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ダンガンロンパ霧切



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【この小説が収録されている参考書籍】
ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)

ダンガンロンパ霧切の評価: 6.40/10点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.40pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

ダンガンロンパ霧切の感想

5人の探偵たちが、特徴的な形状の建造物(天文台)に集められて・・・
ということで、あれやらこれやら色々な要素てんこもりなミステリを期待してしまいますが、本作は、とあるミステリ要素の一本勝負と言う非常に漢らしい一作です。
そしてそれがシンプルなものながら非常に良くできており、またシンプルゆえに読みやすく良作だと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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AliceinAbyss
RG0JBP5M
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

「初心者におすすめ」タグ追加しました!

雪に閉ざされた天文台を兼ねた館に集められた5人の探偵。
そしてそこで起こるバラバラ殺人事件。

ゲーム『ダンガンロンパシリーズ』のスピンオフ作品ですが、原作の予備知識は全く要りません。
むしろ完全に独立してるストーリーなので、そっちを期待した人の方が面食らうかもしれないです。

挿絵つき、美少女2人が主役、ラノベ・ティーン小説的な文章、2時間弱で読める中編といった文章量、と滅茶苦茶読みやすい作品です。
しかし、その内容は侮るなかれ最初に述べたあらすじの通り、極めて王道な本格推理小説で、「物理の北山」と称される北山氏に恥じない、理にかなったトリックも光る良作です。

この作品は推理ドラマや推理漫画などで、普段本とか殆ど読まないけど、推理小説にも興味を持った、という超ビギナーが身近にいた時、私は『十角館の殺人』よりも『そして誰もいなくなった』よりも、まず先にこれを薦めたい、と思うぐらい初心者におすすめの作品だと思います。
なので、有名作品というわけではないですが、「初心者におすすめ」タグをつけさせていただきました。(ついでに「クローズド・サークル」タグも)

マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ダンガンロンパ霧切の感想

ゲーム『ダンガンロンパ』のスピンオフ作品ですが、ゲームは知らないでも問題ない独立作品です。というか、ゲームでの要素はまったくありません。では、キャラモノ作品かと思いきや、そうでもなく、"ダンガンロンパ"や"霧切響子"の名称を借りたほぼオリジナル作品と言った感じで、ちゃんとしたミステリとして読めます。キャラクター要素が強いゲームと作家の組み合わせは結構良いと思いました。

まず、舞台設定が面白いです。
『犯罪被害者救済委員会』なる謎の組織が、何らかの事件の被害者に対して復讐をコンサル・サポートする。サポート内容は復讐する場所の提供、出所の分らない凶器やトリック、金銭の提供である。
また舞台には探偵が呼ばれ、犯人は探偵に真相を見破られず、見事切り抜ければ復讐と新たな人生の獲得。探偵に真相が見破られれば、最悪を代償として受ける事になる。ここら辺はデスゲーム系のノリを感じます。

読者には予め、『黒の挑戦』という名目で事件に何が提供されているのかわかるのが面白い。
最初に、天文台を舞台にしたバラバラ殺人と提示されます。誰がどんな方法で事件を起こしたか推理をする楽しみもありました。

トリックが仕掛けられる金田一少年やデスゲーム系の作品が好きなので、個人的には当たり。
ミステリとしてもキャラ小説としても、さらっとした軽い小説で、物語の舞台の紹介が主に置かれた印象ですが、今後も期待できるシリーズとして楽しみになる作品でした。

egut
T4OQ1KM0

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