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(短編集)

ふたたびの虹



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【この小説が収録されている参考書籍】
ふたたびの虹―推理小説
ふたたびの虹 (祥伝社文庫)

ふたたびの虹の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ふたたびの虹の感想

「ばんざい屋」という小料理屋を営む女将とその客達の人間模様が描かれた短編集。
ポイントは、女将にはそっとしておきたい何らかの過去があるということ。
よって、短編集のようにはなっているが、女将の過去が少しずつ明らかになっていく構成になっており、先を楽しみながら読み進めることが出来た。
それぞれの短編は、季節感に溢れ品よくまとめられている。味わい深い作品集だ。
ただ、それぞれの短編に添えられる事件·出来事は、無理やりミステリー調に仕上げられており、その顛末もやや都合よく粗雑な面も否めない。
もう少し、日常のよくある出来事として軽めに書き込んでいたら、この短編集もより上質な仕上がりになっていたのでは無いだろうか。
ただし、読後感は大変よろしい。
それも含めて、以上のことより、アマゾン評価3点のサイト評価6点と評価したい。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

癒しミステリ-の快作

小料理屋(おばんざい屋)の女将が客の起すミステリ-と女将自身の過去の謎、そして恋愛模様を描いた連絡短編集です。
個人的にこの手の内容はあまり手に取るよう事はないんですが、柴田さんのファンですから読んでみました。

お客さんの起すミステリ-にそんなに無茶もなく、自然な解決や主人公女将お人柄、料理の描写など気づけばどっぷりはまってました。
短編ですが、つながりがあって終盤の女将の過去に迫る部分も古道具屋の主人の役回りも良く、本当にふんわりして自然で読後感がよかったです。
京の家庭料理「おばんざい」を食べてみたいです。

続編の「竜の涙」も文庫で出たようなので、期待しています。

タカタソン
HU0OGV5Q

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