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リライト



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リライトの評価: 8.17/10点 レビュー 6件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.17pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

リライトの感想

筒井康隆の「時をかける少女」のオマージュですが、雰囲気が大好きな作品です。
過去と現在とが交互に語られますが、毎回ごとに違和感が膨らんで行き、怒涛のように繰り返してきます。展開が早く、なんだ、なんだ、なんだ。。。と圧倒的な迫力でストーリーが進んで行き、ラストにぶっ飛ぶような展開がまっています。
こっ。。これはつかれるわ・・・。なお、ラストのオチも一品でした。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

リライトの感想

「史上最悪のパラドックス。完璧にして無慈悲な収束」の帯に釣られて読了。序盤から既に違和感だらけで、身構えてラストに挑んだが、予想の遥か上を行く理不尽でどうしようもない結末。来るはずのものが来ない矛盾。SFにおける原因と結果の因果関係の最悪の使い方、大好きです

ほっと
2XKXV6EI
No.1:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

リライトの感想

読み終わって、何だこれは・・・。と、放心。
あらすじにて最悪と銘打っていましたし、こんな事も起きるだろうなと思いつつも、読まされるとなかなかの衝撃です。

タイムトラベルもので、過去が変わってしまった所から始まり、同級生も謎の死を遂げていき、何が起きたのか?と、この手の本が好きな人にとっては見慣れた設定です。
ラベンダーの香りがする錠剤で時間を移動する設定など、筒井康隆『時をかける少女』を筆頭に、時間移動を扱う、いくつかの本を感じますが、それらとは違う独特の味がありました。

章区切りで、1992年、2002年、1992年、2002年…と時代を交差させて話が進みます。
小説で最後に収束するよくある構成と感じるのですが、本書の面白い所は冒頭より過去が変わってしまった謎を活かし、前後の話の辻褄が合わさっていないと感じる所です。読み進めても自分が理解していた設定と異なっている気がして、なんだか嫌な感じで混乱します。過去が変わっていく不安感を読者へ巧く体験させていると思いました。

伏線回収の良い点とは逆に、タイムパラドックスについて細かな設定や矛盾を感じる粗さがあります。
それを覆い隠すかのように勢いよく話を展開して力技で押し切られた気持ちもありますが、読了まで良い意味で呆然とさせられ記憶に残る作品となりました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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