとツッコミ、イジラレ役と絶妙なトリオをなしており、物語の潤滑油となっている。私は笑いこそもっとも難しい技術だと思っているので、我孫子氏が一番作家としては他の三人よりも長けているなぁと思ったものだ。ライトノベルに親しんだ学生がちょっと背伸びしてミステリに手を出そうとした時、我孫子氏の作品はいい入門書になるだろう。
薄さの割にはカー張りに密室講義も盛り込まれており、このへんがやはり他の新本格ミステリ作家同様、マニアであることを自称しているように取れる。この密室講義では古今東西の密室ミステリに触れられているがネタバレまでには至ってなかったように記憶している。

しかし我孫子氏のデビュー作である本書はミステリの水準から云えば、並程度と云えよう。本作はキャラクター性ゆえにこの作家を追いかけようと思った覚えがある。しかしその思いは次の『0の殺人』でいい意味で裏切られる。

Tetchy
WHOKS60S
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

8の殺人の感想

ノリが軽くてスラスラ読めました。
トリックは斬新さこそないもののなかなか面白かったと思います。

ほっと
2XKXV6EI
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

8の殺人の感想

スラスラ読めた。キャラクターがしっかりしててイメージしやすかったかな。0とメビウスも読んでみよう。

はやと
LP6O9U8L
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

8の殺人の感想

我孫子武丸さんデビュー作。
このシリーズは「0の殺人」を先に読んでしまっていたのですが、それにしてもこんな軽いノリだったんですね。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

梁山泊
MTNH2G0O
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

8の殺人の感想

殺人事件部分に関しては"本格"、ストーリー全体では"ギャグ"。つまらないこともないが、そこまで面白くもない。軽く読めるが、あまり印象に残らないでしょう。

BOY
IM7XWAPW
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

初めてのミステリー用

カーの不可能犯罪の面白さをとても分かりやすくした作品だと感じる。初めてのミステリーとして薦めやすい1冊。

Ariroba78
5M53WTS6
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

さらっと読める

速水三兄妹や木下刑事は、よい味を出していて楽しい。
ライトノベルの印象も受けるがちゃんと本格。さらっと読むのに丁度良い面白さだった。

Voxt
2E86AIVK

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!