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ブラックボックス



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブラックボックス
ブラックボックス (朝日文庫)

ブラックボックスの評価: 7.00/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ブラックボックスの感想

現在の食の問題に関して書かれた社会派小説。
社会派ミステリーとまではいかない。著者からの啓発・啓蒙小説という立ち位置か。告発までは行かないであろう。
そういう意味では、かつて大きな話題となった有吉佐和子氏の「複合汚染」に似たようなスタンス。でも、決してルポではなく娯楽小説である。
食の問題の中身については、2010年頃の作品なので、現在では、世間的にほぼ知られた内容ではある。ただし、当時著者が相当情報を収集し、取材・調査された様子がうかがえる。当時の意欲作である。
また、単なる食の問題だけに的を絞っているわけではなく、食品加工場における外国人労働者、技能実習生の問題についても、ある程度丁寧に記述されている。

500ページほどあるが、上記のようなスタンスではあっても読みにくくはなく、サラっと読んでしまう。読み易い。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

IT化が進む現代の裏には。私の教訓になりました。

私たちが日常生活で口にしている野菜をテーマにしたサスペンスです。
温度や光量などをシステムで制御し、自然環境に左右されない農作物が栽培できるようになった昨今、
ほとんどの野菜がオールシーズン入手できるようになりました。

しかし、その実態はブラックボックス化、
つまり企業秘密となっており、具体的にどのような工程で野菜が栽培されているかは分かりません。
無農薬など安全・安心と謳っていても、規制のかかっていない薬の投入によって
直接的な影響はないまでも、私たちの体に吸収されていく。

システム化によって農業に限らず、多くの分野で効率化がもてはやされていますが、
その裏には黒い影が潜んでいることも。

かくいう私は来年度からシステムエンジニアとして職を得ますが、
システムを作る側の目線だけではなく、システムを利用する人、またそのシステムに関わる人すべてに配慮した
システム設計ができるエンジニアになります。

ytk5296
FQM1X7FQ
No.1:
(8pt)

野菜を食べるのが怖くなる

アレルギーやアトピーの子どもって、自分が子どもの頃に比べて明らかに増えていると思います。
データを取ったわけではありませんが、感じます。

コンレチェ
2BUE1WP0

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